2021年11月現在では、都内のスタバなどで ほとんど見かけることのない MacBook Air 11(13.3インチは時おり 見かけます)。私も MacBookとしては M1 MacBook Air、あるいは MacBook Pro 15 Retina Late 2013を利用し、手元にある MacBook Air Mid 2011を使用することは ほとんどないのですが、久々に起動し使用してみると、Webサイトのブラウジングや記事編集などでは、まだまだ現役続行との判断です。
今回は、約10年落ちとなった MacBook Air 11 Mid 2011の、2021年11月現在の使用感などを記載します。
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ベンチマーク、体感レスポンス
ベンチマークとしては、2021年11月にも新規リリースのPCに搭載されることの多い Gemini Lake (Celeron) N4100と同水準。Windows 10とmacOSの相違もあり、体感レスポンスは N4100以上のように感じます。
また、エントリークラスのWindows PCでは、OSの更新時に CPU使用率が100%となる時間が長くなるのですが(レスポンスはかなり悪化)、macOSの場合には この現象がないことが大きなメリットとなり、体感レスポンスに大きく影響しています。
10年落ちの MacBook Air 11 Mid 2011ですが、後述の解像度が低いことに許容できれば、快適タイピングのキーボードと相まって、Webサイトのブラウジングや記事編集程度なら、まだまだ現役で使用できるとの判断です。
▼MacBook Air 11 Mid 2011のGeekbench 5におけるシステム情報。
CPUは インテル 第2世代のCore i5-2467M、メモリ 4GB。OSは macOS 10.13.6 (High Sierra)
▼こちらは Geekbench 5のCPUベンチマークスコア。
上から順に、MacBook Air 11 Mid 2011のCore i5-2467M、Windows PCのPentium Silver N5000とGemini Lake N4100。macOSとWindowsの相違もありますが、体感レスポンスに直結するSingle Coreのスコアは、Pentium Silver N5000とGemini Lake N4100を上回っています。
▼比較対象とした Windows PCのレビュー記事はこちら
- MAL-FWTVPCM1、Pentium Silver N5000搭載 8インチ UMPCの実機ベンチマーク
- CHUWI Hi10 X 実機レビュー、Gemini Lake N4100搭載でHi10 Pro / Airより快適さは大幅アップ、WiFiの安定度も大きく改善
▲▼こちらはアダプターを介して換装した M.2 SSDのベンチマークスコア。SSDの容量アップを図る場合、M.2 SSDが安上がりで ベンチスコアもアップします。
▲▼使用した 変換アダプターはこちら。
▲▼換装にあたっては、以下のOSクローンアプリが便利です。
快適なタイピング環境
M1 MacBook Airのキーボードも快適ですが、MacBook Air 11のキーボードも同等以上に快適です。本記事は MacBook Air 11を使用して編集しているのですが、M1 MacBook Airよりも しっかりとしたタイプ感・押し込み感があり(一般的なWindows PCと比べると ストロークは浅いのですが)、リズミカルに高速タイピングが可能です。
タイピング感の好みは人それぞれですが、個人的には M1 MacBook Airのシザー構造のキーボードよりも、MacBook Air 11や以下のMacBook Proのキーボードが好みです。
ディスプレイ
MacBook Air 11 Mid 2011にて、10年落ちの時代・期間を感じるのが ディスプレイの表示品質。11.6インチ、解像度 1366 x 768のディスプレイですが、視野角としては WindowsのTNパネルよりも広いものの、解像度が低いために、テキスト表示のジャギー(ギザギザ)が目視でき、また 淡いために長時間の使用では眼精疲労に直結しそうです。
ただし、11.6インチで同解像度の以下のPCと比べると(視野角が狭く、発色もイマイチ)、MacBook Air 11のディスプレイは十分に実用的です。
また、11.6インチで同世代の以下のThinkPadと比較しても、MacBook Air 11は上質です。
まとめ
久々に MacBook Air 11 Mid 2011を起動し、記事の編集などで数時間使用しました。2021年11月現在でも販売されている Gemini Lake (Celeron)N4100以上のベンチマークスコア・体感レスポンスと、快適タイピングのキーボードにより、まだまだ現役続行との判断です。
低解像度のディスプレイは、テキストのジャギー感や淡さも感じますが、安価なWindows PCのTNパネルと比較すると、発色・視野角ともに良好です。
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