10.36インチのAndroid タブレットに、4年前に購入し使わずにいた iPad 2017モデル用のキーボードケースを少し加工したうえで装着してみました。
上の写真のように全体の雰囲気はよいのですが、iPadのキーボードケース自体の使い勝手がよくないために失敗。iPad向けキーボードケースのAndroid タブレットへの流用は加工次第で可能ですが、今回は中途半端な事例として掲載します。
組み合わせたタブレットとiPad 用キーボードケース
今回使用したAndroid タブレットは以下の記事で実機レビューの「CHUWI HiPad Max」。CPUにSnapdragon 680を搭載し、AnTuTu ベンチスコアは約25万。メモリ 8GBにUFS 2.2 128GBのストレージ、4スピーカーにGoogle Widevine L1 サポートとバランスのよい製品です。
一方のiPad 用のキーボードケースは、約4年前の2019年2月に以下の記事にて 簡易的にレビューの製品です。
当時はAmazonの評価の高さに釣られて購入したのですが、タイピング感が私好みではないために使用せずに放置していました。また、キーボード脱着式ですが、キーボードを使用時には iPadをキーボード上に置くのみの仕様であり、通勤電車内での膝の上などの不安定な場所では、ディスプレイが倒れてしまいがちです。
キーボードケースの加工
今回は使用したキーボードケースの出来がよくなかったために失敗作となりましたが、Android タブレットの取付用に加工した事項を記載します。
▼今回試してみたキーボードケースは、横持ちでの両サイドの外枠がないために、サイドの加工は不要でした。
10インチクラスのAndroid タブレットは、一般的に短辺が iPadよりも短いために 横持ちでの上下がマッチしません。一方、横持ちでの外枠が長い場合には要加工です。
▲今回の事例では左右の外枠加工なしでOKでした。
▼こちらは他のAndroid タブレットと 、2019年あたりに購入の iPad 向けキーボードケースの組み合わせ。サイドの外枠が広いために削る必要があります。こちらのキーボードケースは外枠とキーボードをマグネットで固定となり、仕組みとしてはよいのですが、キーボードがNumlockの状態となっています。キーボードにNumlockのキーがないため、解除方法を確認中ですが難航中。
▼さて、今回試してみたキーボードケースですが、下の写真のとおり 電源ボタンが外枠と干渉するために削る必要があります。また、本来はカメラの出っ張り部分も要加工ですが、出っ張りの厚みがそれほどないために 加工せずに続行です。
▲▼タブレットの電源ボタンと干渉しないよう、上の画面中央の枠の左側を半丸ヤスリで削る予定でした。ところが、素材が柔らかい樹脂 or 少し硬めの段ボール(?)に合皮調のシートを貼り付けたような物であり、ヤスリで削ると表面がボロボロ、合皮のシートがめくれてしまう残念な状態になってしまいます。このため、爪切りで削り 少しヤスリがけしたのみで終わりました。
▼電源ボタンが干渉しないことを確認したうえで、弱めの両面テープでタブレットを取り付けて完了。数年前に他のキーボードケースにて流用加工・粘着力の強い両面テープを使用したのですが、解体する際にケースがボロボロになったため、今回は弱めの両面テープを使用しました。
過去の加工事例
2019年に行った iPad用のキーボードケースの加工事例ですが、自分の好みのキーボードを組み合わせできることも含めて、こちらの方が断然よいです。しばらく使っていなかったのですが、加工を少し追加し再利用するつもりです。
▼Android タブレットにあわせるため、枠のサイドと上部を削っています。
キーボードケースのマッチング
デザイン的なマッチングはよいのですが、キーボードケース自体の以下がよくないです。
- タイピング感はわるくないのですが、Delete キー周りのキー配置に違和感あり。
- 何度も記載していますが、使用時には本体をキーボードの上に立てかけるのみの仕様。膝の上など、安定しない場所ではタブレット本体が倒れる懸念あり。
▼閉じる際にはゴムバンドで固定する仕様です。
▼写真ではわかりませんが、タブレットの高さが外枠よりも僅かに高いもの。
▼タブレットが360度回転する仕様のケースですが、中央のロゴの見え具合とカメラの位置はバッチリです。
▼マイナスポイントの一つが、タブレットはマグネットでの固定ではなく、ただ載せるのみであること。
▼全体の雰囲気がよいだけに、キーボードケースの作りとキー配置が好みでなく残念。
参考、英数かな切替の方法
iPad用のキーボードも含め、Android 端末にて物理キーボードを使用する場合、英数かなの切替が大きな課題となります。以下の記事で掲載の、絵文字の切替方法を流用すると、絵文字の場合には英数モード、絵文字解除の通常の場合には「かな」での取扱となり便利です。
まとめ
今回は、キーボードケース自体の出来がよくないために失敗作となりましたが、10インチクラスのAndroid タブレットにおいて、iPad用のキーボードケースの一部の製品では、外枠の簡単加工で流用することもできます。
Android タブレットのキーボード用に、iPad用のキーボードケースを新規に購入することは(マッチングやタイピングの外れもあるために)おすすめしません。ただし、手元に使用していない iPad用 キーボードケースがある場合には、キーボードが機能することを確認したうえでの加工は、試してみる価値ありです。
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