私は携帯用にMicrosoft Surface Goを購入したのですが、購入の際に気になっていた機種が、Surface風 11.6インチのJumper EZPad Go。機種名のとおり Surface Goを意識した製品ですが、今度はALLDOCUBEからKnote Goがリリースされていますので、そのスペックと特徴を確認してみました。
Knote Goのスペックと特徴
Knote Goの上の画像をみてピンとくる方も多いと思いますが、現在も販売されている、Gemini Lakeを搭載の「Knote 5」のApollo Lake版と言えそうです。
▼こちらはKnote 5の詳細記事。CPUはGemini Lake N4100版とN4000版があり、ストレージは前者がSSD、後者がeMMCです。Gemini Lake N4100の供給不足のためか、2019年4月13日時点ではGemini Lake N4000版の販売となっています。
当初はKnote 5と同じボディを採用していると思ったのですが、下表のスペック比較のとおり、厚みが1mmほど異なるようです(誤差の範囲ですが)。また、2019年4月13日時点では、Knote Goの背面・ポート類も含めた詳細画像がないために、厚みが誤差の同ボディなのか識別つきせん。
ただし、イメージ画像から察すると、キーボードケースは同じものを使用していることに間違いなさそうです。
▼先行販売のKnote 5とのスペック比較。CPU、(誤差の範囲の)厚み、背面カメラの有無が異なります。
さて、11.6インチのSurface風 2 in 1として、Knote Goの競合機としてはKnote 5の他、上の記事に掲載のJumper EZPad Go、Chuwi UBook、PIPO W11があります。
Jumper EZPad Go、Chuwi UBook、PIPO W11のキックスタンドがU型であるのに対して、Knote Go / Knote 5はキーボードケースをスタンドとして利用するタイプ。Knote Goがやや見劣りする点としては、CPUにApollo Lake N3450ではなくN3350を使用していること。
以下の記事に、N3350とN3450のGeekbench 4の結果を記載しましたが、Single Coreのスコアはほぼ同じである一方、Multi Coreのスコアに大きな差があります。Webサイト閲覧やテキスト編集では体感できる相違はないのですが、両CPUの価格に大きな差もなく、ここはN3450の採用でよかったのではと思います。
▼Apollo Lake N3450搭載のJumper EZBook 3 Proと、N3350搭載のEZBook SEの簡易的なスペック比較記事。
▼厚みは僅か8.6mm
▼私がKnoteシリーズに惹かれるのは、キーボードも含めたシックな色合い。Knote Goとは無関係ですが、右上に今さらiPhone 4S (4)があるのが不思議。
なお、GearBestのKnote 5用のキーボードケース販売情報を参照すると、キーボードケースの重量は500g。本体と合わせると1,266gと重くなります。
▼こちらはKnote 5の実機画像。Knote Goと厚みが1mm異なるようですが、ぱっと見では区別がつきません。縦・横のサイズが同じことから、マザーボードとCPUなどのパーツのみ入れ替え、ボディは流用していると推察します。
▼気になるキーボードのタイピング感ですが、私が信頼しているTecTabletsのKnote 5の動画レビューでは「タイピング、タッチパッドともによい」と評価しており安心。
価格情報
GearBestでは4/16までの期間限定で、キーボードケース付 299.99ドルで販売しています。文末のリンク先は英語サイトですが、最近オープンとなったGearBest 日本サイトでも販売しています。
この299.99ドルの価格ですが、かつて Gemini Lake N4100を搭載するKnote 5のキーボードケース付が310ドルほどで販売していました。当時よりもGemini Lake N4100搭載機の価格は割高になっていますが、キーボードケース付と言えども Apollo Lake N3350搭載で 299.99ドルは微妙な価格です。レスポンスに大きな差はないものの、多くの製品に採用されているN3450であれば なおもよかったのですが。
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