ミドルレンジ以上のミニPCを多く展開する「GEEKOM」より、Alder Lake N100を搭載する「AIR12 Lite」が発売となりました。
標準構成は、DDR4 3200MHz 8GB、SATA SSD 256GBと一般的なものですが、前面にフロント 9ピン 拡張ジャックを装備していることが大きな特徴です。
引用元・販売元
GEEKOM AIR12 Liteのスペック
スペックは以下となります。上の画像の右上に PCIe 3.0 SSDと記載されていますが、実機を確認したところ、標準装備のSSDはPCIeではなく、SATA 接続でした。
CPU | Alder Lake N100、4コア4スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB DDR4 3200MHz、スロット形式(1スロット) |
ストレージ | 2280サイズ M.2 SATA SSD 256GB、PCIeにも対応 |
WiFi | 11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | USB-A 3.2 x 4、USB-A 2.0 x 2、HDMI、DisplayPort、有線LAN、フロント 9ピン 拡張ジャック、3.5mm マイク / ヘッドホンジャック |
サイズ | 135.5 x 115.5 x 34.5mm |
OS | Windows 11 Pro |
GEEKOM AIR12、Alder Lake N100 ミニPC、9/15まで有効のクーポン情報と留意事項
先行して販売、上の記事で紹介の「AIR12(公式ストアはこちら)」の場合、メモリはDDR5、映像出力は HDMI / Mini DP / USB Type-Cの3系統ですが、「AIR12 Lite」は DDR4 メモリ、映像出力はHDMIとDisplayPortです。これらの機能の差において「Lite」との認識です。
その他のスペックの補足は以下です。
- メモリはDDR4のスロット形式(1スロット)。標準構成は8GBですが、16GB DDR4メモリは 4,000円ほどで販売されており、使用目的などに応じての換装もありです。
- 2280サイズのM.2 SSD スロットは、PCIe / SATAの双方に対応。2.5インチも含めて、SSDの増設には未対応です。
- サイズは 135.5 x 115.5 x 34.5mmですが、長辺は一般的なミニPCより長く、高さは抑えられています。
- 省電力のN100ですので、また、GEEKOMのミニPCは冷却対応を十分に考慮した製品が多く、静音性にも期待できます。
▼DDR4 メモリ 16GBの販売事例です。
▼Alder Lake N100のベンチマークスコアと体感レスポンスは、以下のレビュー記事などに掲載しています。2018年〜2019年に発売の、ハイエンド寄りのノートPCに多く搭載の Core i5-8350U相当の実力です。Web サイトのブラウジングや動画視聴、在宅勤務でのExcelなどでは 遅さを感じることなく動作します。
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▼USB Type-Cを未搭載ですが、前面・背面合わせて USB-A ポートは6個、映像出力はHDMIにDisplayPortと、他のミニPCと同様にポート類は豊富です。
▲高さは 34.5mmと低いこともあり、2.5インチ HDD / SSDの増設には未対応です。
▼前述のとおり、DDR4 メモリとM.2 SSDは換装可能です。
▲▼ミニPCとしては珍しく、フロント 9ピン 拡張ジャックを装備しています。十分に確認したものではありませんが、上の製品のような電源スイッチが取付可能かも。
まとめ
Alder Lake N100のミニPCとしては、前面にフロント 9ピン 拡張ジャックを装備していることが大きな特徴となる「GEEKOM AIR 12 Lite」。
2024年9月7日現在の公式ストアの価格表示は 29,990円とあります。他のN100 ミニPCより割高ですが、拡張ジャックと以下の保証があり、保証を重視する場合には、(正式発売後に)購入候補となる製品です。
- 7日間の価格保証
- 3年間の保証
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