Gemini Lake N4100、128GBのSSDを搭載しつつも3万円ほどの13.3インチのファンレスノートPCであるChuwi LapBook SE。先日の外観レビューに続き、フリーソフトなどから抽出したシステム情報、ベンチマークスコアを掲載します。なお、本日で使用を始めて3日目であり、実際の使用感については、もう少し使い込んでからとしますので、今回は情報とスコアの記載に留めています。
関連記事
Chuwi LapBook SE 実機外観レビュー、3万円とは思えない質感に大きなキーボードは格別な使いやすさ
システム情報
仕様上のスペックによらず、フリーソフト・デバイスマネージャーから抽出のシステム情報です。
▼CPUはGemini Lake N4100、メモリ 4GB、GPUはIntel UHD Graphics 600と、他のGenemi Lake N4100 搭載機と同じですが、HWiNFOより抽出したシステム情報です。参照する場合には、クリックで拡大ください。
▲▼CPU温度のモニターもできるHWiNFOの記事はこちら。
▼同じくHWiNFOで抽出したSSDの情報。日本では馴染みのないFORESEE製のM.2 SSDですが、後段のベンチマークスコアのとおり、性能はなかなかのもの。
▲公式サイト上に同じ型番のものが見当たらないのですが、128GBは1種類しかないようですので、左端に記載の製品が該当すると思います。
▼32GBのeMMCはSan Disk DF4032。Inspiron 11 3000のエントリーモデルにも搭載されているeMMCのようです。中国メーカーのPCのなかには、コストカットのために安価なeMMCを搭載する機種もありますが、Chuwi LapBook SEはSan Disk製のため安心。
ベンチマークスコア、各種指標
手元にある、以下の他のGemini Lake N4100搭載機と大きく変わることはないのですが、参考までにベンチマークの実測スコアを掲載します。
▼ドラクエベンチマークのスコアは「1541の重い」。Apollo Lake N3450 (Intel UHD Graphics 500)のスコアは2000台前半となるのですが、Gemini Lake N4100 (Intel UHD Graphics 600)のスコアはこの程度です。
ただし、同スペックのJumper EZBook X4が1800前後のスコアのため、LapBook SEはより低スコアとなっています。これは、Jumper EZBook X4のメモリクロックが1200MHzであるのに対し、Chuwi LapBook SEは1066.7MHzであることも一要因かと思われます。
Apollo Lake N3450のChuwi LapBook Airもメモリクロックが他よりも低く、スコアが伸びずにいました(Chuwi Lapbook Airのベンチマークを実測し、EZBook 3 Proと比較してみた)。
、
▼Geekbench 4を何度か試してみたものの、完走後のスコア表示のところで何故かエラーに。
▼CINEBENCH R15のOpen GL、CPUのベンチマークスコアは以下。比較対象が上位のCPU、GPUであるため低位となっています。
▼Gemini Lake N4100とApollo Lake N3450の体感レスポンスは以下の記事を参照。
▼上記ベンチマークで負荷をかけた状況でのCPU温度は最大83度。ボディの一部に熱を持つこともなく排熱処理は良好のようです。なお、ブログ記事編集・軽めの画像編集でのCPU温度は最大でも66度となり、全く問題ありません。
▼CrystalDiskMark 6.0.2のスコアです。上は32GB eMMC、下は128GB SSDです。
▲SSDは前述のとおりFORESEE製ですが、以下のJumper EZBook X4のSSDよりWrite側は断然よいスコアです。
ただし、EZBook X4の海外のユーザーレビューを参照すると、これほどわるいスコアのものはなく個体差かと思います。
▼自宅のWi-Fi環境下(Nuro 光)での回線速度は89Mbps。他の端末での最高記録は100Mbps、時間帯にもよりますが他の端末では概ね70から90Mbpsのため、Wi-Fi感度ともに良好。
▲ただし、今は復旧していますが、Wi-Fiの設定項目・アイコンがない現象もありました。
まとめ
今回はシステム情報とベンチマークスコアに限定しお届けしました。ドラクエベンチマークスコアは他のGemini Lake N4100搭載機より僅かに劣る一方、SSDのスコアは良好と、概ね一般的なN4100・SSD搭載機の水準です。
実際の使用感は別記事としますが、2日使用した範囲では、Gemini Lake N4100を搭載することによりライトユースでさサクサクなレスポンスと、大きなキーボードで使い勝手は良好です。
▼GearBestでの価格情報はこちら。画像では279.99ドルとなっていますが、2018年11月24日時点では 259.99ドルです。なお、人気製品であるため納期に留意ください。以下の画像では表示していませんが、「Shipping」の項目が出荷予定日に該当します。
GearBest 関連記事
コメント