今回 紹介する製品は、Amazonにて「BNCF」ブラントから販売の、N150を搭載する11インチのWindows 11 2 in 1タブレットです。
10〜11インチクラスのN150を搭載するタブレットとしては、Zwiide および CHUWIから販売されていますが、CHUWIのタブレットの液晶がHD 解像度であるのに対して、本製品はZwideの製品と同様に FHDであることがメリットです。
スペック
上の画像のキーボードケースが付属しています。英語キーボードとなり、日本語キーボードカバーも付属しています。ただし、ベースは英語キーボードであり、私としては以下の記事で掲載のフリーソフト「Alt-IME」を利用し、英語キーボードのまま 使用した方がよいと思います。
同ソフトの利用により、スペースキー両隣のAlt キーのワンタッチにより「英数・かな」を切り替えることができ(Macの日本語キーボードと同様の扱い)、慣れると 日本語キーボードよりも高速タイピングが可能です。
英語キーボードの「かな」「英数」をAlt空打ちで瞬時に切替。alt-ime-ahk.exeで快適な入力環境

▲▼スペックは下表となります。上の記事にて、同じく N150を搭載する 11インチタブレットの「Zwide SA11」を紹介しています。スペック、サイズ、ポート類の配置ともに同じであり、本製品と「Zwide SA11」は同じ製造元の製品、背面のデザイン違いと思われます。
CPU | Twin Lake N150、4コア4スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 12GB LPDDR5 オンボード |
ストレージ | M.2 PCIe SSD 256GB |
ディスプレイ | 10.95インチ、IPS、タッチパネル、光沢パネル、解像度 1920 x 1200 |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | フル機能 USB Type-C、充電用 USB Type-C、USB-A 3.0、micro HDMI、3.5mm イヤホンジャック |
バッテリー | 7.7V / 3500mAH、給電・充電はUSB-C |
サイズ | タブレット単体 25.7 x 16.8 x 1cm |
重さ | タブレット単体 635g、タブレット + キーボードケース 1,106g |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | 英語キーボード、金属製の筐体、キーボードケースとのセットモデル、フロント 5百万画素 + リア 8百万画素 カメラ、ファン内蔵、2スピーカー |
▼Twin Lake N150を搭載するPCは、以下の記事に実機レビューしています。ベンチマークスコアや体感レスポンスを記載していますが、Alder Lake N100 / N95 / N97や、Core i3-8350Uと同水準となり、動画視聴やブラウザ、Excelなどの在宅勤務では、遅さを感じることなく動作します。

その他のスペックの補足は以下です。
- 2-in-1でもあり、キーボードケースとのセットでの重量は 1,106gと、11インチクラスの軽量ノートよりも やや重いです。
- 同クラスのミニPCの使用感では、省電力のCPUでもあり、CPUファンの音量は抑えれれていると思います。
- HDMIポートがフルサイズやmini HDMIではなく、Micro HDMIであることがマイナスポイント(ケーブル接続時に、ケーブルの端子が折れやすい)。
- ただし、映像出力可能は フル機能のUSB Type-Cポートを搭載していますので、一般的には Micro HDMIであっても課題にはなりません。
- PCIe SSDを搭載していますが、Twin Lake N150では PCIe SSDの速度が制限されるため(PCIe 3.0 x 1での動作)、それほど速度は出ません。ただし、SATA SSDよりも高速ですので、普段使いでは十分です。
- キーボードはマグネット式での取り付けです。ただし、Surfaceと異なり、キーボードの傾斜をつけられず フラットです。
外観
ごく簡単にではありますが、外観について記載します。上の画像に「オールメタル」とありますが、アルミ製の筐体であり、剛性を確保しています。背面は明るめのシルバーであり、アルミ製の筐体とあわせて 質感はよいように思います。
▲▼上の画像は本製品、下の画像は「Zwide SA11」のポート類です。ポート類の配置は同じ、背面側の溝も同じデザインであり、背面色・デザイン違いの同端末であることがわかります。
スピーカーは横持ちでの両サイドに配置、電源ボタンは左上に配置されており、Windows 11 タブレットとしては一般的な構成です。
まとめ
2025年7月3日現在のAmazon 販売価格は、10,000円オフクーポンの利用により 39,999円。N150 / フル機能のUSB Type-Cを搭載するミニPCの多くは 2万円台半ばからの価格であることを考慮すると、液晶・キーボード付きの2-in-1としては 割安のように感じます。
なお、購入を検討する場合には同型の「Zwide SA11」のレビューコメントを参照されることをおすすめします。Windows 11 タブレットでは、稀に生じることですが、充電できなくなった事例が掲載されています。
▼こちらは引用した「Zwide SA11」
コメント