Let’s note、12インチ お手頃価格の中古 5製品。スペック比較と実機の使用感、特におすすめの製品 | Win And I net

Let’s note、12インチ お手頃価格の中古 5製品。スペック比較と実機の使用感、特におすすめの製品

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

通販サイトで人気の12インチクラス「Let’s note」の中古ですが、4製品を買い揃えましたので、スペックの比較とおすすめの製品を記載します。

10インチクラス、12インチクラスともに、期間の経過とともに通販サイト主流となる中古品も変動していますが、2024年8月現在のおすすめはズバリ「CF-SV7」。CPUは インテル 第8世代 4コア8スレッドのCore i5-8350U、Thunderbolt 3を搭載しています。

 

Let’s note 12インチ、5製品のスペック比較

比較対象とした Let’s noteは、中古で購入のCF-QV8 / CF-SV7 / CF-SZ5 / CF-XZ6、CF-SZ5とCPU違いのCF-SZ6です。また、以下の前提としています。

  • 中古のため、少なからず液晶とバッテリーは劣化していますが、これらを考慮せず、バッテリー容量も未掲載です。
  • Let’s noteは頑丈さをアピールしている一方、中古は傷・凹み・筐体の一部に欠けなどのある製品が多いことに注意が必要です。
  • OSは販売店側で Windows 11を導入している事例が多いですが、標準搭載のOSも含めて未掲載です。
  • CF-SZ6とSZ5の質量は、ドライブレスモデルの質量を掲載しています。
  • メモリ 4GB モデルの販売がある場合にも、表中のメモリは8GBとしています。

 

 

スペックの補足は以下です。

  • 「CF-QV8」はYoga スタイル(ディスプレイが360度回転)の光沢・タッチパネル、「CF-XZ6」は 本体・キーボード分離式の2-in-1の光沢・タッチパネルです。
  • 中古価格の相場は製品毎で異なりますが、基本スペックとしては、Alder Lake N100 程度の実力となる、第8世代 4コア8スレッドのCPUを搭載する「CF-QV8」と「CF-SZ7」が優位です。その他の製品のCPUは 2コア4スレッドとなります。
  • また、「CF-QV8」と「CF-SZ7」は、Thunderbolt 3に対応のUSB Type-Cを搭載することもメリット。これにより、USB Type-C 経由の給電のほか、映像出力、外付けグラボなどを接続することもできます。
  • 5製品ともに、キーボードのキーストロークは浅いのですが、タイピング感は良好です。

 

ベンチマークスコアの比較

以下の記事にて、Geekbench 5とCINEBENCH R23のベンチマークスコアを一覧化していますが、うち、軽めのベンチマーク・Geekbench 5における 上記の5製品のスコアをあらためて掲載しました。なお、比較対象の基準として、以下の記事などでレビューのAlder Lake N100を搭載のミニPCとしています。

PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標

CINEBENCH R23、ミニPC・ノートPC 30製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標

 

▼比較対象はこちらのAlder Lake N100 搭載のミニPC

SkyBarium T-BOX Pro、N100搭載 ミニPC レビュー。73mm幅 超小型の筐体に Alt モードのUSB-Cを装備

 

▲コスパの高さでミニPCやノートPCでの搭載事例の多い「Alder Lake N100」のベンチスコアを上回っているのは「Core i5-8365Uを搭載のCF-QV8」のみ。ただし、Core i5-8350Uも同レスポンスとなり、N100 / Core i5-8365U / Core i5-8350Uともに、Web サイトのブラウジング・動画視聴・ExcelやAccessなどでは 遅さを感じることなく動作します。実際、当記事は「CF-QV8」を使用して編集していますが、快適に動作しています。

なお、Core i5-7300U / Core i5-6300Uの場合、普段使いでは大きな体感差はなく、時おり「僅かに遅いかも」と感じる程度です。

また、Core i5-7200Uを搭載するPCを所有していませんが、「CF-XZ6」と同程度のベンチマークスコアと体感レスポンスです。

 

実機レビューのポイント

所有する4製品の実機レビューのポイントについて記載します。なお、「CF-QV8」はレビュー中のため、レビュー記事へのリンクはありません。

また、「CF-SZ6」を所有していないためにコメントを掲載していませんが、筐体は「CF-SZ5」と同じ、レスポンスも同水準です。

CF-QV8

2019年10月の発売と5製品では最も後発であり、Thunderbolt 3搭載など スペックは最も充実しています。また、他の4製品よりも薄く、デザイン的にもよいものです。さらには、「CF-XZ6」と同様に、液晶のアスペクト比は 3 : 2であり、16 : 10よりも縦に長く、Web サイトやExcelなどでの縦の情報量が多く重宝します。

ただし、CF-XZ6 / RZ5 / RZ4なども同様ですが、Let’s noteのタッチパネルは 品質がイマイチ・劣化が速い・課題が散見のイメージがあります。実際に、私が購入のCF-QV8 / XZ6 / RZ5ともに 液晶に課題ありでした。

また、他の4製品と比較すると、キーボードのキーが縦に短く、また、「無変換」「変換」キーが極端に小さいです。すぐに慣れますが、留意事項として掲載します。

 

▼Let’s note タッチパネルを搭載のPCの不具合事例

Let’s note CF-QV8、不具合のある液晶の状況。中央の黒帯と右サイドの縦ラインの事例

Let’s note CF-XZ6、Windows 11とドライバーのインストール手順。クリーンインストールにより不具合解消、ホイールパッドも動作

Let’s note CF-RZ5 レビュー、中古購入も快適動作、 Surface Go 初代やUMPCよりも実用的

 

▼実機レビュー記事、製品情報はこちら。

Let’s note CF-QV8 レビュー、実機の使用感。中古で購入も、PCの作り・デザインはよく、キーボードも快適

Let’s note CF-QV8、12インチ 2.8K 解像度、Core i5-8365U搭載の中古PCが4万円切りで販売中

 

▼程度が良好な中古品は 3万円台となり、2024年8月現在の中古としては やや高価です。このため、価格優先の場合には 価格の下落待ちがよいとの認識です。

 

CF-SV7

2024年8月現在のイチオシが、こちらの「CF-SV7」。上記の「CF-QV8」との比較では、ベンチマークスコアは大きな差はなく、Web サイトのブラウジング、ExcelやAccessなどの在宅勤務においては、遅さを感じることなく動作します。

また、「CF-SZ6 / SZ5」は給電可能な USB Type-C ポートがない一方、「CF-SV7」は「CF-QV8」と同じく、給電・映像出力可能な USB Type-C ポートを備えていることが大きなメリット。Thunderbolt 3対応であることから、以下の記事に掲載の外付けGPU ボックスを接続することもできます。

なお、「CF-SV7」と「CF/SZ5 / SZ6」の外観において、サイズ感はほぼ同じですが、上記のUSB Type-Cのほか、ポート類の配置が異なります。私としては電源ポートが左サイドにある「CF-SV7」の配置が好みです。

Let’s noteにGPU ボックス経由の外付けグラボを接続し難なく認識。使用した機器と接続手順

 

ただし、「CF-SV7 / SZ6 / SZ5」は厚みがあり、そのサイズからパームレストが狭いため、使い始め当初はタイピング時に多少の違和感を感じることもあろうかと思います(すぐに慣れます)。

 

▼実機レビュー記事はこちら

Let’s note CF-SV7 レビュー、実機の使用感。中古 1万円台でCore i5-8350U、Thunderbolt 3搭載でお買い得

 

▼Amazonでの販売事例は 22,880円(訳アリとの表示があります)

 

CF-SZ5

価格優先では「CF-SZ5」もわるくはない製品です。「CF-SV7」と比較すると、ベンチマークスコアが低い一方で、Web サイトのブラウジングや動画視聴などの普段使いにおいて、大きく体感できるほどのレスポンスの相違は感じません。

強いて言えば、Windowsの更新時など、バックグラウンドでシステムプロセスが動作している際には、多少のレスポンスの相違を感じます。

なお、筐体・デザインは「CF-SV7」と同じですが、電源は専用のDC ポートとなり、USB Type-Cを未装備です。また、Windows 11のシステム要件を満たさず、販売店側でWindows 11を導入している場合、今後の更新にて対象外となる可能性もあります(CF-XZ6、CF-SZ6も同様に、Windows 11のシステム要件を満たしていません)。

 

▼実機レビュー記事はこちら

Let’s note CF-SZ5 実機レビュー、849gと軽量でレスポンスもよく、液晶も綺麗、購入して後悔なしの12型ノート

Let’s note CF-SZ5にWindows 11をクリーンインストール。インストールのポイントとWin 11の使用感

 

▼Amazonでの販売事例は 18,000円

 

▼こちらは「CF-SZ6」の販売事例です。販売価格は 21,000円

 

CF-XZ6

Let’s noteのなかでは人気がなく、タッチパネルに不具合のある製品が多いためか、安値での販売事例が多いのが、こちらの「CF-XZ6」。私は「タッチパネル不具合」のジャンク品を購入しましたが、Windows 11の再インストール、ドライバーの入れ直しで復旧しました。

液晶にやや淡さを感じますが(劣化度合いの個体差かと思います)、スリムなキーボード、タッチパネルにより 使い勝手は人気のない割には良好で、程よい中古品の場合には 大穴的な存在です。

 

▼実機レビュー記事はこちら

Let’s note CF-XZ6 レビュー、中古購入だが 3 : 2の縦長液晶は使いやすく、まだまだ現役続行

 

▼Amazonでの販売事例は 24,799円。ヤフオクとは大きな価格差があり、中古の程度の見極めしだいでは、ヤフオクをおすすめします。

 

まとめ

国内通販で人気の12インチクラスのLet’s note 中古の5製品のスペック比較の記事でした。このなか、特におすすめの製品は、Core i5-8350U(あるいは Core i5-8250U)を搭載する「CF-SV7」。普段使いでは遅さを感じることなく動作する基本スペックに、Thunderbolt 3に対応のUSB-Type-Cを搭載していることが大きなポイントです。

繰り返しとなりますが、中古のために以下の事項に留意が必要です。

  • Let’s noteは全般的に 企業の営業で使用の端末が多く、頑丈さをアピールする一方で、傷・凹み・ボディの一部に欠けのある端末が多いです。
  • 他ブランドの中古ノートも同様ですが、液晶においてコーティング剥げ・色むらなどの劣化、バッテリーの劣化を前提とする必要があります。なお、Let’s noteの純正バッテリーは、楽天市場やYahoo! ショッピングにて販売されていますが、他社のノートPCのバッテリーと比較すると割高です。

 

なお、Let’s noteの中古は複数のショップから販売されており、中古の程度・MS Officeの付属・ショップにより 価格は様々ですが、2024年8月12日時点の価格事例は以下です(文中に記載の価格より抜粋)。なお、私の場合、上で掲載の4製品は、ヤフオク あるいは Yahoo! ショッピングにて購入しています。

タイトルとURLをコピーしました