Amazonで販売のミニPCでは、「NiPoGi」の製品が人気ブランドの一つとなっていますが、うち、CPUにAlder Lake-N N95を搭載する「AK1 Plus」が特に人気製品となっています。
二分割式の筐体は、2018年頃から販売のAKシリーズ(OEM製品)を踏襲し やや古さも感じますが、N95としては一般的な機能を装備し、18千円未満の価格が大きな特徴です。
販売元・引用元
AK1 Plusのスペック
Amazonでは「NiPoGi」ブランドから販売されていますが、AliExpressでは複数のショップ系ブランドから販売されているOEM製品です。デザインのよく似たミニPCは、古くは以下の記事にて 約5年半前の2018年3月に実機レビューの、Appolo Lakeが主流であった頃より販売されています。
CPU | Alder Lake-N N95、4コア4スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB DDR4、スロット形式 |
ストレージ | M.2 2280サイズ SATA SSD 256GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、HDMI x 2、有線LAN |
サイズ | 128 x 128 x 51.5mm、380g |
OS | Windows 11 Pro |
▲▼Amazon サイトで、CINEBENCH R23のスコアが公開されていますが、私がN95 / N100のミニPC 実機で計測のR23のスコア(上はN95、下はN100)は以下です。
上の画像で掲載なほどに、N95はN100より高いスコアではないのですが、インテル 第8世代 モバイル向けのCore i5クラスと同程度に動作します。Web サイトのブラウジングや 在宅勤務のExcelでは、前世代ともい言える Jasper Lake N5105クラスよりも 快適なことに間違いはありません。
Beelink Mini S12 実機レビュー、Alder Lake N95 / PCIe SSD搭載でキビキビ動作、Jasper Lake 搭載PCよりも高コスパ
▼他の多くのミニPCと同様に、2.5インチ HDD / SSDを増設することができます。他のミニPCでは、底板の裏に増設するタイプが多いのですが、本製品は上下を分割し下側に取り付けます。また、本体の厚みを感じる場合には、下を外した状態で設置することもできます。
その他のスペックの補足は以下です。
- N95のミニPCではオンボード メモリの製品も多いのですが、本製品はスロット形式のため、最大16GBへの換装が可能です。
- メモリスロットはできれば2つがよいのですが(デュアルチャネルで高速化できるため)、スロットは1つです。なお、N95 / N100のミニPCで2スロットはごく少数派です。
- 2280サイズのM.2 SSDは、PCIe SSDではなく SATA SSDです。読み書きは500MB/s前後ですが、N95/N100のPCでPCIe SSDを装備する場合にも 速度はそれほど出ない(800MB/s前後が多い)ため、このクラスではSATA SSDでも十分です。
外観
外観のイメージ画像は多くないため、簡単に記載します。樹脂製のボディですが、下の画像のブルーの部分は、電源オンでブルー、スリープでレッドに点灯します。この部分はヒートシンクの形状ですが、樹脂製であり通風孔としての機能です。
▼USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、HDMI x 2、有線LANのポート類は、このクラスとしては一般的。
▼「NiPoGi」は製造元ではなく、OEM製品を販売しているブランドです。OEM製品の場合、天板のロゴを変更することが多いのですが、NiPoGi / AliExpressのショップともに同じロゴです。128 x 128 x 51.5mmのサイズは、一般的なミニPCよりも縦横・高さともに 10mm弱大きいです。
まとめ
デザインに古さを感じますが、Alder Lake-N N95としては一般的なスペックと機能に、1スロットながらもオンボードではないメモリと価格が魅力の製品です。以下の記事で記載の「CHUWI HeroBox 2023モデル(セール時には19,000円ほど)」とともに、N95 / N100搭載のミニPCで価格優先では候補となります。
CHUWI HeroBox 2023、Alder Lake-N N100搭載にスペックアップ。従来機と同じアルミ製ボディ、 Amazon 価格は18,900円
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