Bluetooth イヤホンをメインにAmazonで展開してしている「COUMI」ですが、2021年2月末よりBluetooth ヘッドホン「COUMI M10 BT-350」を販売しています。最大50 時間の連続再生、aptX / aptX HD /AAC対応、マイク内蔵を大きな特徴とし、ハードケースが付属して 4月5日現在の価格は 4,799円。
COUMI社より製品をレビュー用にサンプル提供いただきましたので、外観・使用感などを記載します。
レビューする製品はこちら
COUMI M10 Bluetooth ヘッドホン(Amazon)
COUMI M10の特徴
最初にAmazonの製品紹介と説明書から抜粋の「COUMI M10」の特徴を記載します。
- 40mmのダイナミックドライバーに加えて、コーデックはハイレゾ相当のaptX HD、aptX、AAC、SBC に対応。
- CVC8.0(Clear Voice Capture)のノイズキャンセリングに対応。
- COUMIのEQアプリ(iOS、Android)に対応し、音質のカスタマイズが可能。
- バッテリーを内蔵し(フル充電まで約2時間、容量 720mAh)、Bluetooth 接続では最大 50時間の連続再生が可能。
- Bluetooth接続のほか、付属の3.5mmオーディオケーブルによる有線接続にも対応しています。
- 製品のサイズは 5 x 16.6 x 20 cm、300 g。Bluetoothは 5.0
▼aptX HD、aptX、AAC、SBC に対応としています。音質については後段を参照。
▼720mAhのバッテリーを内蔵し、Bluetooth接続での連続再生は最大 50時間。
COUMI M10の外観
外観としては一般的なもので質感も価格相応ですが、立派なハードケースが付属していることが大きなポイント。4月5日時点のAmazonでの価格は4,799円ですが、ハードケースのみでも 799円以上となるように思います。このため、本体価格は4,000円程度の製品としてみるべきでしょう。
▼外箱の右下に製品の特徴を示す「CVC 8.0、aptX-HD、EQ APP」の記載があります。
▼こちらが付属品の大きなポイントとなるハードケース。外箱を開けるとハードケースがあり、その中に本体とケーブル・説明書が収まっています。
▼「COUMI」の控えめのロゴに、質感も十分な立派なケースです。
▼素材の質感がわかるように横から撮影。
▼説明書は取り出しましたが、ケースを開けた状態。イヤーパッドを回転させることにより、ピッタリ収まっています。ということは、他製品への流用は難しく専用ケースですね。
▼左から有線接続用の3.5mmオーディオケーブル、充電用のUSBケーブル(ヘッドホンへの接続はType-C)、英語表記の説明書。
▼右のイヤーパッドの側面に、音量調整ボタン、電源ボタン(△のボタン)、充電用のUSB Type-Cポート、有線接続ポートがあります。
▲音量調整ボタンの手探りで操作は慣れないと難しく、スマホとの連携によるリダイヤルのボタンなども兼ねていることから、ヘッドホン・イヤホンのボタン操作の苦手な私としては多用しづらい。実際に、間違ってリダイヤルしてしまったことが何度かありました。なお、上の小さな穴はマイク、中央の穴は充電・Bluetooth ペアリングなどのインジケーター LEDです。
▼ヘッドホンのデザイン・品質としては、このクラスとしては標準的なもの。格別に高品質でもなく、合皮・樹脂の質感です。
▼アルミ調(おそらくアルミかと思います)の部分がよいアクセントになっています。
▼イヤーパッド側より。
▼サイズの調整部分を最大限引き出した状態。
Bluetooth 接続
iPhone、Android スマホ、パソコン、Fire TV StickにBluetooth 接続してみましたが、接続に要する時間は一般的。ペアリングについての雑感は以下です。
- 全般的なペアリング速度は、特別に速くも遅くもなく、一般的なBluetooth機器と同様です。
- ただし、iPhoneとAndroid スマホと比較すると、Fire TV Stickのペアリングは速い。
- ペアリング当初、ペアリング後の初回再生時にはプチプチと雑音が入ることもありますが、接続した後は安定しています。
▼こちらは iPhoneとBluetooth接続したスクショ。
各種ボタンの操作性
外観の段落でも記載しましたが、音量調整ボタン・電源ボタンの位置(イヤーパッドの側面)はよいとして、操作しづらいと感じることもあります。具体的には以下のとおり。
- 各種ボタンの位置は、他の製品も同様のケースが多く一般的ですが、慣れないと操作しづらいようにも感じます。
- パワーボタン(再生ボタン)の二度押しで通話のリダイヤルなどが割り当てられており、誤動作を招きやすいのでは?と思います。私はイヤホンも同様ですが、この類の操作に慣れず、本製品でも誤ってリダイヤルすることが何度かありました。
- 上記により、私は音量調整などの操作はスマホ側で行っています。
音質
有線となりますが、音質を求める場合には以下で実機レビューの製品がより優れています。音質はわるくはないのですが、ごく一般的なもの。ざっくり言えば、同価格帯のBluetoothイヤホンと大きく変わりません。
私は音質面では詳細を語れるほどに詳しくないのですが、雑感は以下です。
- スマホのハイレゾ音源も再生してみましたが、aptX HD / AAC、ノイズリダクションが機能しているか否かは微妙なところ。
- 音質としては低音重視の設定。高域の伸びやクリアさが今ひとつのような感覚です。ただし、スマホのEQアプリである程度の補正は可能です。
- Amazonのレビューコメントでは、音質に否定的なものがありますが、イヤホン・ヘッドホン全体でみれば一般的。ただし、上記リンク先の密閉型のヘッドホンと比較すると、音質・迫力ともに物足りなさがあります。
- 音源の影響か定かではありませんが、スマホよりもFire TV Stickの映画・ドラマ・YouTubeの再生が音質的にはマッチしているように思います。こちらは、テレビのスピーカーやBluetooth イヤホン以上に迫力があり、背景の小さな音も程よく聞こえます。
- 3.5mmオーディオケーブルでの接続も、Bluetooth接続時と大きく変わらず。
▼こちらは同社のEQアプリの一画面。Pop、Rockなど6つのパターンがプリセットされています。簡易的なものですが、音質が変化するのがわかります。
まとめ
密閉型としてはその音質にやや物足りなさも感(ごく一般的な音質)、接続時の雑音的なものも気になります(接続後は安定)。ただし、立派なハードケースが付属することから、このケースを差し引いて 4,000円ほどのBluetooth ヘッドホンとしてみると、価格に見合う製品との認識です。
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