Amazonでも販売されている「BMAX X15」。Gemini Lake N4100を搭載する15.6インチノートですが、メモリ 8GBにSSD 128GBと、Teclast その他の中国製ノートと同様のスペック。このため差別化しにくいのですが、BMAXのノートPCらしく、スペック・デザインともに無難にまとめているのがポイントの一つ。
BMAXの製品は同じようなモデル名が多いため、紹介したつもりでいましたが、記事としては未掲載だったため、リリースから数ヶ月遅れての紹介です。
BMAX X15のスペック
BMAX X15は既に記事として紹介済と思っていましたが、その理由以下で紹介のS15の存在でした。15.6インチ、Gemini Lake N4100、メモリ 8GB、SSD 128GBの基本スペックは、X15と全く同じですが、ボディの材質が異なります。
S15のABS樹脂製に対して、X15はアルミ製。製品情報では「ABS + Metal」とあり、おそらくは天板と底板はアルミ製、キーボード面のみプラスチック製かと思いますが、質感・剛性・放熱効果ともにアルミ製が優れているのは明らか。BMAXの場合、Sシリーズはプラ製、Xシリーズはアルミ製との棲み分けです。
CPU | Gemini Lake (Celeron) N4100 |
GPU | Intel UHD Graphics 600 |
メモリ | 8GB DDR4 |
ストレージ | 128GB SSD、M.2 2280サイズ |
ディスプレイ | 15.6インチ、IPS、解像度 1920 x 1080 |
WiFi | 11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、Mini HDMI |
バッテリー容量 | 10000mAh/3.8V |
サイズ(本体) | 375 × 243 × 20.0mm、2kg |
OS | Windows 10 Home |
上表のとおり、Gemini Lake N4100にメモリ 8GBと、エントリーノートとしては一般的なスペック。私は同スペックのノートPCとミニPCを多く所有していますが、軽めのオフィスソフトなどでは遅さを感じることなく動作します。
ただし、Windows 10の更新前後のシステムプロセス稼働時など、上位機と比較するとCPU使用率が100%となる時間帯が長くなり、カクカクとした動きになることに注意が必要。システム更新の頻度が多いWindows 10だけに、「想像以上にレスポンスがよくない」とかじる方も多いかと思います(更新が落ち着くと普通に動作します)。
スペックで気になることは、重さ2kgと15.6インチとしてはやや重いこと。あと200gほど軽くなるとよいのですが。
BMAX X15の外観
私は以下のミニPCですっかり慣れてしまいましたが、BMAXのPCの場合、大きなロゴがマイナスポイント。ロゴなしで片隅にBMAXのテキストのみとすると、さらによくなると思います。なお、他の中国ブランドのPCと同様に、イメージ画像は実機よりもディスプレイのベゼル幅を狭く、厚みを薄く見せる傾向があるために注意が必要です。
▲USキーボードに10キー付き。USキーボードを懸念する方も多いはずですが、英数・かな切替(IMEオンオフ)は以下のフリーソフト「Ale-IME」の利用により、スペースキー両隣のAltキーのワンタッチで行うことができます。@などの一部のキーの日本語キーボードとの配置の相違は慣れでカバーでき、使い込んでいると日本語キーボード以上に快適なタイピングも可能です(私の場合。好みは人それぞれ)。
▼標準装備のSSDは128GBと控えめですが、背面からSSDスロットにアクセスできるため、簡単により大容量のSSDに換装できます。
▼USB Type-Cは未装備ですが、左右にあるUSB 3.0、Mini HDMIにより拡張性は十分。
▼脚色なしの実機かと思いますが、サイドから見るディスプレイ幅やデザインはよい感じ。
▲▼10キー付きのキーボードのため、タイピング重視の場合にはディスプレイの中心とキー・視線の中心がずれることになり、疲れやすく感じる方も多いと思います。
まとめ
中国ブランドの15.6インチ、Gemini Lake ノートとしては標準的な構成のBMAX X15ですが、安価な15.6インチノートをライトユース目的(Webサイト閲覧やブログ記事編集、軽めのオフィスソフトなど)でお探しの場合、背面のロゴに違和感がなければ「買い」で問題ないかと思います。
▼Banggoodではクーポン「BGBXX15N2」の利用により 279.99ドル、10/22まで。
▼Amazonでの販売価格も大差ないため、納期などを考慮するとAmazonもよいでしょう。
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