NVMe対応 PCIe接続のM.2 SSDとしては安価ながらも、Amazonのレビューを参照すると意外と速い addlinkのS70。物は試しと256GBのSSDを購入し、Windows 10の起動ドライブ化しました。PCIe Gen 3 x 4、NVMe 1.3のインターフェイスとなる本製品ですが、公表値の読込最大 3500MB/sにはやや及ばないものの、発熱も抑えられており、6,000円弱の価格としては十分に満足な製品です。
購入した addlink S70 PCIe SSD
addlinkはメジャーなブランドではありませんが、公式サイトは日本語にも対応しており意外と立派です。今回購入した製品の型番はS70ですが、同社のPCIe SSDとしてはミドルレンジに位置するもの。ハイエンドのS90は読込最大 5000MB/sとあります。公式サイトではS70は読込最大 3500MB/sとありますが、Amazonの製品紹介では、読込最大 3500 / 3400 / 3000と複数の表記があり、混乱してしまいます。
▲鮮やかな赤のロゴが入っています。両面実装と思いきや片面実装でした(容量の大きいものは両面か?)。片面実装の製品が少ないなか、それまでミニPCで使用していた片面実装のシリコンパワー製を、以下のThinkPad X1 Carbonに転用、両面実装の本製品をミニPCで使用としていたのですが、片面実装なら X1 Carbonに本製品の使用もありでした。
▲▼Core i7-8565Uを搭載するミニPC「NVISEN Y-MU01」に取り付けています。
▼簡易的なヒートシンクを取り付け。
▼早速、Windows 10の起動ドライブ化しましたが、正常に認識・稼働しています。
ベンチマークスコア、SSDの温度
続いて、CrysralDiskMark v7のベンチマークスコア、SSDの温度と使用感です。取り付けたPCは上記の「NVISEN Y-MU01」。
▼上は今回購入の addlink、下は上の記事のミニPCで取り付けていた(現在はX1 Carbonで使用)のシリコンパワー製(Amazonはこちら)。addlinkは4回ほど測定しましたが、安定してほぼ同スコアとなり、シリコンパワー製を上回っています。
▼ベンチマークの計測時のSSDの温度は、最大 52℃と良好。実際に触ってみても、シリコンパワー製のSSDほどに熱を感じません。
まとめ
約6,000円で約1,000円高のシリコンパワー製のベンチマークスコアを上回り、現在のところは発熱も抑えられているaddlink S70。そのコスパの高さはかなりのもの。公式サイトを参照すると、大手ブランドとは異なり OSクローンのソフトは用意されていませんが、Windows 10の新規インストール・再インストールでの使用なら購入もありです。
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