GPD Win MaxがIndiegogoサイトで人気沸騰。Core i5-1035G7などハイスペックで低めの価格設定も人気のポイント | Win And I net

GPD Win MaxがIndiegogoサイトで人気沸騰。Core i5-1035G7などハイスペックで低めの価格設定も人気のポイント

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2020年5月23日時点で Indiegogo サイトにてクラウドファンディング中のGPD Win Maxが凄まじいことになっています。ファンディング終了の39日前にして、集まった資金は目標額の約69倍。私の想像ですが、Core i5-1035G7、メモリ 16GB、512GB PCIe SSDを搭載しながらも、約84,000円の価格設定が人気につながっているように思います。私は他製品のクラウドファンディングの動向を記録していないのですが、これまでに見たことがないような凄まじい人気です。今回は、このGPD Win Maxのスペックと特徴を記載します。

引用元

GPD WIN Max、Indiegogoサイト

GPD Win Maxのスペックと特徴

 

GPD Win MaxをUMPCの範疇とした場合、間違いなく最高クラスのスペックです。CPUにはインテルの第10世代 Core i5 1035G7を搭載し、そのGPUはGeForce MX250と同水準との記載があります。

CPU Core i5-1035G7、4コア8スレッド、最大 3.7GHz
GPU Intel Iris Plus Graphics 940
メモリ 16GB DDR4
ストレージ 512GB NVMe SSD (M.2 2280 サイズ、PCIe Gen.3.0、NVMe 1.3)
ディスプレイ  8インチ、IPS、タッチパネル、解像度 1280 x 800
バッテリー 57Wh, 11.4v 5000mAh x 3
WiFi  11a/ac/b/g/n/ax
Bluetooth 5.0
ポート類 USB Type-C (映像出力可能)、USB 3.1 x 2、有線LAN、HDMI、Thunderbolt 3
サイズ 207 x 145 x 26mm、790g
OS Windows 10 Home 64bit
その他

 

上記のスペックにおいては、私がゲームパッドに不慣れなため、ジョイスティックなどの機能の掲載は大胆に割愛しています。また、CPUのCore i5-1035G7のレスポンスは後段で記載します。

  • Indiegogo サイトを参照すると、当初はAMDのRyzen 5 2500Uの搭載を検討していたものの、インテル 第10世代のIce Lake Uのリリースにあわせ、また、特にGPUのIntel Iris Plus Graphics 940が省電力であるために、Core i5-1035G7を搭載したとあります。
  • 私としては、AMDを搭載するGame Pad / UMPCも見てみたいのですが、正攻法ではCore i5-1035G7でしょう。
  • GPUのIntel Iris Plus Graphics 940は、3DMark 11において GeForce MX250水準のスコアとのこと。MX250はライトなゲームなら普通にこなすため、8インチのGame Padとしては十分でしょう。
  • PCIe Gen.3.0、NVMe 1.3対応のM.2 SSDは、CrystalDiskMark v6のスコアにて、Seq Readは2607、Seq Writeは2043をたたき出す実力。Windowsやアプリの起動にて、SATA SSDよりも速いことを感じ取れます。
  • 8インチのキーボード(バックライト付き)は、CHUWI MiniBookやOneMix 3と同様なレイアウトに見受けられますが、キーボードはさておき、基本スペックが高いため、外部モニターを接続してデスクトップ代替としても利用できます。

 

▼Intel Iris Plus Graphics 940の3DMark 11のスコアは、 GeForce MX250と同水準。内蔵グラフィックスではかなりのもの。

 

▼こちらはCrystalDiskMark v6でのSSDのベンチマーク。DELL XPS 13やHP Spectre x360と比較するとは頼もしい。

Core i5-1035G7の実力

Core i5-1035G7の実力はいかがなものか。上のGPU、SSDとともに、GPD WIN Max、Indiegogoサイトから抜粋の、CPU-Zのベンチマークスコアが以下。

ゲームを行わない私の利用範囲では、十分に快適なCore i7-8650UやCore m3-8100Yよりも、かなりよいスコアとなっています。Indiegogoサイトの言葉を借りると、第4世代のデスクトップ向けフラッグシップである Core i7-4790Kよりもハイスコア。会社のデスクトップPCはCore i7-4790Kですが、ストレージがHDDのため、それほど速さを感じないのですが、8インチでこのスコアであれば、もはや何も望むものはありません。

GPD Win Maxの外観と機能性

続いて、GPD Win Maxの外観について記載しますが、以下のプロトタイプの実機レビュー動画でのコメントにありますが、Game Padとして8インチは大きい、キーボードやジョイスティックのデザインがよくないなど、率直な意見があることも掲載しておきます。確かに、8インチ 790gの端末を両手でホールドしてゲームを楽しむとなると、重さを感じそうです。

 

 

なお、以降の外観と機能性については、スペックと同様にGame Padとしての機能は割愛しています(私は語れるほど詳しくはないため)。

 

▼正面から見ると、ちょっと太めのUMPCの風貌です。

 

▲私としては、大きめの主要キーでわるくはないと思うキーボードですが、ゲームを操作するボタン類と、サイズ的にアンバランスなような気もしなくもない。

 

▼ボディの素材はマグネシウム製のフレームにABS樹脂の外枠(かと思います)。GPDに多い構成です。

 

▲キーボードの配列のみに目を向けると、CHUWI MiniBookやOneMix 3シリーズなどの8インチクラスのUMPCと同様の配列のようです。ジョイスティックやタッチパッドが上部にあること以外では、電源ボタンが上部の中央やや右にあります。

 

▲SDカードスロット、有線LAN以外は背面に備えるポート類。有線LANポートが右サイドにあり、邪魔にはならないだろうかとの疑問もあります。USB 3.1 Gen2の上位互換となる Thanderbolt 3も備え心強い。

 

▲スマホやタブレットへの電源供給も可能なGPD Win Max。MacBookにも電源供給しているように見せているのは、やや行き過ぎか?

 

▼気になるがデュアルファンの音量。省電力といえども Core i5-1035G7、発熱の大きなPCIe Gen.3.0 / NVMe 1.3対応のSSDを冷却するためには、デュアルファンが必要なのでしょうが、この音量がどれほどのものか。GPD MicroPCのように、さすがにこのクラスではファンのミュートボタンを設けることもできずにいるようです。ここは、Indiegogoサイトに複数ある動画レビューで確認したい事項です。

まとめ

ゲームを行わない私としては、一般的なUMPCとしての取り扱いのようなコメントでしたが、私としてはそのスペックを活かし、デスクトップ・ミニPC代替としても使用してみたい GPD Win Max。

気になるファンディング価格は、2020年5月23日時点では83,783円と、文末のGPD Win 2と比較するとそれほど高くはないイメージ。このあたりも、冒頭で記載の「ファンディング終了の39日前にして、集まった資金は目標額の約69倍」の凄まじさにつながっているのでしょう。

 

GPD WIN Max、Indiegogoサイト

▼こちらは GPD Win 2の価格事例(AliExpress)

GPD Win 2 Core m3-8100Y

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