7インチ LTE対応のUMPC、Atom Z8350搭載で安価なPeakagoがリリース予定 | Win And I net

7インチ LTE対応のUMPC、Atom Z8350搭載で安価なPeakagoがリリース予定

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

YOGAスタイルのUMPCとして、今度はAtom Z8350を搭載する7インチのPeakagoがIndiegogoサイトにて出資を募っています。デザイン、コンセプト的には、GPD Pocket 初代から始まった7〜8インチのUMPCと同じ。GPD Pocket、One Mix、CHUWI MiniBookなどの同カテゴリーのPCと比較すると、エントリークラスのZ8350を搭載し可価格を抑えつつも、LTE対応版もあり、利便性を高めていることが特徴。

参照元

Idiegogo サイト

 

2020年4月30日 追記。Peakagoのドンキ版とも言うべき、7インチの格安UMPC「NANOTE」がリリースとなりました。詳細は以下の記事を参照。
ドンキより税抜19,800円のUMPC「NANOTE」がリリース。2台目のUMPCとしても魅力の格安機
ドンキから7インチの格安UMPC 「NANOTE (ナノート)」がリリースです。5/1から店頭販売となりますが、その価格はなんと税抜 19,800円。格安機のため、CPUはAtom Z8350、メモリ 4GB、64GB eMMCと必要最低限...

Peakagoのスペック

ハイスペックで高価格帯のOne Mixシリーズ、オリジナルのGPD Pocket、ややスペックとおとし価格を抑えたCHUWI MiniBookと比較すると、CPUをエントリーのAtom Z8530とし、より価格を抑えた製品がPeakago。製品版として正式販売された際の価格はより高くなりますが、ファンディングの最小構成は269ドル。

 

▼Indiegogoサイトに掲載のスペック。

比較対象をSurface Go、iPad Pro、Lenovo YOGA 720とするのは、価格・コンセプトに相違から無理があるように感じます。モデルとしては、メモリ 4GB / eMMC 64GB、メモリ 8GB / eMMC 128GB、メモリ 8GB / eMMC 128GB / LTE対応の3モデル。

 

スペックについてのコメントは以下。

  • Atom Z8350のため負荷のかかる使用には向かず、Webサイトの閲覧やWordなどのライトユース向け。
  • このクラスとしては珍しく、メモリ 8GB版も用意されているのはよいこと。
  • ストレージは64GBあるいは128GBのeMMCですが、大量ファイルを保存しないのであれば、64GBでもWindowsの大型アップデートにも耐えることができます。
  • IPSパネルであることは当然として、解像度を落とさずFHDとしていることは立派。しかも、360°回転機構がありタブレットモードでも楽しめるため、タッチパネルを搭載。
  • OSはWindows 10 Home Sモードですが、Microsoft ストアからのアプリインストールのみの制限を受けます。ただし、通常のHomeに簡単に移行できます。
  • LIEモデルのSIMはnano SIMではなくMicro SIM。
  • WiFiは11a/ac対応ならさらによいのですが、11b/g/n対応。
  • ポート類は、USB Type-C、USB 3.0、Micro HDMIと一通り揃っています。
  • 製品仕様に記載はありませんが、Z8350搭載でもありファンレスでしょう。これはOne Mixなどの上位機と比較するとメリット。
  • LTE対応バンドの記載はありませんが、「日本対応」との明記はあります。多くの中国製端末と同様に、ドコモ系・Y!mobileには(ドコモ系の山間部は厳しい地域もありそうですが)対応していることでしょう。

 

▲3つのバージョンの価格構成。ファンディング価格ですが、正式リリース後は価格アップとなります。

LTE対応なら一択ですが、WiFi版の場合にはメモリ 4GB版がおすすめ。8GB版の339ドルでは、より高スペックで質感高く8インチのCHUWI MiniBook Gemini Lake N4100版がおすすめ。価格差 60ドルですので。

 

▼Peakagoと同じく、CPUにAtom Z8350を搭載するPCの使用感。高速タイピングを行うと、画面の文字反映が僅かに遅れる現象もあり、ライトユース向けとの割り切りが必要です。

AIWO 737A2 実機 使用感のレビュー。190ドルながらもライトユースなら十分なレスポンスでキーボードも快適
Apollo Lake N3450、あるいはAtom Z8350を搭載する13.3インチのファンレスノート「AIWO 737A」。このうち、Z8350を搭載する737A2につき、先日の外観レビューに続いて使用感などのレビューです。全般的には...

▼Windows 10 Home Sモードの解除(通常のHomeへの移行)は、簡単に行うことができます。

Surface GoのWindows 10 S モードを即解除。S モードの解除手順を画像で概説
Surface GoにプレインストールされているOSはWindows 10 Sモード。インストールできるアプリはMicrosoft Storeでダウンロードできるものに限定されるため、Google Chromeさえインストールできずにかなり...

Peakagoの外観と機能性

外観とキーボードにおいては、以下のGPD Pocket 初代やOne Mix 2Sをプラスチック製にし、ブラック化したようなイメージ。

GPD Pocket 実機の外観レビュー、質感の高さ・ディスプレイの鮮やかさは特筆もの
Jumper EZBook 3 Pro、Chuwi Hi10 Proと海外通販サイトより中国製PCを購入した私ですが、常に気になっていたのがGPD Pocket。7インチにして、Atom Z8750 / メモリ8GBを搭載したUMPC(ウル...
One Mix 2S 実機の外観レビュー。精巧・精緻な造りも、キーボードはサイズ的に難あり
2月5日に注文し出荷督促のうえに2月27日に受領したOne Mix 2Sですが、約5時間使用の後にまさかの起動しない事態に。返品修理となること濃厚ですが、そうなるとおそらくは最短2週間ほどは手元にない状況になるため、起動しないままに外観の実...

 

▼ディスプレイはタッチパネル。ディスプレイが360°回転するYOGAスタイルであり、タブレットモード・スタンドモード・テントモードで楽しむことができます。

 

▼こちらの画像はキーボードの確認用として掲載。タッチパッドの代替としてポインティングデバイスが装備されていることも、One MixやCHUWI MiniBookと同様。

▲キーボードの質感的にはわるくはない印象。7インチの小さなキーボード、しかも GPD Pocket 初代とOne Mix 2シリーズと同様に変則的なキー配置と、一部のキーのサイズが主要キーと異なることにより、快適なタイピングは厳しいでしょう。

私がGPD Pocket 初代とOne Mix 2Sを数週間使用した範囲では、サイト記事編集を行うべく何度も長文のタイピングをトライするも、慣れでカバーするのも難しい状況でした。

その点、以下の8インチのCHUWI MiniBookはキーサイズが大きいこともあり、慣れるとほどほどに快適にタイピングできます。

CHUWI MiniBook 実機レビュー。サクサク動作のCore m3-8100Yに明るい液晶、タイピング感も想像以上。これで5万円台とは満足度高し
7インチのUMPCのキーボードがイマイチだったため、8インチのUMPCにも抵抗があったのですが、CHUWI MiniBookの実機はその懸念を吹き飛ばす出来栄えです。Core m3-8100Yのサクサク動作に明るい液晶、想像以上に快適なキーボード。これで5万円台とは恐るべしコスパ

 

▼ポート類は、SDカードスロット、Micro HDMI、USB 3.0、USB Type-Cと一通り揃っています。One Mixシリーズと同様に、ポート類は片方のサイドに集中していますが、ポートの位置が近いため、逆サイドにUSBポートがあると私好みなのですが。

 

Idiegogo サイトにて公開されているプロトタイプの動画も含め、複数の動画がアップされていますが、製品の詳細は確認しやすいのが以下。IPSパネルの視野角は良好ですが、やはり7インチのため小さいのは当然として、上の画像と同様に厚みを感じます。

まとめ

私は以前から、スペックを控えめにし価格を抑えたUMPCのリリースを熱望していたのですが、Atom Z8350とは少しスペックを落としすぎ感もあります。もう少しCPUが上位であるとよいのですが、そうするとCHUWI MiniBookのGemini Lake N4100版とバッティングしてしまいます。

CPUはさておき、このPeakagoのリリースにより低価格のUMPCが盛り上がることに期待。PeakagoはLTE対応もあり、わるくはない選択肢。どうせなら8インチ版もあるとさらによいのですが。

参照元

Idiegogo サイト

 

▼メモリ 8GB、ストレージ 128GBのPro版の場合、以下のCHUWI MiniBookのGemini Lake N4100版との価格差は60ドル。この価格差なら、MiniBookがおすすめ。

https://winandinet.jp//entry/banggood-chuwi-big-sale/

 

2020年4月30日 追記。Peakagoのドンキ版とも言うべき、7インチの格安UMPC「NANOTE」がリリースとなりました。詳細は以下の記事を参照。
ドンキより税抜19,800円のUMPC「NANOTE」がリリース。2台目のUMPCとしても魅力の格安機
ドンキから7インチの格安UMPC 「NANOTE (ナノート)」がリリースです。5/1から店頭販売となりますが、その価格はなんと税抜 19,800円。格安機のため、CPUはAtom Z8350、メモリ 4GB、64GB eMMCと必要最低限...
タイトルとURLをコピーしました