AMOLED パネルと驚異のバッテリー持ちなどで人気のAmazfit GTR シリーズですが、発売間もない「Amazfit GTR 3」の実機レビューです。
私は2019年11月から、メインのスマートウォッチとして「Amazfit GTR 47MM」を約2年間利用しており、そろそろ機能面やバッテリーのヘタリが気になり始めていましたが、GTR 47MMのバッテリー持ちのよさを踏襲したうえで、ディスプレイはより鮮やか、ストレージ容量と機能は大幅に向上しています。
なお、今回は外観、初期設定、数日利用の使用感を記載していますが、ヘルスケアの機能・管理面・Amazon Alexaなどの詳細については、後日 別記事にて掲載予定です。
関連サイト
Amazfit GTR 3 製品情報、Amazfit 日本公式サイト
Amazfit GTR 3のスペックと特徴
はじめに上記の「Amazfit GTR 3 製品情報、Amazfit 日本公式サイト」から引用の Amazfit GTR 3の特徴を、私の言葉を加えつつ記載します。
- 通常利用で 最大21日間のバッテリー持ち
- 省電力モードでは 35日間、GPS連続使用では 35時間のバッテリー稼働
- ウォッチ本体はアルミニウム合金製
- 液晶は1.39インチ、AMOLED(有機EL)パネル明るさ、最大 1,000ニト、326PPI
- 24時間 常時可能なヘルスケア分析
- ダイナミックなアニメーション文字盤
- パワフルなZepp OSで快適な動作
- 最先端のディスプレイと文字盤、変更可能な文字盤は100種類超
- 文字盤に好みのデータの表示も可能
- ワンタップで4つの健康分析(心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベル、呼吸効率)
- クラシックナビゲーションクラウンを搭載
- PAI 健康評価システムにより、生活習慣病のリスクを大幅に軽減も図れる
- 150種以上のスポーツモード、8種類のスポーツの自動認識、運動データの高度な分析
- 国内衛星含む正確なGPSを搭載
- 常時オンディスプレイ対応
- Alexa ビルトインにより、アラームの設定、天気の確認などが可能
- 5ATMの防水に対応
これまで Amazfit GTR 47MMをメイン利用し、GTR 2は未使用・未操作ですが、GTR 47MMとの比較では語りつくせないほどに、大幅に機能がアップしています。純粋にスマートウォッチの機能としても、ヘルスケア分析が可能であることや、変更可能な文字盤の種類も大幅にアップしています。
なお、「Amazfit GTR 3 Pro」は、331PPIの1.45インチ ディスプレイなど、ブラウンレザーのバンドも用意など、さらに豪華な仕様ですが、通常利用では GTR 3で十分とみています。
▼特徴と一部が重複しますが、機能以外の主な仕様は以下です。
スクリーン | 1.39インチ, タッチパネル、AMOLED、解像度 454 x 454、326 ppi |
Chip | 未確認(Amazfit シリーズは未公開) |
ROM | 実機で確認のストレージ容量は 3193MB(空き容量は 約2400MB) |
対応OS | iOS 12.0以上、Android 7.0以上 |
Bluetooth | 5.1 |
位置測定 | GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS |
センサー | BioTracker 3.0 PPG バイオメトリック (6PD + 2LED)、加速度、ジャイロスコープ、地磁気、環境光、気圧高度計 |
バッテリー | 450 mAh、充電時間は約2時間 |
サイズ(本体) | 45.8 x 45.8 x 10.8mm、32g |
アプリ | Zepp (タブレットは Zeppに未対応) |
その他 | アルミ製ボディ、バンドはシリコン製 |
▼GTR 47MMは文字盤の種類の少なさがマイナスポイントでしたが、GTR 3では100種類超と迷ってしまうほど。デザインも洗練されたものが多いです。また、実機で確認したところ、本体ストレージの空き容量は約2400MBもあり、多くの文字盤をインストールしても、容量不足となることもありません。
▼コロナ禍で取り沙汰されている 血中酸素濃度、心拍数の計測、ストレスレベルのモニタリング、PAI(心拍数データをベースに、日々のアクティビティの強度や生理データを合わせて、多角的かつ動的に総合的な評価を行う。Zepp アプリより引用)などのヘルスケア分析に対応しています。
▼私もそうでしたが、初めて Amazfit GTRシリーズを使用して驚くのが バッテリー持ち。GPSを使用しない場合の普段使いでは、ほとんど日々の充電を意識することなく、記載どおりに 21日間ほどのバッテリー持ちです。
▼もちろん、スマホとのBluetooth 接続による アラームや天気の表示・SNS通知などの連携、スマホを探すなどの機能も充実しています。
以降は実機レビューですが、私が約2年間利用している「Amazfit GTR 47MM」との比較が多いことを、お含みおきください。
開封、外観
続いて、開封・外観について記載します。Amazfit GTR 47MMと同様に アルミ製の本体の質感は高く、47MMよりも洗練されているように感じます。私は GTR 47MMを通勤時・仕事中にも装用していたのですが、GTR 3はビジネスでの違和感なく装着できる度合が、更に高まったように思います。
なお、文字盤については、後段の「文字盤、実機での表示事例」に掲載していますので、そちらも参照ください。
開封、付属品
▼写真では大きな外箱に見えますが、コンパクトなもの。
▼内箱は、中央にAmazfitのロゴがあるシンプルなもの。
▼本体は大きな保護材の中央に配置されています。
▼保護材と本体を取り出した状態。
▼保護材は、凹凸により簡単に脱着できるしくみ。よくできています。
▼付属品は充電ケーブル(充電スタンド)に説明書。説明書は15カ国語構成ですが、これほど多くの言語に対応しているガジェットは初めてです。それほど、世界展開・ワールドワイドで人気の製品なのでしょう(Amazift GTRなどの売れ行きからみると、Amazfitの製品は人気製品であることは間違いなし)。
日本語標記は6ページ分ですが、取り扱いの注意事項や返品ポリシーがメインです。操作方法はペアリングのみですが、後述のペアリングさえ完了すると、直感的に操作できます。
▼マグネット式の充電スタンドを拡大。2つめの写真は、Amazfit GTR 47MMとの比較ですが、かなりコンパクトになりました。
▼通常使用時のフィルムは付属していませんが、保護フィルムが貼られています。バンドの色はムーンライトグレーとあります。以降の写真も含めて、も明るく写っていますが、実機はブラウン混じりのグレーのような色合いです。
▼保護フィルムを貼った状態での本体を拡大。バンド部分には「amazfit」のロゴが彫り込まれています。凝ってますね。
▼サイドより。上下のボタンを押下して、メニューの呼び出し・選択などを行いますが、慣れてしまえば直感的に操作できます。ちなみに、Amazfit GTR 47MMと操作性はほぼ同じです。
▼背面より。サイドはその色調からもアルミ製ですが、つや消しブラックの背面も おそらくはアルミ製。
▼シリコン製のバンドを拡大。重ねて記載しますが、実機より明るく写っています。ゴツゴツ感や硬さはなく、装着感は良好。
▼写真とは関係ありませんが、GTR 47MMの革製バンドは厚みがあり(ピンが奥まった場所にある)、脱着に手間取ることがあるのですが、GTR 3のバンドの脱着は容易です。
本体、Amazfit GTR 47MMとの比較
続いて、バンドを外して本体の写真を掲載しますが、比較対象として Amazfit GTR 47MMを併載しています。
▼斜めから見ても、視野角・鮮やかさ・黒の引き締まりともに良好です。太陽光のもとでの見やすさも、GTR 47MMと同様に抜群。このあたりも、5,000円前後の安価なスマートウォッチとは異なります。
▼GTR 47MMはフィルムを貼っていることも影響していると思いますが、GTR 3は よりクリアで鮮やかです。他の文字盤で比較してみても、黒と他の色のコントラストがワンランク上のように感じます。
▼背面・サイドより。GTR 47MMのブラックベゼルも好みでしたが、アルミの輝きのシルバーもよいもので、より高品質のように映ります。
▲ 海外通販では GTR 47MM もどきの安価なスマートウォッチが出回っていますが、GTR 3もそのうち模倣されることでしょう。
▼サイズは GTR 47MMが僅かにおおきく、小さなネジが GTR 3では見えない仕様(はめ込み式?)になっています。
ペアリング、初期設定
続いて、スマホとのペアリング・初期設定について記載します。私は iPhoneとのペアリングを想定していますが、少々戸惑ったのが、Android スマホのBluetoothでは即認識した GTR 3ですが、iPhone 12 Pro Maxでは 認識するまでに時間を要しました。
なお、スマホとの連携、通知などの設定、歩数計・心拍数・ランニングなどのデータ管理、文字盤の追加などは、以下の「Zepp」アプリを利用します。
ペアリング
▼電源をオンにすると言語選択画面となりますので、日本語を選択します。
▲▼iPhoneでは こちらのQRコードを読み取れず、私はZepp アプリで直接 操作しました。
▼Zeppアプリを起動し、下のメニュー(画像は省略)にある「プロフィール」を選択、以下の画面のマイデバイスの「追加」をタッチします。私の場合には、GTR 47MMを登録であったために「追加」から始めましたが、初めての場合には異なるかもしれません。
▼「ペアリングするデバイスを選択」の画面にて、「腕時計」を選択します。
▼「ウォッチのタイプを選択」の画面ですが、私の場合にはQRコードを読み取れなかったため、「QR コードのないウォッチ」を選択しました。
▼スマートウォッチの検索画面となりますが、私の場合では何度かトライした後、Amazfit GTR 3を検索できましたので、こちらを選択します。
▼「腕時計上でペアリングを承認してください」の画面となり、GTR 3に承認を促す画面が表示されますので、承認してペアリング完了です。ペアリング後に、ファームウェアなどの更新となるはずですが、画面に従い対応します。
以降は、iPhoneの事例となりますが、iPhone、Zepp アプリでの初期設定のポイントを記載します。
iPhoneでの初期設定
冒頭から重要なポイントですが、私は Amazfit GTR 47MMにて、iOSの更新に伴い(iOS 13) TwitterやGmailの通知が Amazfitに連携しなくなり、その対応に苦労しました。
iPhoneで受領のSNSなどの通知を確実に Amazfit GTR 3に連携するためには、以下の対応が必須です。
▼設定の「Bluetooth」を開き、Amazfit GTR 3の右にある「i」近辺をタッチします。
▼「システム通知を共有」を有効にします。これにより SNSなどの通知が GTR 3にタイムリーに連携されます。
Zepp アプリでの初期設定
Zepp アプリでの初期設定は多岐にわたるため、重要なポイントとなる事項について記載します。慣れてくると、直感で項目を弄っても簡単に操作ができるようになります。
スマホアプリ・SNS通知の連携
私にとっては欠かせない、スマホアプリ・SNS通知連携の設定です。
▼「プロフィール」「マイデバイス」から「Amazfit GTR 3」を選択します。
▼「文字盤ストア」「健康モニタリング」などの複数の項目がありますが、ここでは「通知とリマインダー」を選択します。
▼「着信」、「アプリ通知」、「SMS受信」、「メール受信」、「起立のリマインダー(座りすぎ注意)」などの項目があります。私の場合、「着信」は営業電話が鬱陶しいためにオフにしていますが、それ以外はオンの設定にしています。
▼こちらは「アプリ通知」の事例です。右のオンオフのアイコンがグレイのためにわかりにくいですが、「Skype for iPhone」以外はオンにしています。なお、画面では見えていませんが、下に「Gmail」もあります。
文字盤の追加
標準装備されている文字盤、およびZepp アプリから追加した文字盤の変更は、本体画面の長押しで行うことができます。Zepp アプリで文字盤を追加する手順は以下です。
▼「Amazfit GTR 3」の画面にて「文字盤ストア」を選択。
▼2画面を合体していますが、下にある赤のバーがGTR 3本体への同期の進捗を示しています。導入する文字盤の容量によりますが、ダウンロードはすぐに終わったものの、本体への転送・同期には2〜3分ほど要します。
▼同期の進捗は本体でも表示され、同期が完了するとバイブで連携されます。
▼同期が完了すると、同期した文字盤が表示されます。
アプリの追加
「Home Connect」、「水を飲む時間のお知らせ」、「BMI」、「ウォッチの空き容量」などのアプリを、Zepp アプリ経由で本体に追加することもできます。
▼「Amazfit GTR 3」の画面にて「App Store」を選択。
▼インストールするアプリを選択し、本体に転送(インストール)します。以下の事例では「ウォッチの空き容量」を転送しています。
▼「ウォッチの空き容量」の転送が完了しました。全容量は 3193MB、残容量は2426MBとあり、これほどあれば十分です。
Amazon Alexa
Amazon Alexaの設定・使用感については、さらに使い込んだ後に追記、あるいは別記事に記載しますが、現時点での設定などを記載します。
▼初期設定、Amazon アカウントとの連携は、Zepp アプリにて行います。
「Amazfit GTR 3」の項目にある「アプリの設定」から「Amazon Alexa」を選択します。
▼位置情報と音声データの共有の注意喚起がありますが、「同意」をタッチします。
▼以下の画面を経由して、Amazon アカウントにサインイン・メールでの二段階認証を行います。
▼以下の画面が表示されると設定完了です。なお、本体やZeppで言語の選択ができますが、ここでは日本語となっていることを前提としています。
▼本体の時計の画面を左にスライドすると以下の画面になりますので、上にある「Amazon Alexa」をタッチします。
▼事例として「アラームを設定してください」と呼びかけ、本体で聞き取り中。
▼「何時にアラームを設定しますか?」と表示され、受け答えして アラームの設定は完了です。GTR 3でのスキルなどを確認していないため、今回はここまでですが、後日 追記、あるいは別記事にて記載します。
▼GTR 3側が聞き取れなかった場合、以下のように表示されます(スピーカーを内蔵していないため、文字での表示です)。
文字盤、実機での表示事例
続いて、GTR 3 実機での文字盤を、標準装備、追加した文字盤と織り交ぜながら掲載します。上の写真は実機と同様に鮮やかですが、他の写真は実機がより鮮やかです。
▼上の文字盤の背景が消えた状態。スリープから復帰後は上の背景画像が表示されるのですが、3Dっぽく動く背景であり、バッテリーを多少消費するようです。
▼標準装備の文字盤の一つ。老眼の私には、大きな文字の文字盤も好み。バッテリー残量と歩数が表示されています。
▲鮮やかさがわかるよう、下側から撮影。
▼こちらも標準装備の文字盤。
▼こちらはZeppから追加した文字盤。私が好みの一つです。赤の部分はくすんでいますが、実機はより鮮やかです。
▼追加した文字盤。写真ではブルーですが、実際にはややグリーンがかったブルーです。
各種機能、実機での表示事例
続いて、メニュー・各種機能の表示事例です(事例のために ごく一部です)。上のTwitterの画面では、文字が大きく太く見やすいもの。安価な製品の場合には 解像度が低く、ドットが目につくのですが、GTR 3では表示も滑らかです。
▼メニューと設定画面。特に上のメニューの動きが滑らか。
▼スポーツモードの選択画面。
▼こちらは「ウォーキング」の初期画面。GPSをオンにするとバッテリー消費が大きくなります。
▼Gmailのメッセージ画面。繰り返しますが、高解像度のAmazfit GTRシリーズは、文字がクリア、ドットが目立たず滑らかなことも大きな特徴。また、私は iPhoneからの連携としていますが、iPhoneへのアプリ通知・SNS通知後、間髪入れずにGTR 3に連携されます。
▼現在の天気・天気予報の画面。湿度も表示されています。天気・天気予報は、スマホからの連携であり正確です。
使用感
使用感の一部は、これまでも部分的に記載していますが、あらためて現時点でのコメントを記載します。全般的には、太陽光のもとでも クリアで鮮やかな画面表示、滑らかで太くて見やすい文字、驚愕のバッテリー持ち、レスポンスも良好と、誇張ではなく、特にデメリットらしきものは見当たりません。
私はGTR 47MMを使い始めた頃には、画面の見やすさとバッテリー持ちに驚いたのですが、これまで安価なスマートウォッチを使用していた方は、間違いなく驚くものと思います。
画面表示
上の文字盤の表示事例でも記載しており、くどくなるのですが、鮮やかさと見やすさは特筆すべきもの。
- Amazfit GTR 47MMでは、TwitterやGmailの通知の文字の一部が文字化けすることもあったのですが(おsらくは カタカナ表記)、GTR 3では文字化けすることなく表示されています。
- また、通知のアイコンや文字も 47MM比較では、さらにクリアで鮮やさが増しています。なお、47MMも、一般的には かなり明瞭です。
- 解像度が高いため、5,000円前後のスマートウォッチと比較すると、滑らかな表示は一目瞭然。1万円超のHuawei などのスマートウォッチも同様に滑らかですが、スマートウォッチの購入を検討する場合には、解像度が大きな要素です。
- 太陽光のもとでの視認性も、47MMと同様に抜群です。私が初めてスマートバンドを購入した際には(4,000円前後の無名ブランドの製品)、太陽光のもとでは 時計すらまともに読み取れず絶句したのですが、初めて 47MMを使用した際には、視認性のよさに驚いたものです。GTR 3も同様に、太陽光のもとでの視認性は抜群です。
- ブラックとその他の色の濃淡においては、GTR 47MM以上にメリハリがあるように感じます。
- 付属の説明書には、画面遷移や使用方法の説明がないのですが、数日間の利用で、画面のメニューの構成や使い方はマスターできます。感覚で画面操作できることも、GTR 3のメリットの一つです。
▼この位置から見た視野角も良好。色相の変化の少なさは、スマホ・タブレット以上のように思います。
▼こちらで実機レビューの「Huawei Watch GT 2e」の画面も鮮やかで明るいのですが、Amazfit GTR 3はそれ以上。
レスポンス
5,000円前後の安価なスマートウォッチと比較すると、GTR 47MMもキビキビと動作しますが、GTR 3はワンランク上のレスポンス。画面の追随など、ヌルヌルとの表現がマッチします。
- 本体での文字盤の変更、メニューの呼び出し、各種設定などの画面は機敏に動作。
- GTR 47MMや Huawei Watch GT 2eでは、画面遷移にややタメがあるように感じるのですが、GTR 3はスムーズです。
- レスポンスとは異なりますが、本体の空き容量が 2400MBと大きいことも大きなメリット。アプリを複数インストールしても、文字盤を多く同期しても持て余してしまいそうです。
- 一方、やや遅く感じるのは、文字盤追加時の同期。頻繁に行うものではないため、影響は大きくありませんが、2~3分は覚悟する必要があります。
- また、Alexaが装備されている自体が素晴らしいのですが、聞き取りは Amazon Echoなどと比べるとく、精度がよいとは言い切れず。Alexaは付加機能であるため、ここも大きな影響ではありません。
バッテリー消費
私はGPSをオフにし、ほとんどの場合、歩数計・アプリ通知・起立リマインダーのみのシンプルな機能で使用していますが、この前提でのバッテリー消費は以下となります。Amazfit GTR 47MMでは、充電をほとんど意識しない(数週間に一度程度)の驚愕のバッテリー持ちですが、Amazfit GTR 3も同様です。
- 机上に1日ほど放置した場合(アプリ通知のみ受領)、バッテリー残量は100%で全く変動せず。
- 現在のところは数日間の利用のため、断定的に記載できないのですが、私の使い方(時計、歩数計、 アプリ・SNS通知は常時使用。GPSオフ、時々 血中酸素濃度・心拍数などを使用)では、製品紹介に記載のとおり、満充電から3週間ほどは持ちそうです。
- バッテリー持ちの事例としては、上記の使い方に加え 1分おきの心拍数を12時間計測でのバッテリー消費は 2%。この場合の単純計算では 約25日間と、ほぼ公表値どおりのバッテリー持ちです。
- GRT 47MMでは、マグネットでの充電スタンドと本体の接続がやや弱く、充電していたつもりができていないこともありました。一方のGTR 3は、確実に接続できます。
- 小さなバッテリーの本体ですので、他のスマートウォッチと同様に 短時間で充電できます(未計測)
▼私の使い方(時計、歩数計、 アプリ・SNS通知は常時使用。GPSオフ、時々 血中酸素濃度・心拍数などを使用)に加え、1分おきの心拍数を12時間計測のバッテリー消費は2%。単純計算では 約25日のバッテリー持ち。
装用感、その他
私は安価な製品、ピュアなAndroid ベースのスマートウォッチも含めると 複数(10個ぐらい?)の製品を所有しています。GRT 47MMで慣れていることもありますが、GTR 3の背面・バンドの装用感に全く違和感はありません。
GTR 47MMの革製のバンドに対して、GTR 3はシリコンですが、装用感としては シリコンが心地よいかも。革製のバンドは多少のゴツゴツ感、装着している感が強いです。ただし、アレルギー体質の私ですが、汗をかく夏場には異なるコメントとなるかもしれません。
なお、健康管理の諸データについては、今回は年末年始休暇中の数日間の使用、かつ常時使用でないため、データが蓄積したところで、あらためて記載します。
▼各種機能やヘルスケア分析・管理については、さらに使い込んだ後に別記事としますが、以下は心拍数と歩数の Zepp アプリでの管理事例です。
まとめ
私が約2年間使用していた Amazfit GTR 47MMから、GTR 2をスルーしての GTR 3のレビューでしたが、画面の鮮やかさ・コントラスト、健康管理面の機能、レスポンス、内部ストレージの容量、豊富な文字盤など、あらゆる部分での進化を感じました。
また、Amazfit GTRシリーズの大きな特徴となる、太陽光のもとでの視認性とバッテリー持ちのよさは、GTR 3も健在で、数年間の利用を前提とした、ビジネスでも違和感のないスマートウォッチとしては筆頭候補になるように思います。
▼長々と記載しましたので、主に GTR 47MMとの比較となりますが、あらためてポイントを記載します。
- バッテリー持ちのよさは、GTR 47MMを踏襲。私の使い方(時計、歩数計、アプリ通知、心拍数計測)では、約25日のバッテリー持ち(単純計算値)。
- AMOLED パネルは、太陽光のもとでの視認性もよく、鮮やかさ、黒と他の色とのコントラストは GTR 47MM 以上。
- 解像度が高いため、SNS・アプリ通知の文字の表示も滑らか。
- レスポンス、画面タッチの追随もヌルヌルと良好。
- 洗練されたデザインは、ビジネスでも違和感なく使用可能。
- ストレージは、豊富な文字盤やアプリをインストールしても余裕の残量(初期状態で 約2400MBの残量)
- 一方、私の環境では iPhoneとのBluetooth 連携、QRコードの読み取りができず、初期設定にやや時間を要しました。
- Amazon Alexaの聞き取りの精度は もどかしさもあり(極端にわるくもないですが)、今後 あらためて検証予定。
販売元 2022年1月4日時点の価格は、Amazfit 日本公式サイト、Amazonともに、税込・送料無料の 34,800円
Amazfit GTR 3 製品情報、Amazfit 日本公式サイト
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