ALLDOCUBEより、CPUにインテル 第11世代のCore i5-1115G7、あるいは Core i3-1115G4を搭載する 11インチの2 in 1「iWork GT」がリリースされました。45Wの急速充電に対応する、ALLDOCUBEのフラッグシップ機的な位置づけです。なお、別売りのキーボードケースは、タッチパッドの部分が折りたたみ式のような珍しい仕様となっています。
ALLDOCUBE iWork GTのスペック
冒頭に記載のとおり、中国振興ブランドの2 in 1としてはハイエンドのインテル 第11世代のCPUを搭載すること、45Wの急速充電に対応することが大きな特徴ですが、スペックは以下となります。
CPU | Core i5-1115G7 / Core i3-1115G4 |
GPU | Intel Iris Xe Graphics (1115G7) / Intel UHD Graphics (1115G4) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB PCIe SSD |
ディスプレイ | 11インチ、IPS、解像度 2000 x 1200、グレアパネル |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | USB Type-C x 2、USB 3.0、Micro HDMI |
バッテリー容量 | 45W 急速充電に対応(40分で50%の充電が可能) |
サイズ | 単体での厚み 10.5mm、610g |
OS | Windows 11 |
2022年4月6日時点ではAliExpressとBanggoodで販売されていますが、サイトに掲載の製品情報では 以下の情報を読み取ることができず、念のために記載します。
- サイズとバッテリー容量。
- SSD 256GBではPCIe 接続と明記あり。512GBと1TBは明記なし。512GBと1TBの場合にもSATAではなく、高速なPCIe SSDと思われます。
- タッチパネルであること。
- キーボードのデザイン詳細。
▼Geekbench 5のCPU ベンチマークスコアですが、上はCore i5-1115G7(4コア8スレッド)、下は Core i3-1115G4(2コア4スレッド)。双方ともに、在宅勤務や普段使いでは かなりキビキビと動作する水準となり、特にCore i5-1115G7のGPUはIris Xe Graphicsでもあり、Core i3-1115G4と大きな差で高スコアとなっています。
▼2 in 1の場合、ファンレスが主流ですが、本製品は小さなファンを搭載しています。2 in 1としてはハイエンド、発熱の大きなPCIe SSDを搭載しているため、ファンありはやむを得ず。
▼ポート類は、USB Type-C x 2、USB 3.0、Micro HDMIと11インチとしては充実。明記されていませんが、Type-Cの一つは電源兼用、双方とも映像出力には未対応と思われます。
▲上の画像左に、キーボードケースの接続端子らしきものがあります。2 in 1の場合、サイドに端子がある製品が主流ですが、珍しい仕様です。
外観
AliExpress、Banggood サイトともにイメージ画像は多くないのですが、読み取れる範囲で記載します。ベゼル幅のサイズの記載はありませんが、狭いベゼル幅であることが強調されています。
▼左の中央にあるのは、(おそらくは)キーボードケースの接続端子。ALLDOCUBEや他の中国進行ブランド(CHUWIやTeclastなど)の傾向としては、背面は金属製。
▼キーボードケースの詳細はわかりませんが、タッチパッドも備わっています。タッチパネルの部分は折りたたみ式ですが、収納する際に背面に固定する形式かと思われます。なお、4月6日時点ではキーボードケース単体での販売はなく、AliExpressでは本体とセットのモデルが販売されています(単体・セットモデルの価格からすると、キーボードケースは50ドル)。
価格情報
前述のとおり、AliExpressではキーボードケースとのセットも販売されています。セットモデルで SSD 256GBの場合、Core i3モデルが 619.99ドル、Core i5モデルが799.99ドルとなり、大きな価格差があります。Geekbench 5のシングルコアのスコアは両者に大きな差がないため、私としては安価なCore i3モデルで十分との認識です。
▼こちらはエントリークラスのALLDOCUBE iWork 20 Pro
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