上の写真は、CPUにCore i5-7300Uを搭載する「富士通 LIFEBOOK U937/R」ですが、Core i5-8350Uを搭載する後継の「LIFEBOOK U938/S」の中古品が、Amazonにてタイムセール価格 29,580円で販売されています(2024年3月30日現在)。
同水準のベンチマークスコア・体感レスポンスのPCとしては、Alder Lake-N N100を搭載するPCが売れ筋ですが、2018年に発売の中古品ながらも、13.3インチにして 約800gの超軽量ノートでもあり、人気の中古モデルの一つです。
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LIFEBOOK U938/Sのスペック
2024年3月30日現在、中古で流通のLIFEBOOK U938/SのCPUは、インテル 第7世代 Core i5-7300U、インテル 第8世代 Core i5-8250U / Core i5-8350Uを搭載の3つのモデルがありますが、今回紹介のモデルは Core i5-8350Uのモデルです。
なお、Core i5-7300Uは 2コア 4スレッド、Core i5-8250U / Core i5-8350Uは 4コア 8スレッドと、大きな相違があります。
▼今回紹介のAmazonで販売の中古品のスペックは以下です。
CPU | Core i5-8350U、4コア8スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics 620 |
メモリ | 8GB、12GBまで増設可能 |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレイ | 13.3インチ、IPS パネル、解像度 1920 x 1080、非光沢 |
WiFi | 11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | 4.1 |
ポート類 | USB A x 2、USB Type-C、HDMI、有線LAN |
サイズ | 309 × 212.5 ×15.5mm(突起部含まず)、約799g |
OS | Windows 11 |
その他 |
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▲▼ Amazonの製品紹介からは読み取れない事項も含めて、スペックの補足は以下です。
- メモリは8GBとありますが、オンボード 4GB + スロット 4GBかと思います。スロット側は、上のU937/Rの事例と同様に、ユーザーで換装することができます。
- SSDは M.2 2280サイズのSATA接続・PCIe接続の双方に対応していますが、どちらを搭載しているかについて、製品紹介に明記されていません。おそらくはSATAかと思われます。
- Core i5-7300Uなどのインテル 第7世代以前のCPUの場合、Windows 11に正式に対応していませんが、Core i5-8350Uの本製品は、Windows 11のシステム要件を満たしたうえで 正式に対応しています。このため、今後のWindows 11の更新において、未対応などの懸念はありません。
Core i5-8350Uのベンチスコアと体感レスポンス
Core i5-8350Uのベンチマークスコアと体感レスポンスの詳細は、以下の記事を参照を参照ください。ここではポイントのみを掲載します。
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▼上の画像は、Core i5-8350UのGeekbench 5のスコア、下の画像は コスパの高さで人気のAlder Lake N100(事例として上の記事でレビューの「Beelink EQ12」)のスコアです。
概ね同水準となり、Web サイトのブラウジングや YouTubeなどの動画視聴、Excelなどの画像編集では、遅さを感じることなく サクサクと動作します。
キーボードなどの使用感
私は、U938/Sとスペック違いのU937/Rを自宅で、U938/Tを会社で使用していますので、キーボードなどの使用感を簡単に記載します。
- U938/Sは2018年に発売のPCですが、13.3インチにして約800gと超軽量、マグネシウム製の筐体は、2024年の現在も魅力です。
- キーボードはストロークが浅く、多少の底打ち感があります。タイピング時に多少の力を要するものの、一般的にはタイピングしやすいキーボードです。
- U937/Rの電源は専用のDC-INのみですが、U938/Sは USB Type-C経由の給電・充電も可能です。65Wクラスの汎用のUSB Type-C 電源アダプターを使用することができます。
- 前述のとおり、メモリの空きスロットを一つ備えていますので、DDR4 メモリを換装することができます。私は、U937/RとU938/Tともに メモリを増設して使用しています。以下の記事にて、U937/Rで試したように、オンボード 4GB + スロット 16GBの合計 20GBでも動作することと思います。
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▲▼U937/Rと同様に、底板のネジを外して底板を開き、メモリとSSDを換装することができます。
中古PCとしての注意事項
U938/Sに限らずですが、私が同年代の複数の中古PCを購入したなかでの、中古PCとしての留意事項を記載します。
- 液晶においては、色合いなどが大きく劣化している製品はないものの、少なからず コーティング剥げなどはあります。
- バッテリーの劣化度は、製品によってバラつきがあり、「部屋間の移動などの短時間のバッテリー動作でよい」などの割り切りが必要です。私の会社では、同型でスペック違い(Core i5ではなく Celeron搭載)のU938/Tを使用していますが、バッテリー動作可能な時間は 1時間半程度。U938/Sもビジネスモデルであり、使用期間・時間が長いと思われ、概ね同程度のバッテリー持ちと認識ください。
- 天板や底板に汚れがある場合、以下の記事で掲載の「激落ちくん」の使用により、汚れの程度によっては、かなり綺麗になります。
価格情報
ヤフオクのOSなしの中古品は、1万円台でも購入できる U938/SのCore i5-8350Uモデルですが、2024年3月30日現在のAmazon タイムセール価格は 29,580円。Amazonでは多くの販売店から同モデルが販売されていますが、割安な価格設定です。
なお、Core i5-8350Uを搭載する 12インチクラスの中古PCとしては、「Let’s note CF-SV7」「Lenovo ThinkPad X280」などがあります。Yahoo! ショッピングでは、これらの製品がより安価で販売されている事例も多いです。
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