旧モデルの iMacのターゲットディスプレイの機能において、Windows パソコンを接続して利用できる・できないの様々な見解があります。今回、Mini DisplyPortを装備する「iMac 27インチ Mid 2010モデル」にて、Windows 10 パソコン 5台を試してみたところ、外部GPUを搭載しない Core iを搭載の統合型GPUのパソコンでは、簡単に接続・macOSと切替できました。
ノートパソコンにおいては、画面を閉じるとmacOS側に切り替わる現象もありますが、ミニPCの接続においては、在宅勤務での終日利用でも 安定動作しています。
ターゲットディスプレイの前提
当記事を参照されている方には、ターゲットディスプレイの前提などの説明不要かと思いますが、ポイントのみを記載します。

上の記事では、M1 MacBook Airの外部ディスプレイとして、iMacの利用状況を記載しています。以下の旧モデルの iMacでは、他のMacにケーブル接続し、iMacのmacOSが動作中の状態で、iMac本体のキーボードにて「command + F2」の押下により、iMacが他のMacの画面に切り替わり、iMacを外部ディスプレイとして利用できます(ターゲットディスプレイ)。
- 27インチ Late 2009
- 27インチ Mid 2010
- Mid 2011〜Mid 2014
- ただし、上記のいづれも macOSは High Sierra以前であることが前提
今回、このターゲットディスプレイの機能を、Windows 10 パソコン 5台で試してみました。Windows 10 パソコンを接続する汎用性では、Mini DisplayPortを搭載する iMacが行いやすく、私はMini DisplayPortを搭載の「iMac 27インチ Mid 2010」を中古で購入しました。
ちなみに、購入した iMacは、ヤフオクにてジャンク品を税込 9,900円で購入したもの。ディスプレイに黄ばみあり、HDDエラーありの製品でしたが、ディスプレイの黄ばみは色温度の調整により、HDDのエラーはSSDに交換することにより復旧。

▼ちなみに、Windows 10 PCのターゲットディスプレイの検証にあたり、購入したケーブルは以下。Mini DisplayPortのケーブルと、DisplayProt / Mini DisplayPortの変換ケーブルです。
▼また、私は以下の記事で記載のとおり、iMac 27インチの高さを調整していますが、背面からのケーブルの取り回しを考慮し(ケーブルの付け替えを楽に行うために)、延長ケーブルも購入しました。

Win 10 PC 5台、ターゲットディスプレイの動作状況
Windows 10のノートパソコン 1台、ミニPC 4台の合計 5台を、これらのMini DisplayPort、あるいはDisplayPortから、iMacのMini DisplayPortへ接続してみましたが、接続の結果は以下です。
- Core iを搭載のインテル GPU統合型チップ(CPUにGPUを組み込み)のPCでは、接続時に即認識。Windows 10 PCをケーブル接続し電源を入れると、キー操作なしで即画面が切り替わります。
- その後、iMacに接続のキーボードの「command + F2」の押下により、iMacのmacOSとWindowsが即時に切り替わります。
- ただし、Winddows 10のノートパソコンでは、ディスプレイを閉じると iMacに表示のWindows 10画面が終了し、iMacのmacOSに切り替わってしまいます。
- インテル GPU統合型チップのミニPCにおいては、初回接続、以降の「command + F2」の押下により、画面はスムーズに切り替えできます。ノートPC、ミニPCともに、Windows 10側は iMacと別に キーボードとマウスを用意する必要があるものの、通常どおりに動作します。
- GPUが外付けのミニPCでは、画面が一瞬ブラックアウトするものの、Windows 10の画面は表示されず。
5の外付GPUは、以下のGeforce GTX1050 Tiを搭載のミニPC「MINISFORUM H31G」ですが、このGPUはMacでの搭載例がないために、ターゲットディスプレイが動作しないのだろうと思われます。

▲▼こちらの「MINISFORUM H31G」では動作せず。
▲▼こちらの Core i5-8259Uを搭載する「MINISFORUM U820」では正常動作。手前にある白いものは、上の段落で紹介の DisplayPortとMini DisplayPortの変換アダプター。変換アダプターを介しての DisplayPortでの接続です。

▲▼「BMAX B4 Pro」のMini DisplayPort経由での接続では正常動作。在宅勤務にて終日利用しましたが、エラーとなることもなく、27インチの大きな画面で快適です。

▲▼実際に接続して利用している様子ですが、Core i3-1005G1を搭載の「MINISFORUM X35G」は正常動作。DisplayPort経由での接続です。

▲▼Lenovo ThinkPad X1 Carbon 2016モデルを MiniDisplay Port経由で接続。iMac側の解像度を調整前(下の設定画面は調整後)ですが、ThinkPadの画面を閉じない限りは正常動作します。
まとめ
Mini DisplayPortを搭載する iMac 27インチ Mid 2010にて、Mini DisplayPort あるいは DisplayPortを搭載する Windows 10 PCのターゲットディスプレイの動作状況を確認してみました。
インテル Core iシリーズを搭載する Windows 10 PCに限定した確認であり、AMD Ryzenやインテル Celeron (Gemini Lake / Apollo Lakeなど)を搭載するPCでは未確認ですが、GPU統合型チップを搭載する場合には、正常動作しています。

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