Jumper EZBook X4 / X1に続き、Gemini Lake N4100を搭載するPCの記事となります。国内に目を向けると、LenovoからGemini Lakeを搭載する10.1インチの2 in 1 タブレット「Tablet 10」が販売されています。
Tablet 10をLenovoサイトで確認すると、ディスプレイサイズを除き、その仕様をEZBook X1と同等にカスタマイズした場合、EZBook X1との価格差は1万円。
ワールドワイドのLenovoと中国の新興メーカーであるJumperを比べるのも酷ですが、このTablet 10とJumper EZBook X1をカタログスペックにて比較してみました。
※ 2018年8月18日追記。
記事がややこしくなるため修正していませんが、以下のとおり Jumper EZBook X1は279.99ドルで販売されています。このため当記事に記載の価格についてはリリース・割引前の参考の扱いです。
関連記事
Jumper EZbook X4、Gemini Lake N4100搭載の14型アルミ製PCの概要を確認してみた
Jumper EZBook X1、Gemini Lake N4100搭載の11.6型 回転機構付タッチスクリーン IPSパネルなど、魅力満載の端末が出荷間近に
Lenovo Tablet 10、Jumper EZBook X1の比較
※ Tablet 10の画像は、Lenovo公式サイトへのリンクとなっています。
▲2 in 1タブレットであることも要因ですが、上下左右のベゼルがかなり太目のLenovo Tablet 10
▲一方のEZBook X1はベゼル幅も狭くシャープです。
▲Lenovo Tablet 10、Jumper EZBook X1のスペック比較です。
Lenovo Tablet 10はデフォルトとカスタマイズ後の2パターンを表示していますが、カスタマイズ後はEZBook X1のスペックと合わせています。
また、Tablet 10はキーボード込みのサイズ・インターフェースとしています。
さて、上記3モデルの2018年5月13日時点の価格は以下となっています。
- Tablet 10のデフォルトは、68,040円(日本語キーボード込み)
- Tablet 10のカスタマイズ後は、72,900円(日本語キーボード込み)
- GeekbuyingでのJumper EZBook X1は、539.99ドル(Geekbuyingで表示の円換算は61,075円)
Tablet 10のカスタマイズ後とJumper EZBook X1の価格差は約1万円。この価格差を前提に相違を確認してみます。
- Tablet 10が10.1インチに対して、Jumper EZBook X1は11.6インチ。私がWindowsの10.1インチと11.6インチの双方を操作した経験では、視認性・タイピング感がかなり異なります。10.1インチはやはり窮屈な感覚であるのに対し、11.6インチでは普通のノートPCの感覚でタイピングも含め、Windowsを操作できます。
- ただし、10.1インチ、11.6インチともに、Windowsの小さなアイコン・テキストリンクをタッチすることに難あり。iOS、Androidのようにドンピシャでタッチできないことが多々あり、もどかしさがあります。
- Jumper EZBook X1はアルミ製であること(Tablet 10は確認できず)、SSDの増設・換装できることは大きなメリット。
- Tablet 10は2 in 1の宿命(?)で、重量があるのは止む無しか。一般的には本体の重量とバランスをとるため、キーボードを重くする傾向があります(なかには、バランスをとるため、キーボードに錘を入れている製品も)。
- Wifiは、Tablet 10はデュアルバンド対応、 EZBook X1はシングルバンドですが、運用面での大きな相違はないはず。
- カタログスペックに表れない重要なポイントは、キーボードのタイピング感とタッチパッド。中国の新興メーカーの場合、キーボード・タッチパッドでコストカットするケースも多く、操作してみないとわからない実態があります。
▼「Windowsは 11.6インチ以上が扱いやすい」と判断したPCは以下
▼シルバーの天板・底版に、ブラックのキーボード・ディスプレイ側のツートンカラーのEZBook X1
▼Tablet 10のキーボード
画像は英語キーボードですが、日本語キーボードも選択できます。さすがにレノボ、入力しやすいであろうことが伝わってきます。
▼こちらはEZBook X1
タイピング感は未知数なのですが、私がこれまで操作したJumperの製品(EZBook 3 Pro / 3SE、EZPad 6 Plus)は良好であったため、期待を裏切らないと思います。
まとめ
Gemini Lake N4100を搭載する、Lenovo Tablet 10とJumper EZBook X1をカタログスペックにて比較してみました(Tablet 10はN4000からカスタマイズ)。
その差は約1万円ですが、コスパの高いJumperのこと。価格差は無視しても以下の点にて、EZBook X1の魅力は高いとの認識です。
- 10.1インチ (Tablet 10)と11.6インチ (X1)の差は、Windowsの操作感に大きく影響し、普通のノートPCと遜色なく使用できるのは11.6インチから。
- イメージ画像のみでの判断ですが、アルミ製のX1の質感は優位。
- X1はSSD増設・換装が可能
▼今回紹介の製品の詳細はこちら
※ 2018年8月18日追記。
記事がややこしくなるため修正していませんが、以下のとおり Jumper EZBook X1は279.99ドルで販売されています。このため当記事に記載の価格についてはリリース・割引前の参考の扱いです。
▼GearBestでの価格情報
JUMPER EZbook X1
コメント