Alder Lake-N N95を搭載するミニPCのうち、私が知る範囲で最安となる製品が Amazonで販売の「NiPoGi GK3 Plus」。2023年7月23日現在の販売価格は 2,500円オフのクーポン利用により 18,898円と格安ですが、2018年に発売のハイエンド寄りのノートPCと同水準のレスポンスとなり、Excelなどの在宅勤務での用途では、ストレスなく快適に動作します。
NiPoGi GK3 Plusのスペック
海外では「GK3 Plus」の同一モデル名にて複数ブランドから販売されており(つまりはOEM製品)、以下のスペックは海外販売モデルの情報とあわせて掲載しています。
なお、メモリ 8GB / SSD 256GB版のスペックを掲載していますが、メモリ 16GB / SSD 512GB版も販売されています。
CPU | Alder Lake N95、4コア4スレッド、最大 3.4GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | DDR4 8GB |
ストレージ | M.2 SATA SSD 256GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | 11 b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、HDMI x 2、VGA、有線LAN |
サイズ | 128 x 128 x 51.5mm、386g |
OS | Windows 11 Pro |
上のスペック表は、以下の記事で実機レビューのN95 ミニPCのリファレンス機(複数のブランドから販売)とも言える「Beelink S12」のスペック表に基づき編集しました。サイズは S12がコンパクトですが、大きな相違としては、S12はPCIe SSDを搭載、NiPoGi GK3 PlusはVGAポートを装備しています。
▲Amazonの製品紹介では、N95のGeekbench 5のスコアは N100より高いとありますが、以下の記事のとおり 一般的には N100はN95より やや高いスコアです。ただし、体感レスポンスは同水準です。
その他、NiPoGi GK3 Plusのスペックの補足は以下です。
- 海外展開の他社ブランドの同モデルでは、M.2 SSDポートは「SATA / NVMe (PCIe)の双方をサポート」とあります。これにより、NiPoGi GK3 Plusも同様と思われます(断定はできません)。
- 外観ではヒートシンク状の物が見えていますが、ヒートシンクではなく、通風口のデザインによるものです。
- USBは4ポートと十分ですが、USB-Type-Cは未搭載です。また、映像出力は、HDMI x 2、VGAの3系統。
- Amazon、海外通販のAliExpressともに動画が公開されていますが、メモリスロットを確認できず、オンボードの可能性があります。
- 2万円未満の価格ながらも、Windows 11 Proを搭載しています。
NiPoGi GK3 Plusの外観
外観については、他社ブランド 同モデルをメインに掲載します。サイズは128 x 128 x 51.5mmですが、ミニPCとしては一般的な大きさです。
▼全面樹脂製のボディですが、N95 / N100搭載 ミニPCはコスパ重視となり、私が知る範囲では(レビューした複数の製品も含めて)他製品も樹脂製です。なお、2.5インチ HDD/SSDは天板を開いて増設する仕様です。
▲通風口は多くありませんが、省電力のCPUで静音仕様。内部の温度やCPUファンの音量を気にする必要はありません。
価格情報
冒頭に記載のとおり、メモリ 8GB / SSD 256GBモデルの場合、2023年7月23日現在のAmazonでの販売価格は 2,500円オフのクーポン利用により 18,898円。その他の格安モデルとしては、TRIGKEY Green G4もありますが、私が知る範囲では本製品が最安クラスです。
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