Blackviewより、10.5インチのAndroid タブレット「Blackview Tab 15」がリリースとなり、AliExpressにて 11月1日からセール開催予定です。
CPUにHelio G85を搭載した 10.5インチのTab 13が発売されて間もないのですが、Tab 15は メモリ 8GBと容量アップ、4スピーカー、18Wの急速充電など、Tab 13と比較すると一部のスペックと機能が強化されています。なお、冒頭のキーボードとマウスは付属しませんが、専用ケースとガラスフィルムが付属しています。
引用元
Blackview Tab 15のスペック
上の画像では CPU(SoC)のUNISOC T610のAnTuTu ベンチスコアは 223,463と明記されています。ただし、他のUNISOC T610を搭載するタブレットの情報ではスコアは18万前後であり、この水準(18万前後)との認識がよいと思います。
CPU | UNISOC T610、8コア |
GPU | Mali-G52 MC2-3EE |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB eMMC |
ディスプレイ | 10.5インチ、解像度 1920 x 1200、IPSパネル、明るさ 360 nits |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.0、GPS 搭載 |
LTE | FDD-LTE: B1/B3/B7/B8/B20/B40 |
カメラ | リア 13百万画素(Sony IMX258)、フロント 8百万画素(Samsung S5K4H7) |
バッテリー容量 | 8280mAh、18W 急速充電に対応、充電はUSB Type-C |
サイズ | 246.4 x 161.5 x 7.3mm、525g |
OS | Doke OS P3.0(Android 12 ベース) |
その他 | 4スピーカー、GPS搭載、顔認証対応、Widevine L1 Support |
▲先行販売の10.1インチタブレット「Tab 15」については、上の記事にて実機レビューしています。上表では、Tab 15がTab 13より秀でている箇所を黄色網掛け、劣っている箇所をピンク網掛けしています。CPU以外で Tab 15が優っている反面、CPUをややスペックダウンし バランスをとっているような構図です。
Tab 13 vs Tab 15の主だった項目の比較は以下となります(Tab 13、Tab 15の順に記載しています)。
- CPUは Helio G85 vs UNISOC T610、前者のAnTuTu ベンチスコアは約25万、後者は約18万(Tab 15の製品紹介には 約22万とあり)
- メモリ 6GB vs 8GB。Tab 13のメモリ拡張は4GB、Tab 15は6GB
- ディスプレイのサイズは 10.1インチ vs 10.5インチ
- 明るさは300 nits vs 360 nits。Tab 13の300 nitsでも通常の使い方では十分ですが、Tab 15はさらに明るい360 nits
- バッテリー容量は 7280mAh vs 8280mAh、さらにTab 15は18Wの急速充電に対応
- 重量は 450g vs 525gと、Tab 15は バッテリー増量もあり、やや重たくなります。
- Tab 13 / Tab 15のカメラの画素数は同じですが、Tab 15のイメージセンサーはリアがSony IMX258、フロントがSamsung S5K4H7と明記されています。
- スピーカーは 2スピーカー vs 4スピーカー
▼上記5の急速充電 18Wについて、ミドルレンジ以上のスマホとの比較では控えめです。ただし、以下の記事に掲載のとおり、XiaomiやTeclastのタブレットなど、このクラスとしては一般的です。
▼上の記事にて、複数のタブレットの主要スペックを比較していますが、一般的には7,000mAhのバッテリーを搭載するタブレットが多いなか、Tab 15は8,280mAhと大容量。また、大容量の割には重量も 525gと抑えられています。
▲▼「Tab 15」は以下の記事で紹介の「Tab 11」や「Xiaomi Pad 5」と同様に、「Widevine L1」に対応しています。Googleの提供する著作権保護技術のWidevine DRM(Digital Rights Management)ですが、端末が高いセキュリティ要件を満たしていると、高画質での再生が可能です。「Tab 15」は、最高位の「Widevine L1」に対応し、Netflix、YouTube、Disney+、Huluなどの高画質での再生に対応しています。
Blackview Tab 15の外観と機能
続いてTab 15の外観、上記スペックの機能他を画像に基づき補足します。期間限定の可能性もありますが、専用ケースとガラスフィルムが付属しています。
背面とケースは、ブルー・グレイ・シルバーの3色展開。製品紹介では明記ありませんが、Blackviewのこのクラスの傾向から判断すると、背面はアルミ製でしょう。
▼キーボードは付属せず、また、専用キーボードの設定も見当たりませんが、PCモードを備え、キーボードとマウスにより PCライクに扱うことができます。Tab 13のPCモードを使用する範囲では、通常モードと比較すると ややレスポンスは劣るものの、アプリの拡大・縮小表示など 便利な機能です。
また、OTGをサポートしていることにより、画像のようにUSBのワイヤレスマウスを使用することもできます(もちろん、Bluetooth マウス・キーボードも使用できます)。
▲▼▼製品紹介では 背面全体の画像はないのですが、以下のTab 13の背面と同様に、上質でロゴも控えめな スッキリした背面と思われます。ただし、カメラ周りの形状は異なります。
まとめ
Blackviewの10インチクラスのタブレットとしては、フラッグシップに準じたスペックのTab 15。CPUのUNISOC T610は、Tab 15に搭載のHelio G85と比較すると やや劣るものの(普段使いでは遅さを感じない水準です)、メモリ 8GBに4スピーカー、8280mAhの大容量バッテリーに18Wの急速充電と充実しています。
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