10月にリリースされた14インチクラスのWindows ノートで魅力に感じる製品が、Jumper EZBook X3 ProとBMAX X14。双方ともに、Gemini Lake N4100、メモリ 8GBを搭載する薄型ノートとなり、300ドルちょっとの価格となっています。両製品は、ポート類の配置とデザインから、同一製造元の製品だと思われます。そこで、今回は私の興味本位ですが、両製品のスペックとデザインを比較してみました。
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スペックの比較
13.3インチのJumper EZBook X3 Pro、14.1インチのBMAX X14 (正式名称はMax Book X14)とディスプレイサイズは異なりますが、ポート類の配置とデザインが似ている両製品のスペックを比較してみました。
CPUのGemini Lake N4100、メモリ 8GB搭載は同様ですが、Jumper EZBook X4 ProのSSDは180GBと、128GB / 256GBが多いなか、珍しい容量です。Bluetooth はBMAX X14は5.0ですが、通常使用では4.0と変わりません。
BMAX X14は、13.3インチと比較した場合のコンパクトさを一つの特徴としていますが、これはMacBook Airなどの古めのデザインのモデルと比較した場合であり、昨今のPCとしては並みのサイズです。
両機ともに、ボディの材質はアルミとしていますが、2018年以降の中国ブランドのPCの傾向を踏まえると、天板と底板はアルミ製、キーボード面はプラスチック製でしょう。
▼Gemini Lake N4100を搭載するPCの使用感はこちら。現在、当記事はLapBook SEを利用し編集していますが、サイト記事編集程度では全く遅さを感じずにサクサクと動作します。
デザインの比較
販売サイトのイメージ画像による製品の見せ方は、BMAX X14がJumper EZBook X3 Proより上手く、X3 Proはイメージ画像で多少の損をしているように思います。以降の画像では両製品を並べていますが、上のディスプレイの明るい製品がBMAX X14です。
▼正面より。
角度が異なるうえに、両製品ともにディスプレイのベゼル幅を実機よりも狭く見せているのは間違いないため、正面からでは共通点を見出しにくい。
▲キーボード面では、ヒンジの形状、スピーカー、キーボードの右上にある電源ボタン、LEDインジゲーターの配置は同じ、キーボード左右のベゼル幅の狭さも同じように見えます。ディスプレイサイズの相違からか、タッチパッドの縦幅はBMAX X14が大きい。
配色は異なりますが、BMAXのキーボードはシルバーのキーに白の文字と、最近よくあるパターンですが、文字の視認性に懸念があります(EZBook X3 Proも同系色でやや懸念)。
私が所有する Jumper EZBook X4 / X4 Proと同様のキーボードの配色ですが、両機は文字の視認性がよくなく、多くの場合、バックライトを点灯して使用しています。
▼バックライトを点灯したイメージ画像ですが、下のJumper EZBook X3 Proはスペースキーがバックライトのオンオフキーを兼ねている(Windowsキーとスペースの同時押し)のに対して、BMAX X14はバックライトキーは確認できず。
▼上はBMAX X14、下はJumper EZBook X3 Proですが、ポート類の配置は全く同じ。ヒンジ側の処理(角度の付け方)が異なります。BMAX X14がより薄く見えますが、実際には大きく変わらず。
まとめ
中国ブランドのクラムシェル型 ノートPCとしては、2017年度はJumper EZBook X3 Pro、2018年度はChuwi LapBook SEが大人気でしたが、2019年度はどの製品も決め手にかける状況 (Chuwi AeroBookが該当とも言えます)。今回紹介のJumper EZBook X3 Pro、BMAX X13のリリースにより、2019年末から2020年初頭にかけての人気製品となるか。コスパ度、素質的には十分なのですが、しばらくその動向に注視します。
以下の価格はいづれも、11月4日現在のものです。
▼GearBestで販売中のJumper EZBook X3 Proは299.99ドル
▼一方のBMAX X14は、Banggoodのクーポンコード「BGJPBX14」の利用により、EZBook X3 Proと同価格の299.99ドル
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