
インテル 第12世代 モバイル向けCPU「Core i9-12900HK」の概要(仕様)、および同CPUを搭載するPC実機で計測のベンチマークスコアを掲載します。
旧世代のCPUとなりますが、そのコスパの高さから、2025年まではノートPCやミニPCでの搭載事例が多々ありました(2026年1月現在では少数)。実際に、ベンチマークスコアは高く、在宅勤務などの普段使いにおいては、上位のCPUを搭載するPCと遜色なく動作します。
ベンチスコア計測の、Core i9-12900HKを搭載するPC

Core i9-12900HKを搭載するPCは、以下の記事にて実機レビューしています。このうち、当記事で掲載のベンチマークスコアは、上の写真の「MINISFORUM UN1290」にて計測したものです。
MINISFORUM UN1290 実機レビュー、Core i9-12900HKを搭載し キビキビ動作のミニPC。SSD 512GBモデルは 6万円台と高コスパ
MINISFORUM NAB9 実機レビュー、 Core i9-12900HKを搭載のミニPC、13世代 Core i9のベンチスコアを上回ることもあり
Dell XPS 15 レビュー、Core i9-12900HK / GeForce RTX 3050 Ti搭載の旧モデルなるも、レスポンス・テンキーレス キーボードなど至極の快適さの15.6型PC
▼参考までに、「MINISFORUM UN1290」のスペックを掲載します。
| CPU | 第12世代 Core i9-12900HK、14コア 20スレッド、最大 5.0GHz |
| GPU | Intel Iris Xe |
| メモリ | DDR4-3200 32GB(16GB x 2) |
| ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 SSD 1TB、2.5インチ SATA SSD / HDDを増設可能 |
| WiFi | WiFi6対応 |
| Bluetooth | 5.2 |
| ポート類 | USB-C DP/PD 対応、USB A 3.2 x Gen 2 x 2、USB-A 2.0 x 2、HDMI、DisplyPort、有線LAN |
| サイズ | 129.6 x 127.8 x 54.3mm |
| OS | Windows 11 Home |
Core i9-12900HKの概要

Core i9-12900HKの概要(仕様)について記載します。型番の構成は上の画像に表示しましたが、概要は以下となり、インテル 第12世代 モバイル向けとしてはハイエンドなCPUです。
- ハイエンドのCore i9
- 世代はインテル 第12世代(モバイル向け)
- サフィックス・末尾は、モバイル向けハイエンド、オーバークロック対応の「HK」
▼AMD Ryzenも含めたクラスの指標は以下です。世代によりますが、インテル 第12世代ともなると、動画視聴や在宅勤務などの普段使いでは、ミドルレンジのCore i5においても十分です。

▼インテル モバイル向けの末尾・サフィックスの指標は以下です。Core i9-12900HKはオーバークロック対応の「HK」ですが、実際にオーバークロックすることはないため、「H」とほぼ同じと捉えてよいと思います。

▼インテル 第12世代の「HX」「HK」「H」の主要なモデルを抜粋しました。文末に記載しましたが、旧世代のCPUでコスパが高いことから、Core i5-12600Hを搭載するPCも多く販売されています。

実機のシステム情報
続いて、Core i9-12900HKを搭載する「MINISFORUM UN1290」から抽出のシステム情報を掲載します。システム情報は、以下の記事にて紹介のフリーソフト「HWiNFO」から抽出しています。
HWiNFOの使い方、Windows PCのデバイス詳細情報やCPU温度など、導入必須のフリーソフト。投稿数 約4万件のフォーラムも充実
▼「システムの概要」です。クリックにて拡大できます。
▼CPUのCore i9-12900HKは、インテル 第12世代のモバイル向け、Pコア 6コア Eコア 8コアの合計 14コア 20スレッド、TDP 45W、L3 キャッシュは24MB

▼メモリはPCにより異なるために参考情報ですが、事例としての「MINISFORUM UN1290」は DDR4 メモリ 32GB、16GB x 2のデュアルチャンネルでの動作です。

▼統合型GPUはIntel Iris Xe Graphiicsです。負荷の大きいゲーム向けのGPUではありませんが、軽量のドラクエベンチマークのスコアは程々に高いです。

Core i9-12900HK、実機で計測のベンチマークスコア
Core i9-12900HKを搭載するPC実機で計測のベンチマークスコアを掲載します。ゲーム向けのGPUではないため、3DMARKなどのゲーム向けのベンチマークは未計測です。
なお、他のCPUとのベンチマークスコアの比較は、後の段落に掲載しています。全般的に、以下などの用途では 遅さを感じることは全くなくサクサクと動作します。インテル 第13世代の上位のCPUなどと比較しても、体感できるほどの相違はなく、キビキビと動作します。
- Web サイトのブラウジング、FHD クラスの動画視聴
- データ量の比較的多いExcel やAccessなどでの在宅勤務
- 画像編集も含めたブログ記事の編集
Geekbench 5
Geekbench 5のスコアは「シングルコア 1883、マルチコア 7629」。シングルコアのスコアは 2,000に届かず。AMD Ryzenと比較すると、マルチコアのスコアがやや低いです。

▼これまでに実機レビューした 主だったCPU・PCで計測のスコアは、以下の記事にて一覧化しています。
PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標
Geekbench 6
Geekbench 6のスコアは「シングルコア 2530、マルチコア 9021」。Geekbench 5と6では、スコア判定のベースとなる項目やPCのスペックが異なり、Geekbench 6のスコアは5よりも高くなります。

CINEBENCH R23
CINEBENCH R23のスコアは「シングルコア 1899、マルチコア 10085」。Geekbench 5と同様に、シングルコアのスコアは高いのですが、マルチコアのスコアは低めです。

▼これまでに実機レビューした 主だったCPU・PCで計測のスコアは、以下の記事にて一覧化しています。
CINEBENCH R23、ミニPCやノートPC 35製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標
PCMARK 10
PCMARK 10の総合スコアは 5,845。オフィスソフトでの快適さの指標は Productivityのスコア 4500ですが、本製品のスコアは 7,820と大きく上回っています。ただし、後述していますが、全般的に、下位のAMD Ryzenよりも低いスコアです。

ドラクエベンチマーク
軽量のドラクエベンチマークにおける、標準品質・FHDでのスコアは「とても快適、9024」。負荷の大きなゲーム向けではありませんが、軽量ゲームはプレイできるレベルです。

Core i9-12900HK、他のCPUとのベンチ比較
Core i9-12900HKの実機で計測のベンチマークスコアを、やや上位・下位のCPUを搭載するPCとのベンチマーク比較を簡単な表にしてみました。なお、繰り返しの記載ですが、Geekbench 5とCINEBENCH R23については、以下の記事にこれまでに実機で計測したスコアを一覧化しています。
PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標
CINEBENCH R23、ミニPCやノートPC 35製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標
▼Geekbench 5と6、CINBENCH R23のスコアは同傾向となりますが、インテル 第13世代のCore i9-13900HKには特にマルチコアが敵わず、Geekbenchにおいては AMD Zen 4 アーキテクチャのRyzen 5 7545Uと同水準です。Ryzen 5 7545Uを搭載するPCは多くありませんが(こちらの記事にて実機レビューしています)、ミドルレンジのRyzenとしてはコスパに優れています。

▼PCMARK 10のスコアは、上記のベンチスコアとは異なる傾向となり、下位のRyzen 7 5800Hが比較的高いスコアとなっています。ちなにみ、下表以外のスコアが高い事例として、2026年1月5日現在 レビュー中のAMD Ryzen AI 7 350の総合スコアは 7,970です。

Core i9-12900HKを搭載するPCの事例
2025年半ばには、Core i9-12900HKを搭載するPCが複数販売されていましたが、2026年1月5日現在では多くないため、同世代の下位のCPUを搭載する製品も含めて記載しました。全般的に、メモリ価格高騰の影響を受けて、2025年秋までと比較すると価格アップしています。
▼BMAXブランドの15.6インチノートです。2025年11月の記事投稿時には Core i9-12900HKを搭載し 約10万円でしたが、2026年1月5日現在では Core i9-12900Hとの表記のもと 12万円台に値上がりしています。
BMAX X17 Power、Core i9-12900HKを搭載する15.6インチノートPCが発売に。メモリ、SSDともに2スロット、金属製の筐体を採用
▼こちらはマイナーブランドの製品であり 参考までの表示ですが、天板にシステムモニターを装備しています。2025年9月末には約6万円でしたが、2026年1月5日現在では約7万円に値上がり。
天板にシステムモニターを装備、Core i9-12900HKを搭載するミニPCのスペック
▼Core i5-12600Hを搭載する発売間もない「MINISFORUM M1 Plus」。メモリ 16GB / SSD 512GB モデルのAmazon クーポン価格は 75,329円。USB4ポートを装備しています。
MINISFORUM M1 Plus、Core i5-12600H あるいは Core i7-12800Hを搭載のミニPCが発売に。エントリー構成は約75千円
▼Core i5-12600Hを搭載するミニPCのうち、価格重視では以下の「ACEMAGIC」の製品が安価です。
▼こちらは上位のCore i9-12950HXを搭載するミニPC「MINISFORUM M1-1295」の記事です。
MINISFORUM M1-1295、Core i9-12950HXを搭載するミニPCのスペック。ベアボーンは約55千円で販売中




