AliExpressにて、CPUをAlder Lake-N N100 / N200 / N305から選択可能なミニPCが販売されています。75.4 x 75.4 x 52.5mmの小さなボディで、かつ 電源がUSB Type-Cであり、ACアダプター含めてコンパクトに持ち運び可能であることも特徴です。
ただし、N305 / DDR5 RAM 16GB / SSD 512GBのセット品の場合には 377.43ドルと、円安も踏まえると、国内販売のAMD Ryzenを搭載する上位機が購入できる価格帯です。また、仕様が不明瞭と思われ、現在のところは販売情報を参照するのみがよいとの認識です。
引用元・販売元
スペック
省電力のAlder Lake-Nとは言え、超小型のPCとなるとCPU温度・冷却対応も気になりますが、上の画像のように立派な銅製のヒートシンクに60mmのファンを備えています。なお、本製品はAliExpressの複数の店舗から販売されており、明確なモデル名を表示しがたい状況です。
CPU | Alder Lake N100 / N200 / N305から選択可能 |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | LPDDR5 4800MHz、8GB あるいは16GB オンボード |
ストレージ | PCIe 3.0 2242サイズ M.2 SSD、SSDなし / 128GB/ 256GB / 512GBから選択可能 |
WiFi | ユーザーにて対応 |
Bluetooth | ユーザーにて対応 |
ポート類 | HDMI x 2、USB-A 3.1 x 3、有線LAN x 2 |
サイズ | 75.4 x 75.4 x 52.5mm |
OS | 未確認 |
▼「WiFi / Bluetoothにおいては、筐体に合うサイズの製品をユーザーで購入・取り付けください」とあります。本体価格とあいまって割高となるため、現在のところは様子見との認識です。
▲▼最安構成のN100 8GB RAMのベアボーンにおいても 252.86ドルと、上の製品と比べると割高です。ただし、ヒートシンクをはじめ、内部の構成としては本製品がより しっかりとしています。
▼Alder Lake-N N305のPCは、以下の記事にて実機レビューしています。マルチコアのベンチマークはN100より大きく優位となるものの、シングルコアはN100と同水準、普段使いでは体感できるほどのレスポンスの相違はありません。
まとめ
やや割高感があり、ユーザーでの取り付けとなるWiFi カード(WiFi 6対応ではないパーツが搭載されている可能性もあります)、プレインストールのOSの明記がないために、11月8日時点では おすすめの製品ではありません。N200 / N305を搭載するミニPCは多くないため、興味本位での記事としました。
Alder Lake-Nを搭載の超小型PCでは、文中に記載の製品と同型の以下の製品、あるいは電源がUSB Type-Cの場合には、以下のStickタイプのPCがおすすめです。
引用元・販売元
▼文中で記載の「T-Bao T8 Plus」と同型の、国内販売のミニPC
▼こちらはStick タイプのUSB-Cを電源とする Stick タイプのミニPCです。
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