Gemini Lake J4115を搭載しつつも、NVMe対応のPCIe接続のSSDを増設可能なミニPC「BMAX B2 Plus」。他のPCのPCIe SSDを接続し、動作することを確認しました。やはり、Gen.2での接続となり、ベンチマークスコアはSSDの性能を活かしきれていませんが、それでもデフォルトのSATA SSDと比較すると、6割増のスコアとなりました。これなら起動ドライブ化した場合には、Windows 10の起動や終了など、その速さを体感できるでしょう。
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BMAX B2 PlusにPCIe SSDを取付
今回取り付けたPCIe SSDは以下の製品。下のリンク先記事のミニPCから取り外し試してみました。
▼右がデフォルトのSATA SSD、右がPCIe SSDの空きポート。2280サイズのM.2 SSDを増設できます。2242サイズのネジ穴がないため、実質としては2280専用。
▼接続部分を拡大。上の画像のとおり、ネジも付属しています。
▲拡大してみると、ボディの素材はプラスチックであることがよくわかります。
▲▼取付完了。熱を持つPCIe SSdですので、ヒートシンクを取り付けています。
システム情報とベンチマークスコア
写真を撮るのを失念しましたが、起動時(Windows 10の起動前)にPCIe SSDのチェック画面のようなもの(確証はないのですが、おそらくPCIe SSDのチェック画面だと思います)が走っていました。
▼デバイスマネージャーでは、あっさりと認識。PCIe SSDとありますね。
▼HWiNFO(HWiNFO、Win 10のデバイス詳細情報やCPU温度など、導入必須のフリーソフトの概要 )のシステム情報。
▲右上のPCIe 2xとなっていることがポイント。マザーボードはPCIe Gen.2の仕様です。
▼CrystalDiskMark v7のベンチマークスコア。上はデフォルトのSATA SSD、下は今回試したPCIe SSD。
▲同SSDの以下のCore i7-8565UのミニPCでの接続では、Readのスコアが3000超となるため、SSDの性能を活かしきれていません。
▲▼こちらは、BMAX B4 Proに搭載のPCIe SSDのスコア。
▲▼先ほどのBMAX B2 PlusのDrive Controllerは PCIe 2xでしたが、B4 ProではPCIe 4xとあり、世代の相違がベンチマークスコアの差に表れています。
まとめ
BMAX B2 PlusにPCIe SSDを接続し動作することを確認、ベンチマークを測定しました。マザーボード上のコントローラーの仕様が旧世代のため、SSDの本来の性能を活かしきれていませんが、(今回は試していませんが)起動ドライブ化した場合には、大きな差ではないものの、Windows 10の起動や終了などにおいて、SATAとの相違を感じ取れることでしょう。
Gemini Lake J4155搭載機でPCIe SSDを増設できることは珍しいのですが、BMAXのミニPCでは下位のB2でも同じく増設可能であり、貴重な存在となっています。
▼BMAX B2 Plusの価格。Banggoodでは、クーポン「BGSEBB2」の利用により 179.99ドル、9/24まで。Amazonと比較すると、かなり安くなっています(Amazonが割高なのですが)。
▼こちらはB2 Plusの全般的な実機レビューとB2の製品情報の記事。
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