Jumper EZBook X4にApollo Lake J3455版が新登場。Gemini Lake版は廃止か | Win And I net

Jumper EZBook X4にApollo Lake J3455版が新登場。Gemini Lake版は廃止か

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2018年の年末あたりから、海外通販サイトのラインナップから姿を消していたJumper EZBook X4ですが、Gemini Lake N4100からApollo Lake J3455にCPUを変更して再登場です。

スペックとしては、CPUの変更と多くのApollo Lake機と同様にメモリが6GBとなったのみ(X4 Gemini Lake版は4GB)となり、他の機能とボディには変更ありません。

Apollo Lake版 EZBook X4のスペック

2018年当初には、Gemini Lake N4100を搭載する中国メーカー製のノートPCとして、Jumper EZBook X4とChuwi LapBook SEのどちらが売れ筋となるものか楽しみにしていたのですが、結果としてはChuwi LapBook SEの圧勝。

ディスプレイサイズ以外のスペックはほぼ同じなのですが、LapBook SEがより質感高そうに見えることと、EZBook X4が当初 TNパネル版からリリースしたことも含め、販売戦略的なものが差になったように思います。

ただし、私は双方を所有しているのですが、EZBook X4の使いやすさとしてはLapBook SEに匹敵し、EZBook X4のノングレアの落ち着きのあるディスプレイのおかげで、長時間の作業ではより快適に利用できます。

Gemini Lake N4100とApollo Lake J3455では、そのレスポンスに大きな体感差はないものの、Gemini Lake ノートの選択肢が一つ減ったことは残念です。

 

さて、Apollo Lake版のEZBook X4は以下となり、CPUとメモリが4GBから6GBとなったこと以外に変更はありません。

ただし、やや懸念なのが、ディスプレイにIPSとの言葉がなく、Gemini Lake版と同様に当初はTNパネル版をリリースし、後日 Apollo Lake版をリリースするのではと思われること。

 

  • CPU: Intel Apollo Lake J3455
  • メモリ: 6GB DDR3
  • ストレージ: 128GB M.2 SSD
  • ディスプレイ: 14インチ、解像度1920 × 1080
  • WiFi: 11a/b/g/n/ac
  • Bluetooth: 4.0
  • ポート類: USB 3.0 × 2、Micro HDMI
  • バッテリー:  4600mAh Built-in
  • サイズ: 33.20 x 22.20 x 1.37 cm、1.3 kg

 

▼Apollo Lake J3455を搭載する以下のミニPCの事例では、ベンチマークスコア・体感レスポンスともに N3450とほぼ同じとなり、ライトユースではサクサクと動作します。

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▼EZBook X4 Gemini Lake IPSパネル版の実機写真。外観や機能には変更がなあため、参考情報です。

2017年度にはEZBook 3 Proが人気でしたが、キーボートとタッチパッドの質感と使い勝手は、X4ではより向上しています。

▲唯一のデメリットらしきものは、室内での証明の当たり具合と角度によっては、キーボードの文字の視認性がよくないこと。

 

▼Gemini Lake IPSパネル版のレビュー記事です。

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▼こちらは比較対象とした、Chuwi LapBook SEのレビュー記事

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まとめ

ボディはそのままに、Apollo Lake J3455・メモリ 6GB搭載と、Apollo Lake ノートの標準的なスペックとなったEZBook X4。競合機の多いゾーンですが、ポイントとなるのはその価格。

リリース直後の現在の価格は参考にならないのですが、Gemini Lake版がセール時には280ドルほどであったことを考慮すると、260ドルあたりに落ち着くと予想します。

なお、現時点ではGemini Lake版がない理由は不明であり、根拠はないのですが、Gemini Lake版とApollo Lake版の併売はないでしょう。併売するぐらいなら、Apollo Lake版はリリースしないはず。

 

▼ 2019年1月23日時点では入荷待ち(価格未定)ですが、GearBestでの製品情報です。

Gearbest EZBook X4 Apollo Lake版
EZBook X4 Apollo Lake版