2023年2月に、Windows、macOS、Android、iOS向けの「Geekbench 5」が一斉に「Geekbench 6」へと更新となりました。スコア計測のベースが変更となり、Geekbench 5で計測したスコアよりも高くなるうえ、Android 向けでは使い勝手がわるくなっているように感じます。
そこで今回は、Android向けのGeekbench 5と6の大きな相違と、Web サイト経由でGeekbench 5をインストールする方法について記載します。
Android 向け、Geekbench 5と6の大きな相違
Geekbench 6では、コロナ禍のもとでの在宅勤務やオンライン会議などの用途が増えたこと、アプリやセキュリティなどの環境の変化を踏まえ、スコアの判定項目、スコア計測のベースとなる端末の変更を行なっています。
PC向けのGeekbench 5と6においては、操作性や利便性に大きな相違はないものの、Android アプリではそれなりの相違があり、ここでは大きな相違について記載します。なお、同一端末におても、Geekbench 5と6ではスコアが異なることは、PCとスマホ双方に共通です。
同一端末でのスコアの相違
上の画像は同一のスマホにて計測の、Geekbench 6(左)とGeekbench 5(右)のスコアを並べたものの。
以下の記事に、PCでのGeekbench 5と6のスコアの相関を記載していまずか、シングルコアにおいては、6のスコアは5の概ね3割増しほどになります。
Geekbench 6の公式サイトを確認したところ、以下のスコアのベースは各OS間での相違はなく同じです。Geekbench 5と6で指標が異なるために ややこしくなるのですが、PCとスマホでスコアを比較できる利便性もあります。
- Geekbench 5は、Core i3-8100のスコア 1000をベースとした指標
- Geekbench 6は、Core i7-12700のスコア 2500をベースとした指標
Geekbench 6には「History」がない
上の画像はGeekbench 6と5のメニュー画面を並べたものです。Geekbench 5では「History」の項目があり、前回計測したスコアを確認できますが、Geekbench 6では項目がないために、スクショなどで記録していない場合には 再計測を行うこととなります。
アプリ内での他の端末との比較
Geekbench 5では以下の画像のとおり、アプリ内で他のスマホやタブレットとスコアの比較ができましたが、Geekbench 6では Web サイト上での比較となります。
▼公式サイトでの、Andorid 端末 ベンチマーク比較・チャートはこちら
Geekbench 5をWeb経由でインストールする方法
Google PlayのGeekbenchは6に置き換わっていますが、Web サイト「apkpure」から Geekbench 5のアプリケーションファイルをダウンロードしインストールすることができます。なお、「apkpure」サイトでは Geekbench 5に限らず、多くのアプリの旧バージョンのアプリケーションファイルをダウンロードすることができます。
▲以下の「Geekbench 5をWeb経由でインストールする方法」では、プロセスの画像の多くを省略していますが、詳細は上の記事を参照ください。
▼こちらのapkpure サイトにアクセスします。
▼apkpureの検索窓に「Geekbench」と入力し検索すると、Geekbench 5を抽出できます。
▼いくつかの画面遷移を経て、以下の画面のとおり「Download APK」をタッチすると、アプリケーションファイルのダウンロードが始まります。なお、上の緑のボタンは「APKPure」アプリのダウンロードです。
▼こちらはファイルマネージャーの画像ですが、ダウンロードしたアプリケーションファイルの押下により、Geekbench 5をインストールできます。
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