GMKtecより、CPUにAMD Ryzen 9 8945HSを搭載する、ハイエンドモデルのミニPC「GMKtec K11」が販売されています。
セットモデルは、DDR5 メモリ 32GB・PCIe 4.0 M.2 SSD 1TBを搭載し、USB4を2ポートを装備、別途 電源とグラボ・ボードを用意することにより、外付けグラボを接続可能な Oculinkも装備しています。
GMKtec K11のスペック
スペックは下表となります。スペックの確認にあたり、Amazon サイトのほか、以下のサイトも参照しています。
CPU | AMD Ryzen 9 8945HS、Zen4 アーキテクチャ、8コア 16スレッド、最大 5.2GHz |
GPU | AMD Radeon 780M グラフィックス |
メモリ | DDR5 5600Mhz 32GB(16GB x 2)、最大 96GB |
ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 SSD 1TB、M.2 PCIe 4.0 空きスロットあり |
WiFi | WiFi6 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB4 x 2、USB-A 3.2 Gen2 x 2、USB-A 2.0 x 2、HDMI、DisplayPort、Oculink、有線LAN x 2 |
サイズ | 127 x 132 x 5,8cm |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | デュアルファンを装備 |
▲私は AMD Ryzen 9 8945HSの使用経験はありませんが、製品紹介にGeekbench 6のスコアは「シングルコア 2397、マルチコア 11875」と公開されており、Core i9-12900Hと同水準とあります。
以下は、Core i9-12900Hより やや上位のCore i9-12900HK 実機で計測(実機レビュー記事はこちら)のスコア。Ryzen 9 8945Hは シングルコアでやや劣る一方、マルチコアは優位です。Ryzen 9 8945HSも含めて このクラスとなると 普段使いでは かなりキビキビと動作します。
▼前面と背面にUSB4ポートを装備しています。映像出力は、HDMI / DisplayPort / USB4 x 2の4系統。
▲▼前面にOculink ポートを装備しています。別途、電源 / グラボ用のボード / ケーブルを用意する必要がありますが、外付けグラボをUSB4よりも速い転送速度で接続することができます。
Oculink ポートについて、Amazon 製品紹介に「接続や取り外しは必ず電源をオフにした状態で行ってください。電源が入ったままでの接続・取り外しは、主板の損傷を招く恐れがあります」と記載されていますが、ホットスワップに未対応です。
なお、以下の記事にて、ミニPCの外付けグラボをOculinkとUSB4のそれぞれで接続した事例を掲載しています。私個人としては、汎用性がある USB4経由が便利なように思います(以下のUSB4 GPU ボックスは、ホットスワップに対応)。
▼高速なDDR5 メモリとPCIe 4.0 SSDの冷却のため、システムファンを天板裏に備えています。また、(おそらくBIOSにて)TDPを制御可能であり、「Quiet」「Normal」「Performance」の3つで切り替えることができます。以下の画像に記載のとおりと受け取ると、ファン音量は最大でも40dBと静かな部類です。
▼メモリはDDR5-5600の2スロット(16GB x 2) 最大 96GB、PCIe 4.0 M.2 SSDの空きスロットがあり、増設可能です。
価格情報
2025年1月11日現在のAmazonでの表示価格は、クーポン利用により 99,000円ですが、1月12日 23時59分まで、チェックアウト時に追加クーポンが自動適用となり、92,915円での販売です。また、獲得ポイント込みでの実質価格は約9万円での販売です。
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