私はMacの場合、未使用時に電源を切らずにスリープにしているのですが、Mac miniが異様に重たくなっていました。アクティビティモニタを開いてみると、メモリ 16GB搭載しているにもかかわらず、スワップ使用領域が9GB超になっており、遅いHDDにスワップしています。
タブを多く開いているChromeを終了してみたり、一部のキャッシュを削減してみたりと対応してみたのですが、基本に戻り Macを再起動することにより、スワップは解消。やはり、定期的なMacの再起動は必要と痛感しました。
スワップ使用領域 9GB超の状況
スワップ使用領域が9GB超となったのは、メモリ 16GBを搭載するMac mini Late 2012です。メモリ 8GBのM1 MacBook Airや MacBook Pro、MacBook 12インチでは、これほどにスワップする状況はなかったのですが、最近では最も使用頻度の高いPCがMac miniであったこと、長期間 電源を切ることなく 未使用時にはスリープであったことが要因の一つです。
▲「アクティビティモニタ」の「メモリ」の状況。
起動しているアプリは、Finder / Google Chrome / 写真 / Libre Officeの表計算との記憶ですが、Chromeのタブを20個ほど開いており、メモリ 16GB搭載にもかかわらず、スワップ使用領域が9GBになっています。また、圧縮メモリが1GBとなっているのも気になります(極端に多い部類ではありません)。
SSD + HDDのFusion DriveのMac Mini Late 2012ですが、HDDにスワップしていることもあってか、時々 Webを開くのも遅い状況で プチフリーズも発生しています。
メモリ圧縮、スワップのMacのシステム的な対応
Macにメモリ不足が生じた際のメモリ確保のシステム的な対応ですが、Mac Fanの記事がわかりやすいです。
上記の記事からの引用は以下です。
- メモリが不足すると、Macは最初に「メモリ圧縮」を行う。これは、アクティブではないメモリ領域を圧縮してスペースを空ける機能ですが、当該機能はプロセッサが行っており、レスポンスの悪化につながる。
- 「メモリ圧縮」後もメモリ不足に陥ると、アクティブでないメモリ領域をHDDやSSDに 退避する「スワッピング」が行われる。
Windows PCも含めて、HDDに替わりSSDが主流となり久しいのですが、スワップする場合にもHDDよりSSDが圧倒的に速いため、SSD搭載機ではスワップしていることを(私の場合には)それほど感じません。
今回、大幅なメモリ不足が生じた Mac miniは、SSDとHDDのFusion Driveであるため、HDDにスワップが生じ、レスポンスが悪化の要因の一つだったのでしょう。これも含めて、Fusion Driveの解除、SSDのメイン利用を検討しています。
Macの再起動で、スワップは解消
一時的な対応となり、Macを同じ使い方・長期間にわたり電源を切らずにスリープとした場合には、同じ状況(大量のスワップ)となりますが、Macの再起動でスワップは解消です。
▼再起動直後の一時的な状況ですが、Google Chromeのタブを10個程度開いても スワップ使用領域はゼロに。
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