Amazonにて、CPUにAlder Lake-N N100を搭載するミニPC「CHUWI HeroBox 2023モデル」が販売されています。2020年1月にGemini Lake N4100を搭載するモデルを実機レビューしていますが、当時と同じアルミ製ボディでのリリースです。
N100モデルは メモリ 8GB / SATA SSD 256GBと、N100のミニPCとしては やや控えめな容量ですが、2023年9月21日現在のAmazonでは、4,000オフクーポンの利用により 18,900円と安価での販売です。
販売元・引用元
CHUWI HeroBox 2023モデルのスペック
HeroBox 2023モデルのスペックは以下となります。N100のミニPCでは、16GBのメモリを搭載する製品も多いなか、8GB オンボードであることが惜しいですが、4800HzのLPDDR5メモリの搭載です(LPDDR4を搭載する製品も多いです)。
CPU | Alder Lake-N N100、4コア4スレッド、最大 3.4GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | オンボード 8GB LPDDR5 4800Hz |
ストレージ | M.2 SATA SSD 256GB、2.5インチ SATA HDD/SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi 6対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB-C(データ専用)、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、VGA、有線LAN |
サイズ | 187.6 x 138.3 x 37.3mm、505g |
OS | Windows 11 Home |
CHUWI HeroBox 実機レビュー、2万円ちょいでGemini Lake,RAM 8GBで快適動作のファンレス ミニPC
CHUWI HeroBox、Jasper Lake N5100モデルが2万円未満で販売中。メモリ 8GB、サイズ、デザインは従来機と変わらず
▲従来モデルのGemini Lake N4100 / Jasper Lake N5100を搭載する製品は、上の記事にて実機レビュー、紹介しています。サイズは従来モデルと変わらないことからも、同じボディを採用しています。
Alder Lake N100を搭載するミニPCは、以下の記事などで実機レビューしています。他の記事と同じコメントですが、N100のベンチスコア・体感レスポンスは、インテル 第8世代 モバイル向けのCore i5相当となり、普段使いでは十分にサクサクと動作します。前モデルのJasper Lake N5100は、第5世代のCore i5相当ですので、3世代分 ジャンプアップしたことになります。
▼N4100モデルはファンレスでしたが、N5100モデルとN100モデルはファンありです。いづれの製品もアルミ製ボディとなり質感は高めな一方、一般的なミニPCと比較すると横幅が大きいです。
標準装備の256GB ストレージは M.2 SATA SSDですが、公式サイトにおいても PCIe SSDに換装できるか否かの明記はありません。ただし、N100の場合にはPCIe SSDに換装しても速度は出ないため、SATA SSDで十分です。
▲▼下の写真は「CHUWI HeroBoxを分解、2.5インチ SSDポートとマザーボードなどを確認してみた」で掲載の、HeroBox N4100モデルにHDDを増設したものです。上の画像から N4100モデルと同様に、底板を外してHDD/SSDを増設する仕様と思われます。
▼ポート類は従来モデルを踏襲しています。USB 3.0とVGAに仕様の古さを感じます。USB Type-Cポートはデータ専用となり、映像出力には未対応です。
まとめ
よくもわるくも(ポール類に古さを感じる一方、アルミ製ボディを採用)従来モデルを採用する「CHUWI HeroBox 2023モデル」。メモリが8GB オンボードであることが惜しいのですが、Amazonのクーポン適用後価格は18,900円と安価なことから、N100のミニPCをお探しの方には選択肢の一つとなる製品です。
参考情報
ミニPCにて使って便利な周辺機器は、以下の記事で掲載しています。狭いスペースでの使用なら 16インチ アスペクト比 3 : 2のポータブルモニター、サブPCとしての使用ならUSB 切替器がおすすめです。
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