Apple M2 チップを搭載の「Mac mini 2023モデル」の購入を検討中の私ですが、M2 vs M1 チップは、所有するM1 MacBook Airとインテル Macの相違ほど強烈でないために、購入すべきか否か、M2 or M2 Proの選択も含めて悩ましい状況です。また、M2 MacのSSDの速度がM1 Macよりも控えめ(注)なことも気掛かりです。
そこで、購入検討にあたっての私自身の整理の意図も含め、M1 / M2 チップのGeekbench 5のスコアを一覧化してみました。
(注)256GBにおいては、搭載するNAND チップ数の相違(M1は2個、M2は1個。2個にアクセスするか、1個にアクセスするかの相違)により、M2 SSDのベンチスコアは M1 SSDの30〜50%減。
Geekbench 5 スコア、引用元
以下の一覧は実機で計測したものではなく、上の画像、下記のGeekbench 5の情報を引用したものとなります。
以下の記事に、これまで当サイトで実機レビューとして掲載、あるいは個別に紹介した主だったPCのGeekbench 5のスコアを一覧化しています。Geekbench 5のスコアは、Core i3-8100を1000とした場合の指標ですが、後段のスコアは、メモリ搭載量やその他の環境に応じて多少の変動(特にマルチコア)があります。
PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標
M1 / M2 チップ、Geekbench 5のスコア一覧
以下は参考指標のmacOS Venturaに更新した、M1 MacBook Air 実機で計測のGeekbench 5のスコアです。「M1 MacBook AirをVenturaに更新、ベンチスコアをMontereyと比較してみた」にて、CINEBENCH R23、SSDのベンチスコアも掲載しています。
▼こちらは参考掲載の、M1 MacBook Air 実機のCINEBENCH R23と、SSD ベンチのスコア。
▼冒頭・文末のリンク先記事に掲載していますが、M2 Pro Mac mini 実機で計測のGeekbench 5のスコアはこちら。
シングルコア 降順
参考指標として、インテル Macの「iMac 27 Retina Mid 2020」と「Mac Pro Late 2019」のスコアも掲載しています。
M1 MacBook Airのユーザーとして、M2 チップのMac miniを購入すべきか、M2 or M2 Proとすべきか、悩ましいのは以下です。インテル Mac / M1 Macと同価格帯のインテル Windows PCとM1 Macとの比較では、総じて M1 Macがキビキビと動作しますが、M1 vs M2では、M1 vs インテルほどに強烈なものではありません。
- M1 Mac miniのスコア 1715に対して、M2 mac miniのスコアは 1929。約200のスコアの相違は体感できるものではありません。
- また、M2 ProとM2は誤差の範囲で同水準です。
- さらに、スコア 1200越えともなると、オフィスソフトなどのライトユースでは、スコア 1900のM2 チップと大きく体感できるほどではありません。
マルチコア 降順
動画編集などの負荷を要することをそれほど行わない私としては(ただし、今後は軽めな動画編集を行う予定)、現在のところ マルチコアのスコアはそれほど重要視していないのですが、シングルコアの降順とは様相が異なります。
順当に価格に応じたランキングですが、マルチコアも重視する場合、私としては 価格も考慮すると、10コアCPU / 16コア GPUのM2 Pro Mac miniが妥当なところとの認識です。12コア CPU / 19コア GPUの場合には プラス 42,000円の出費となり、22万円越えとなってしまいます。
まとめ
私のM2 Mac miniの購入あたっての、検討材料としての記事でした。所有する M1 MacBook Airにおいて、レスポンス面では何の課題もないために、購入すべきか悩ましい M2 Mac mini。
購入を検討している背景としては、記事の材料として、また、Parallels DesktopでのWindows 11 / 10の運用と(M1 Mac Parallels 仮想環境のWindows 11 ベンチマーク、Geekbench 5のスコアはCore i7-1165G7相当。普段使いでは機敏に動作)、今後の動画編集にあたり、使用する M1 MacBook Airのメモリ 8GBでは心許ないに尽きるのですが。
▼インテル Mac miniを使用の方は、M2 Mac miniを購入する価値は十分にあります。
コメント