GEEKOMのミニPC「A5」ですが、AMD Ryzen 7 5800H、Ryzen 7 5825Uの変遷を経て、Ryzen 5 7430Uを搭載するモデルが販売されています。
私は Ryzen 7 5800Hを搭載するモデルを所有していますが、内部の作りもよく、SSDを3台 搭載することができますが、Ryzen 5 7430Uモデルにおいても これらを踏襲しています。
GEEKOM A5、Ryzen 5 7430Uモデルのスペック
上の写真は、以下の記事にて実機レビューのRyzen 7 5800H モデルに、2.5インチ HDDと 2242サイズのM.2 SATA SSDを増設したもの。Ryzen 5 7430U モデルにおいても、同じく「2.5インチ SATAと M.2 2242 SATA スロットを搭載」と明記されています。
GEEKOM A5 実機レビュー、AMD Ryzen 7 5800H / メモリ 32GBで快適動作のミニPC。3基のSSDを搭載可能
▼スペックは上記のRyzen 7 5800H モデルに基づき編集しましたが、CPUとGPU以外のスペックと機能は同じです。
CPU | AMD Ryzen 5 7430U、6コア 12スレッド |
GPU | Radeon RX Vega 7 |
メモリ | DDR4-3200 16GB デュアルチャネル、2スロット、最大 64GB |
ストレージ | M.2 2280 PCIe Gen 3 x 4 512GB(最大 2TB)、2.5インチ SATA SSD / HDD および 2242サイズ M.2 SATA SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB 3.2 Gen 2 Type-C x 2(DP,Altに対応)、USB 3.2 Gen 2 Type-A x 3、USB 2.0、HDMI x 2、SD カードリーダー、2.5G 有線LAN |
サイズ | 117 x 112 x 49.2mm、約652g |
OS | Windows 11 Pro |
Lenovo V14 Gen 4 実機レビュー、Ryzen 5 7430Uのエントリー構成は 約64千円と格安も、上位機同様のレスポンスと快適タイピングの14インチノートPC
PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標
CINEBENCH R23、ミニPCやノートPC 35製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標
▲▼Ryzen 5 7430Uを搭載するPCとして、上のリンク先記事にて「Lenovo V14 Gen 4」を実機レビューしています。このなか、Geekbench 5とCINEBENCH R23のスコアは以下の画像とおり。
上の記事にて、他のPCで実測したスコアの一覧化していますが、CINEBENCH R23の場合には、シングルコアのスコアは GEEKOM A5のRyzen 7 5800Hモデルと同水準、マルチコアのスコアはGPUの世代の相違もあり、Ryzen 7 5800Hがやや高いスコアです。
なお、普段使いの体感レスポンスにおいては、Ryzen 5 7430U / Ryzen 7 5800Hともに同水準であり、サクサクと動作します。
▼映像出力は、HDMI x 2とUSB Type-C x 2の4系統。USB Type-Cは DP / Alt モードに対応していますので、例えば ポータブルモニターへのケーブル 1本の接続にて、モニターへの給電と映像出力の双方に対応しています。
外観、内部の構成
所有する Ryzen 7 5800H モデルとの比較において、Ryzen 5 7430U モデルは サイズとSSDを3台 搭載可能であることは同じです。これにより(同じ筐体と内部の構成との前提により)、Ryzen 7 5800H モデルの実機レビュー記事から、参考までに実機の写真を掲載します。
▼以下の写真では やや暗くなっていますが、実機は爽やかで 多少淡い桜色です。色の関係もあり、指紋や油脂の付着は目立ちません。
GEEKOM AIR12 Lite 実機レビュー、Alder Lake N100 搭載のミニPC、スチール製フレームなどの作りの良さは上位機並み
▼底板はスチール製のしっかりしたもの。GEEKOMのミニPCは、上の記事にて実機レビューのN100 エントリー製品においても、しっかりした作りの製品が多いです。
▼外枠は樹脂ですが、内枠はスチールで剛性の高いもの。また、底板裏の 2.5インチ HDD / SSDのホルダーもしっかりとした作りです(他社製の場合、樹脂であることも多い)。
▼2.5インチ HDDと2242サイズのM.2 SATA SSDSを取り付けた写真です。
まとめ
2025年5月5日現在、GEEKOM A5のRyzen 7 5800H モデルは終売となったように思われますが、Ryzen 7 5825UとRyzen 5 7430U モデルは併売されています。ベンチマークスコアとしては、Ryzen 7 5825Uがやや優位ですが、普段使いの体感レスポンスは同水準であり、低価格な Ryzen 5 7430U モデルのコスパがより高いとの認識です。
▼2025年5月5日現在のAmazon 価格は、クーポン利用により 46,665円。同スペックの他社製品と比較しても、SSDを3台搭載できる事項などを考慮すると、コスパが高いように思います。
▼こちらは比較対象のNiPoGiのミニPC。大規模セール時には、3万円台前半で販売されることもあります。
▼同CPU搭載のPCでは、以下の14インチノートも割安感の高いもの。
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