2023年12月1日(金)まで開催のAmazon BLACK FRIDAY セール。このうち、当サイトで多く掲載しているミニPCのセール対象品のうち、実機レビューした製品、あるいはレビューした製品と同型・同スペック帯の、おすすめ製品をピックアップしました。
なお、エントリークラスからハイエンドの順に、Amazonで今後展開と思われる製品も含めて、合計10製品を掲載しています。
Beelink S12 Pro
上の写真は、Alder Lake-N N95を搭載する「Beelink Mini S12」ですが、N100を搭載する「S12 Pro」のメモリ 16GB / SSD 500GB モデルが、クーポン利用により 22,584円で販売されています。
低価格なモデルですが。メモリはオンボードではなく DDR4のスロット(一つのみ)、速度は控えめながらもPCIe SSDを装備していることがポイントです。また、BeelinkはミニPCの老舗であり(現在のように、ミニPCが人気製品となる以前から販売していた)、世界的にはユーザーが多いために、困った場合の対応をWebで探しやすいメリットがあります。
なお、他サイトも含めて、N100の実力は多く語られていますが、インテル 第8世代 モバイル向けのCore i5程度には動作し、普段使いで遅さを感じることはありません。
▲▼以下の記事にて実機レビューしています。現在のバージョンは未確認であるものの、当初のロットは 大手ブランドで安心のCricialのメモリを搭載していました。また、同社製品の上位機と同様に、増設する 2.5インチ HDD / SSDと内部の冷却のために、アルミ製のブラケットを装備しています。
CHUWI HeroBox 2023モデル
N100搭載のその他のミニPCとしては、価格優先ならクーポン適用後価格 18,265円の「CHUWI HeroBox 2023モデル」。DDR4 メモリの製品が多いなか、DDR5 8GB メモリを搭載しています。SSDは高速なPCIeではなく SATA接続ですが、仕様により N100でのPCIe SSDは速度が控えめなため、SATAでも十分です。
なお、私はHeroBoxの旧製品を所有していますが、アルミ製の筐体であり、この価格としては質感高めです。
▼こちらは所有する旧モデルに2.5インチ HDDを増設した写真ですが、2023モデルも底板を外して増設する仕様と思われます。
▼製品の詳細記事はこちら。
AskHand、N100 ミニPC
上の写真は 87.8 x 87.8 x 47mmの超小型のN100 ミニPCです。同様に小さな筐体を搭載する製品が複数販売されていますが、本製品もおすすめの一つです。
レビューした製品は他ブランドの同型ですが、樹脂製ボディであるものの、Mac Studioを超小型化したようなデザインです。なお、DDR5 メモリ 16GB、512GB SSDを搭載し、クーポン適用後の価格は 22,900円と安価です。
▼超小型でありつつも、HDMIを3ポート備えています。
▼サイズ感がわかるよう iPhone 12 Pro Maxの上に置いてみました。
▼同型の製品のレビュー記事はこちら。
MINISFORUM UM450
上の写真は、MINISFORUM UM450のUSB Type-C ポートから、iMac 27インチ Mid 2010に映像出力している状況です。6コア6スレッドのAMD Ryzen 5 4500Uを搭載する同製品がセール対象となっており、メモリ 16GB / PCIe SSD 512GBのモデルが44,784円、メモリ 32GB / PCIe SSD 512GBのモデルが50,384円での販売です。
UM590など、同じ筐体を採用するモデルは複数販売されていますが、Web サイトのブラウジングやExcelなどの在宅勤務では、本製品においてもサクサクと動作します。コスパの高さでは、Alder Lake-N N95/N100のミニPCが際立ちますが、本製品はワンランク上のスペックと機能です。
▼前面および背面に、映像出力可能はUSB Type-C ポートを備えています。
▼実機レビュー記事はこちら
MINISFORUM MC560
上の写真はCPUに 6コア 12スレッドのAMD Ryzen 5 5625U、メモリ 16GB / SSD 512GBを搭載する「MINISFORUM MC560」です。縦置きでの使用を前提としますが、Web カメラとデュアルピーカー、さらには デュアルマイクを備えていることが大きな特徴。手元のモニターとキーボード・マウスを接続すると、オンライン会議などで即利用できます。
内部にWeb カメラなどをビルトインしている仕様のため、メモリとストレージの増設・換装はできないものの、在宅勤務などの普段使いにおいてはサクサクと動作し、Web サイトのブラウジングやExcelなどの使用においては このクラスのPCで十分です。
▼Geekbench 5のベンチマークスコアです。上はRyzen 5 5625UのMC560、下は前述のRyzen 5 4500UのUM450のスコアです。MC560のスコアとなると、普段使いの体感レスポンスは、上位のRyzen 7 5800Hを搭載する製品とほぼ同じです。
▼PD(Power Delivery)・Alt モード対応のUSB Type-Cポートを装備しています。ディスプレイ側がPD対応のUSB Type-Cポートを備えており、Type-Cでの映像入力に対応している場合、MC560とディスプレイをケーブル一本で接続・動作させることができます。
▼実機レビュー記事はこちら
▼Amazonでは 41,580円で販売中。
GEEKOM A5
Alder Lake-N N100以外のミニPCのうち、レスポンス・静音性・拡張性・価格のバランスが良い製品の一つが、AMD Ryzen 7 5800Hを搭載するミニPCです。
同CPUを搭載するミニPCとしては、以下の「GEEKOM A5」と「Beelink SER 5 Pro」の2製品をレビューしていますが、普段使いのレスポンスとしては、以降に掲載の上位機と遜色ないほどに動作します。また、レビューした2製品は静音性も保持しており、作業に集中することができます。
▼「GEEKOM A5」の内部の構成ですが、このクラスとしては珍しく、SSDを3基搭載することができます。
MINISFORUM UM680
80 x 80 x 43mmと超小型ながらも、CPUにAMD Ryzen 7 6800U、LPDDR5 メモリ(オンボード)、PCIe 4.0 SSD、USB4ポートを2個搭載する「MINISFORUM EM680」。8コア16スレッドのRyzen 7 6800Uの実力としては、インテル モバイル向けのCPUではCore i5-1240P相当となり、在宅勤務などの普段使いではストレスなくキビキビと動作します。CPUとSSD/メモリの冷却用に小さなファンを2個搭載していますが、意外と静音でCPUもよく冷えています。
▼サイズ感がわかるよう、iPhone 12 Pro Maxと並べて撮影。
▼実機レビュー記事はこちら。
GEEKOM IT11
CPUにインテル 第11世代 モバイル向けハイエンドCore i7-11390Hを搭載する「GEEKOM IT11」もセール対象となっています。
私は同社のミニPCを3製品(IT11、A5、IT13)レビューしていますが、3製品とも ほぼ同じ筐体を使用し、内部の金属製のフレーム・金属製の底板など、作りがしっかりしていることが大きな特徴です。
「IT11」のセール対象モデルは、メモリ 32GB / PCIe 4.0 SSD 1TBを搭載し、ゲームや動画編集などの負荷を要しない用途では、今後 数年間のメインPCとしても利用できます。
▼こちらが内部の構成です。右側のスチール製のフレームに、左のスチール製の底板と、しっかりした作りです。メモリとSSDは、大手ブランド Lexarの製品を使用しています。
▼実機レビュー記事はこちら
MINISFORUM NPB6
上の写真は、CPUにCore i5-13500Hを搭載する「MINISFORUM NPB5」の実機写真ですが、同じ筐体を採用し、Core i7-Core i7-13620Hを搭載する「NPB6」がセール対象となっています。
DDR5 メモリ 32GB / PCIe 4.0 SSD 512GBを搭載するハイエンドの製品であり、セール価格は 80,784円とスペックにあわせて高価ですが、NPB5の使用感では価格に見合う製品です。
通常のミニPCよりも一回り大きな製品ですが、大きなヒートシンクを備えるうえに、PCIe SSDを冷却するファンも備えており、CPUや内部の温度もそれほど上昇せず、静音性にも優れています。
▼こちらは同一筐体のNPB5の実機レビュー記事です。
▼こちらはよりハイエンドで静音な「UM780 XTX」のレビュー記事と、公式ストアの販売情報です。