2018年4月末から販売されているマウスコンピューターの11.6インチノート「MB11ESV」。Apollo Lake Celeron N3350を搭載し、アルミ製ボディでMacBook Airに似た雰囲気を持つのが大きな特徴です。
マウス公式サイトには掲載されず店頭販売モデル(Amazon・楽天市場でも販売)となっており、そのリリースのニュースを見落としていたのですが、今さながらにスペックと特徴を確認してみました。
画像引用元:マウスコンピューター ニュースリリース
MB11ESVのスペックと特徴
MB11ESVのスペックを、当サイトで何度か紹介している11.6インチノート「Jumer EZBook X1」「Teclast F5」と比較してみました。なお、国産としてはコスパ度の高いマウスコンピューターですが、中国メーカーでも特に価格が安く質感の高いJumper / Teclastと比較すると分が悪いため、参考までの比較です。
▼比較対象としたTeclast F5は以下の記事を参照。Jumper EZBook X1はTeclast F5と同じOEM元ですが、メモリ・ストレージ容量・デザインが異なります。
さて、スペックに表れない事項も含め MB11ESVの特徴は以下です。
CPUはCeleron N3350を搭載
CPUはApollo Lakeの2コア Celeron N3350を搭載。手元に同CPU搭載機がないのですが、以前 海外通販サイトよりお借りしたJumper EZBook SEが Celeron N3450を搭載していましたので、レスポンスなどは以下の記事を参照ください。
同記事に掲載のエントリークラスの CPUの体感レスポンスでは、下から順にAtom Z8350、 Celeron N3350、N3450となります。Webサイト閲覧などのライトユースでは、 Celeron N3350 / N3450には大きく体感できるほどのレスポンス差はなく、数MBクラスの画像編集で僅かに体感できるか否か程度の差です。
私はN3450相当のPCを常用していますがサクサクと動作しており、この意味ではWebサイト閲覧・動画視聴・余程大きなファイルを扱わないオフィスソフトでは、Celeron N3350でも十分でしょう。
メモリ 4GB、ストレージ 64GB
エントリー機では一般的な、メモリ 4GB、ストレージは64GB eMMCを搭載しています。メモリを大量に使用するGoogle Chrome(1GB~2GBを消費することも多い)において、万一 ストレージにスワップするような状況でもHDDよりも高速なeMMCですので、スワップして極端に遅くなることもなく、普段使いではメモリ 4GBで十分。
64GB eMMCはサブPCとして使用するのであれば(写真・音楽・動画を大量に保存するのでなければ)、まずは不足することはないでしょう。ただし、Windowsの大型アップデートの場合には以下の記事のようにバックアップファイルを削除するなどの対応を行ったほうが無難。
アルミ製ボディの外観、その他
どちらかと言えば無骨な外観のマウスコンピューターのなかで、このMB11ESVの大きな特徴はそのスタイリッシュな外観にあります。アルミ製ボディにMacBook Airによく似た外観は、MacBook Airのクローン的な製品が多い中国メーカー製PCにも共通するものがあり、「もしや中国製PCのOEMでは?」と思ったりもします。
▼他の特徴として、見出し下の画像のとおり指紋認証対応や、本体のポート類は電源を兼ねるUSB Type-Cのみながらも、付属の変換アダプター経由によりUSB 3.0 / HDMIと一通りのポートを備えています。欲を言えば変換アダプターなしで無線マウスを常用できるよう、本体にUSB 3.0ポートがあればよかったかも。
まとめ
2018年10月14日時点の価格は、Amazonは39,800円、楽天市場での最安は税込37,584円(ビックカメラのアウトレット価格)と国内メーカー製としてはなかなかのコスパ度であり、国内メーカーのスタイリッシュで格安ながらもサブ的に使用するPCが欲しいとの要望には、間違いなく「買い」となります。
悩ましいのは、中国メーカー製まで目を向けると同価格帯でCPUはワンランク上、SSD搭載の機種が購入できることでしょうか。
▼悩ましいのは、以下の記事で掲載の中国メーカーのPCの存在。性能・機能ともにMB11ESVより優位となります。
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