Beelinkより、通常のミニPCよりも一回り小さく、Jasper Lake (Celeron) N5095を搭載する「Beelink Mini S」が販売されています。N5095を搭載するミニPCとしては「Beelink U59」が先行販売されていますが、Mini Sのサイズは 115 x 102 x 41mmとなり、U59よりも縦横ともに約10mm小さくなります。
また、同スペックの他社製ミニPCとの比較においても、メモリ 8GB / SSD 128GB版のAliExpressのセール価格は 169.39ドルと、クラス最安価格帯であることも大きな特徴です。
Beelink Mini Sのスペック
上のCINEBENCH R20のスコア比較は AliExpressの製品紹介から抜粋したものですが、Celeron 前世代のGemini Lake N4100 / J4125 / J4205よりも高いスコア・レスポンスも快適なことはもちろんのこと、以下のN5095を搭載の他のミニPCのレビュー記事で記載のとおり、第5世代のCore i5-5200Uと同水準です。
▼Beelink Mini Sのスペックは以下となります。
CPU | Intel Jasper Lake (Celeron) N5095、4コア4スレッド、最大 2.9GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB or 16GB DDR4 |
ストレージ | M.2 SATA SSD 256GB or 512GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | 11 b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、HDMI x 2、有線LAN |
サイズ | 115 x 102 x 41mm |
OS | Windows 11 |
▲▼同じく Jasper Lake N5095を搭載する「Beelink U59」との相違は以下です。データ専用のUSB Type-Cを利用したい場合には U59となります。
- U59のサイズ 12.4 x 11.3 x 4.1 cmに対して、Mini Sは 11.5 x 10.2 x 4.1cm。縦横ともに、約1cm 小さくなります。
- サイズが小さいこともあり、Mini SはUSB Type-Cを未搭載、U59は搭載(データ専用)。
▼樹脂製のボディとなりますが、2.5インチ HDD / SSDを増設可能、メモリスロットを2基装備することは上位機と同じです。
▲▼Jasper Lake N5095を搭載するミニPCでは概ね同様となりますが、負荷をかけた際の騒音は30dB台半ばと静かなことも特徴の一つです。
また、Mini Sでは 以下の記事でレビューの上位機「SEi 8」と同様に、2.5インチ HDD / SSDを増設時の冷却対応として アルミ製のドライブクーラーを備えています。
▲▼こちらは SEi 8 実機のドライブクーラー
Beelink Mini Sの外観
Mini Sは通常のミニPCよりもコンパクトなことを除けば、一般的なデザインのミニPCです。なお、Jasper Lakeを搭載する超小型ミニPCとしては以下の製品もありますが、これらは小さすぎて ケーブル利用時に本体が動いてしまう懸念もあります。
▼USB Type-Cは未装備sですが、USB 3.0 x 4、HDMI x 2、有線LANと豊富なポート類。また、Wake on lanにも対応しています。
▼ピアノブラックの塗装など、天板のデザインで主張する製品も多いなか、本製品はシックな天板となり、価格セーブに繋がっているように思います。
まとめ、価格情報
Jasper Lake N5095を搭載するミニPCとしては 一般的な構成ながらも、一回り小さなボディとなり、価格も同スペックのミニPCよりも割安です。
メモリ 8GB / SSD 128GBの場合、AliExpressでは 177.59ドル(6月6日開始のセールでは 169.39ドル)、Amazonでは クーポン利用により 26,300円と、AliExpress / Amazonともに同スペックのミニPCでは 最安価格帯での販売です。
https://winandinet.jp//entry/beelink-mini-s-review/
▼AliEpxressの価格情報。メモリ 8GB / SSD 128GBの場合、177.59ドル(6月6日開始のセールでは 169.39ドル。6月6日時点の換算レートでは、前者が23,916円、後者のセール価格が 22,674円)
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