4コア CPU、HD画質のエントリークラスの製品となりますが、Widevine L1に対応する10インチタブレットの「BMAX I9 Plus」が、Amazonにて 約12千円で販売されています(2024年9月8日現在)。
AnTuTu ベンチマーク v9のスコアは15万前後(v10では25万との情報もあり)となり、一般的な画質の動画視聴、Webサイトのブラウジングなど、用途は限定されます。
BMAX I9 Plusのスペック
上の画像は Android 13の製品紹介のものですが、Android 14モデルも基本スペックは同じです。CPUに4コアのRockchip RK3562を搭載していることが、低価格での提供に貢献しています。私は同CPU(SoC)の使用経験はありませんが、他サイトの情報を参照すると、AnTuTu ベンチマーク v9のスコアは15万前後とあります。
一方、上の画像のAliExpressでの販売情報では、おそらく v9よりも高いスコアとなるv10かと思いますが、そのスコアは約25万となっています。少なく見積もっても、v10のスコアは約20万あたりでしょうか。この水準のスコアではサクサク動作とは言えないものの、一般的な画質の動画視聴やWeb サイトのブラウジングでは、遅さを大きく感じることなく動作する水準です。ベンチマークスコアと体感レスポンスは、以下の製品が近いと思います。
BMAX I10 Pro、10型タブレットの実機レビュー。4コア CPUながらもAnTuTu スコアは約17万でサクサク動作。アルミ製の背面も特筆すべき上質さ
CPU | Rockchip RK3562、4コア、最大 2.0GHz |
GPU | Mali-G52 |
メモリ | 物理メモリ 4GB + 拡張 8GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1280 x 800 |
WiFi、Bluetooth | WiFi Dual Band 対応、Bluetooth 5.1 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh |
サイズ | 厚み 10.1mm、重さ 500g |
OS | Android 14 |
その他 | 2スピーカー、Widevine L1対応 |
Android 端末における Widevineとは。概要とL1,L2,L3の相違、L1,L3の画質を実機で確認してみた
▲▼低価格ながらも、2スピーカーを搭載し、huluやAmazon プライムビデオを高画質再生可能な「Widevine L1」に対応しています。ただし、以下の画像にNetflixのロゴがありますが、Amazonの製品紹介には「HDでの再生に対応していないNetflix」と(妙な日本語での)記載があり、Netflixでの動画は Widevine L3のSD画質を想定ください。
▼BMAXのタブレットは、他の中国新興ブランドの製品と同様に金属製の背面であることが多いのですが、本製品はその価格、背面のラウンドしたエッジから判断しても樹脂製でしょう。
価格情報
Amazonでの2024年9月8日現在の価格は、クーポン適用後の価格は 11,900円。Amazonの表示では、「タブレットカテゴリー ベストセラー1位、過去1ヵ月で4,000点以上購入」とあります。
ただし、こちらの記事にて記載していますが、Android 11の端末(2022年6月)より小変更しての販売、4コア CPUでもあり、古さを感じます。このため、私としては文末の「Teclast P30」などをおすすめします。
▼2024年9月8日時点のAmazon 情報。タブレットとしては安価であることは確実ですが、Android 11の頃から販売している古さもあり、私としては「タブレットカテゴリー ベストセラー1位、過去1ヵ月で4,000点以上購入」が不思議です。
▼Amazonでのクーポン適用後の価格は 11,900円。価格のみを目にすると安いのですが、Android 11の頃の端末がベース、4コアであることを考慮すると、割高感があります。
▼上記により、私としては以下の同価格でスペックがより充実した「Teclast P30」をおすすめします。
Teclast P30 UNISOC T606モデル、従来製品からCPU、ストレージがスペックアップした10インチタブ。11,900円で販売中
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