意外と安い?OneGx1、あらためてスペックと特徴を確認してみた | Win And I net

意外と安い?OneGx1、あらためてスペックと特徴を確認してみた

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

ONE-NETBOOK OneGx1が、Amazonや海外通販サイトにて予約販売となりました。7インチに第10世代のCore i5-10210Yを搭載し、別売のゲームパッドも用意されている ゲーミングを主な目的としたUMPC。最安構成ではBanggoodでは約9万円、Amazonでも約10万円弱と、OneMix 3シリーズなどのONE-NETBOOKの他のPCと比較すると「意外と安い」イメージです。

OneGx1のスペック

OneMix 2, 3シリーズより安く感じるのは、ディスプレイの解像度が2.5KではなくFHDであることも影響しているように思います。ゲーミングに特化した感もあるOneGx1であり、また、UMPCではFHDでも十分です。

CPU Core i5-10210Y
GPU Intel HD Graphics 615
メモリ 8GB / 16GB DDR3
ストレージ 256GB / 512GB PCI-E SSD、SATA M.2 2242サイズの空きポートあり(注)
ディスプレイ 7インチ、IPS、解像度 1920 x 1200、10ポイント タッチパネル
WiFi WiFI 6
Bluetooth 4.2
ポート類 USB 3.0、USB Type-C(フル機能)、USB Type-C (3.0)、Micro HDMI
バッテリー容量 12000mAh 3.7V
サイズ(本体) 173 x 136 x 21mm、623g
OS Windows 10 Home
その他 RGB(カラフルに光るバックライト)キーボード、ビルトイン デュアルスピーカー、国内販売品は技適取得済み

(注)M.2 2242サイズの空きポートは4G/5G通信モジュールと兼用

LTE版の対応バンドは以下(Nano SIM対応、ONE-NETBOOKからいただいた情報をそのまま掲載しています)。

  • LTE-FDD:B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28
  • LTE-TDD:B41
  • Up to 2 x CA:B1+B1/B8/B18/B19/B26/B28;B3+B3/B8/B18/B19/B26/B28;B41+B41
    WCDMA:B1/B3/B6/B8/B19

 

▼こちらの画像はOneMix 3Sのものですが、OneGx1も同様に、M.2よりも小さなMicro PCIe SSDを搭載しています。惜しげも無く、ハイエンドのパーツを投入するONE-NETBOOKですが、ここは価格や汎用性を考慮し、2242サイズのM.2 SSDでもよかったように思います。

 

▼私の使用経験のないCore i5-10210Yですが、Geekbench 5のCPUベンチマークスコアを確認してみました。上はCore i5-10210YのOne Mix 3 Pro、下は私が使用しているCHUWI MiniBookや、One Mix 3などで搭載のCore m3-8100Yのスコア。

▲オフィスソフトなどのレスポンスの目安となるシングルコアのスコアは大きな差ではないため、普段使いのレスポンスはCore m3-8100Yと同様にサクサク。マルチコアには大きな差があり、ゲームなどで威力を発揮するでしょう。ただし、GPUはインテル謹製のHD Graphics 615のため、負荷の大きいゲームは厳しそう。

 

▼引用したCore m3-8100Yのレスポンスは以下の記事を参照。

CHUWI MiniBook 半年使用後の再レビュー。サクサク動作、意外と快適なキーボードなど、購入して後悔なしのUMPC
CHUWI MiniBookを2019年11月から利用し約半年 経過しましたので、あらためて使用感を振り返ってみます。全般的には、当初のレビューから変わることなく、Core m3-8100Yによるサクサクなレスポンスで、購入前に懸念していた...

OneGx1の外観と機能性

これまで情報が小出しとなっていたOneGx1。当サイトでは小出し情報を扱っていなかったこともあり、情報に疎くなっているのですが、これまでのOneMixシリーズと同様に、アルミ製ボディの質感は高そうに見受けられます。また、私はゲームを行わないのですが、そのデザインには惹かれるものがあります。

 

▼この角度からのデザインも物欲を駆り立てるものがあります。他のUMPCと異なり、エッジの部分が斜めにカットされているなど、小技的な要素も盛り込んでいます。

▲▼以下のOneMix 1Sと同じブルーですが、シルバー・グレイ・ブラックの色展開があるといいかも。

 

▼RGB機能付きのキーボード。7インチのキーボードのため、私のOneMix 2Sやドンキ NANOTEの使用感では、快適タイピングとはいかないと思いますが、キーの配置としては比較的良好でしょうか。

 

▼スペックと価格が全く異なるため参考にならないのですが、こちらは引用したドンキ NANOTEのレビュー記事。OneMix 2Sにせよ、7インチでの快適タイピングはかなり厳しく、慣れると1,000文字程度の文章では大きな苛立ちもなくタイピング程度。ただし、小さなキーをタイピングしにくいため非効率です。

ドンキ NANOTE、実機のベンチマークスコアと1週間使用の体感レスポンス
ドンキのNANOTEを使い始めて1週間ほど経過しましたので、ベンチマークと体感レスポンスについて記載します。税別 19,800円と安価なこともあり、CPUにはAtom Z8350と必要最低限。このため、Webサイト閲覧などのライトユースでも...

 

▼背面のポート部分の周囲はイルミネーション付き。個人的には、このイルミネーションはなくてもいいかも。

 

▼フル機能のUSB Type-C、USB 3.0、USB Type-C (3.0)と左右対称のポート類、両側の通風孔とデザインもよいものです。

▼dual copper heat pipeとあり、2つのヒートパイプは銅製。また、3モードのカスタムセッティングとの記載もあり、ヒートシンク・冷却対応にもこだわりのあるOneGx1です。ファンが2つもあると、その音量にも気になるところですが、カスタムセッティングで制御できるものと思います。

OneGx1の価格(最安構成)

ハイエンドを追求するあまり、UMPCとしては高価な製品が多いONE-NETBOOKの製品ですが、OneGx1は「意外と安い」ように感じます。

以下はCore i5-10210Yを搭載するOneGx1とOne Mix 3S Proの比較です。最小構成では、OneGx1の839.99ドルに対して、One Mix 3S Proは959.99ドルと、OneGx1が100ドル以上安くなっています。Banggoodでのセール価格の影響もあるのか、メモリ 16GB、SSD 512GBに容量をあわせると、OneGx1は1,017.99ドルとOne Mix 3S Proよりも高くなります。

ONE-NETBOOKの製品、OneGx1の懸念は、OneGx1の価格が安く感じると言っても、そのスペック故に他のUMPCよりも高価であることと、初期不良。私が購入したOneMix 2Sは電源が入らない・充電ができない初期不良で返品。一部の製品に同様の事例が散見されるだけに、(確率としてはごく僅かかと思いますが)念のための情報として記載します。

 

▼BanggoodでのOneGx1、メモリ 8GB、SSD 256GB WiFi版。日本円換算では91,780円(7/4時点)。ちなみに、Amazonでは98,780円となっています。

 

▼BanggoodでのOne Mix 3 Pro、メモリ 16GB、SSD 512GB。日本円換算では104,891円(7/4時点)。

 

タイトルとURLをコピーしました