Xiaomiから11インチタブレットの「Redmi Pad SE」が販売されています。1年前の2022年10月に Helio G99を搭載する「Redmi Pad」が販売されていますが、CPUをHelio G99からSnapdragon 680とし、ディスプレイは10.61インチから11インチへと僅かに大型化。
海外ではメモリ 4GB / 6GB / 8GBのモデルが展開されていますが、2023年10月12日現在のAmazonで販売のモデルは4GB版となり 価格は21,800円。Xiaomiのタブレットが2万円ほどで購入できることは、大きな魅力です。
引用元・販売元
Xiaomi Redmi Pad SEのスペック
他の中国ブランドのこの価格帯のタブレットでは、明るさ 350 nitsの製品が多いなか、本製品はやや明るい 400 nitsの液晶を搭載し、90Hzのリフレッシュレートにも対応しています。
ただし、中国新興ブランドのタブレットが、LTE対応、GPS搭載の製品が多いなか、本製品はシンプルなWiFiモデルです。
▼海外では、メモリ 6GB / ストレージ 128GB、メモリ 8GB / ストレージ 256GBのモデルも販売されていますが、以下は10月12日現在 Amazonで販売のメモリ 4GBモデルの仕様です(メモリ・ストレージ以外は共通です)。
CPU | Snapdragon 680、8コア |
GPU | Adreno 610 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11インチ、解像度 1920 x 1200、IPSパネル、90Hzのリフレッシュレートに対応、、明るさ 400 nits |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 搭載、GPSは未確認 |
LTE | 未対応 |
カメラ | リア 8百万画素、フロント 8百万画素 |
バッテリー容量 | 8000mAh |
サイズ(本体) | 255.53 x 157.98 x 7.68mm、478g |
OS | MIUI Lite、Android 13 ベース |
その他 | 4スピーカー、アルミ製ユニボディ |
▼CPUにSnapdragon 680を搭載するタブレットは多くないのですが、事例としては以下の記事にて実機レビューの「CHUWI HiPad Max」があります。
上の記事にて記載していますが、Snapdragon 680のAnTuTu ベンチマーク v9のスコアは約25万となり、多くのタブレットに搭載のUNISOC T618や Fire HD 10に搭載のMT8183と同水準のベンチスコアと体感レスポンスです。より具体的には、Web サイトのブラウジングや動画視聴、ショッピングやSNS関連アプリの普段使いでは、上位のHelio G99と大きな差はなく動作します(スリープからの復帰時などでは、Helio G99がよりキビキビと動作すると感じることもあります)。
▼TeclastやALLDOCUBE、CHUWIなどの中国ブランドも含めて、この価格帯(2万円前後)で 4スピーカーを搭載する端末は多くなく、こちらもメリットの一つです。
その他のスペックの補足は以下です。
- XiaomiやLenovoなどの大手ブランドのタブレットはGPSを未搭載のことが多く、本製品においても明記されていないことから、GPSを未搭載と思われます。ちなみに、AliExpressでのセンサーの情報は、「Virtual ambient light sensor、Accelerometer(加速度計)、Hall sensor(磁気センサー)とあります。
- 繰り返しの記載ですが LTE に未対応です。また、動画配信サイトの動画を高画質再生可能なWidvine L1の対応状況の記載はありません。
- 未使用のストレージを仮想的にメモリに割り当てる「拡張メモリ」にも未対応です。
外観
軽さと見た目の美しさに貢献する「アルミ製ユニボディ(アルミ削り出し)」であることも、本製品の特徴の一つです。ただし、同じくアルミ製ユニボディを採用する、1年前の以下の「Redmi Pad (SEでないモデル)」のリリース時には、アルミ製ユニボディも新鮮でしたが、今となっては、2つ目のリンク先記事の製品のように、アルミ製ユニボディの製品も増えつつあります。
Xiaomi Redmi Pad、Helio G99搭載の10.61インチタブ。ユニボディの美しいデザインに4スピーカーを搭載
N-One NPad X 実機レビュー、Helio G99搭載でキビキビと動作の10.95インチ Android 13タブレット
▼背面は、グレイ、グリーン、パープルの3色展開。
▼以下の画像では質感は伝わりにくいものの、実機は画像よりも質感は高いものと推察します(私の他のユニボディの製品の使用感より)。ディスプレイ面のベゼル幅は一般的な太さです。
まとめ
中国新興ブランドのタブレットのように、LTEに拡張メモリに対応する全部入りではありませんが、メモリ 4GBモデルのAmazon 価格は 21,800円と低価格なうえに、アルミ製ユニボディを搭載しています。
Snapdragon 680は、多くのタブレットに搭載のUNISOC T618と同水準のベンチマークスコアとレスポンスとなり、普段使いでは遅さを感じることなく動作します。
無名ブランドのタブレットの場合、実機を使用して初めてわかる課題もあったりしますが、Xiaomi 製品の安心感はメリットの一つです。
▼Snapdragon 680搭載、4スピーカーで競合する製品は こちらの「CHUWI HiPad Max」。
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