国内外通販のAndroid タブレットにおいては、8インチクラスの製品が人気となっていますが、Blackviewより 8.68インチでCPU(SoC)にUNISOC T606を搭載する「Blackview Tab 60」が発売となりました。
ALLDOCUBE iPlay 50 Miniなどの8.4インチよりも一回り大きな8.68インチに、メモリ 6GB + 拡張 6GB、128GB ストレージと程よいスペックですが、液晶の解像度は 1340 x 800となります。
引用元・販売元
Blackview Tab 60のスペック
2023年9月10日現在、Amazonにて販売されていますが、Blackview 公式サイトや海外通販のAliExpressでは未掲載です。発売直後でもあり、タイトル下の画像のスタイラスペンとAmazonの製品紹介にあるケースの存在は確認できていません。
なお、Amazonの製品紹介には「2023 アップグレード版」とありますが、以下で実機レビューの「Tab 6」のアップグレード版の位置付けと思われます。
Blackview Tab 6 実機レビュー、4コアCPUのベンチスコアは8コア超で機敏に動作、LTE接続も確認
CPU | UNISOC T606、8コア |
GPU | Mali-G571 |
メモリ | 物理メモリ 6GB + 拡張 6GB |
ストレージ | 128GB eMMC |
ディスプレイ | 8.68インチ、解像度 1340 x 800 HD+、明るさ 300nits |
WiFi、Bluetooth | WiFi 11a/b/g/n/ac、Bluetooth 対応 |
LTE | FDD : B1/B3/B7/B8/B20、TDD : B40 |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 8百万画素 |
バッテリー容量 | 6050mAh |
サイズ | 212 x 124 x 8.4mm、338g |
OS | Doke OS P3.0、Android 13ベース |
その他 | GPS搭載、ステレオスピーカー、Widevine L1対応 |
▼CPUのUNISOC T606を搭載するタブレットは、以下の記事にて実機レビューしています。AnTuTu ベンチ v10のスコアは約24万となり、動画視聴やブラウザ、SNS/ショッピング関連のアプリの普段使いでは、上位のタブレットと比較しても、大きく体感できるほどのレスポンスの相違はありません。
OSCAL C70、UNISOC T606 搭載の6.6インチスマホのスペック。Amazon クーポン価格 15,800円にして AnTuTu スコアは約23万
Alldocube iPlay 50 Mini 実機レビュー、90ドル未満にして AnTuTu スコアは約24万、Widevine L1対応のFHD、鮮やか液晶の8.4型タブレット
▼スペックの補足は以下です。
- 「ALLDOCUBE iPlay 50 Mini」はシングルスピーカーであることがデメリットですが、本製品はステレオスピーカーを搭載。
- 一方、ストレージは高速はUFSではなく eMMC、画面解像度はHD+の1340 x 800。ドットが目につくことはありませんが、動画配信を高画質(FHD)再生可能な「Widevine L1対応」としつつも、液晶自体がFHDでないことが気になります。
- 拡張メモリは、ストレージの空き領域を仮想的に最大 6GBまでメモリとして割り当てることができる機能です。
- サイズの212 x 124 x 8.4mmは、8.4インチのiPlay 50 Miniと比較すると縦に約9mmほど長くなります。横幅は2mm小さく、片手でホールドできる程よいサイズ感です。
Android 端末における Widevineとは。概要とL1,L2,L3の相違、L1,L3の画質を実機で確認してみた
▼気になるのはこちらのケースの存在と、Widevine L1対応(上の記事に記載していますが、動画配信サービスの動画をHDで再生可能)でありつつも、液晶の解像度が1340 x 800のHD+であること(HDの要件は満たしています)。
まとめ
他社のUNISOC T606を搭載する 8.4インチタブレットと同価格帯で 8.68インチ・ステレオスピーカーのメリットがある一方、解像度がFHDではなく 1340 x 800のHD+であることがマイナスポイントです。
以下の記事にて実機レビューしていますが、1340 x 800の解像度の評価は難しいです。FHD+とはきめ細やかさが異なりますが、気にならない方も多いだろうと思います。なお、色合いにクセのある「ALLDOCUBE iPlay 50 Mini Pro / 50 Miniと比較すると、自然な発色です。
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