ACEMAGICより AMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載のミニPC「F3A AI 370」が発売に。スロット形式のメモリ、USB4を2ポート搭載

ミニPCやノートPCを展開する「ACEMAGIC」より、CPUにAMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載する「F3A AI 370」がリリース、公式ストアでは予約販売（出荷は3月10日）を行なっています。

セットモデルはスロット形式のDDR5 メモリ 32GB、PCIe SSD 1TBを搭載し、USB4を2ポート 装備しています。

引用元・販売元

2025年2月15日現在では、ACEMAGIC 公式サイトでの予約販売です。

ACEMAGIC 公式サイト

ACEMAGIC、F3A AI 370のスペック

CPUにAMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載すること以外では、冒頭に記載のとおり、メモリは2スロットのDDR5 32GB、USB4を2ポート搭載しています。また、サイズは 147 x 147 x 56mmと、縦横は一般的なミニPCよりも大きなもの。なお、標準装備のM.2 SSDは PCIe 4.0ではなく、PCIe 3.0となっています。

▲▼CINEBNECH R23のスコア（シングルコア 2034、マルチコア 21929）が公開されています。以下の記事にて、これまで実機レビューしたPCのスコアを一覧化しています。このなか、シングルコアは Core i7-14700HX相当、マルチコアはApple M4（M4 Mac mini、レビュー記事はこちら）に大きな差をつけ 高いスコアです。

CINEBENCH R23、ミニPCやノートPC 35製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標

▼XDNA2アーキテクチャのAMD Ryzen AI エンジンを搭載し、最大 50TOPS、CPU+GPU+NPUの合計では最大80TOPSとなります。製品紹介には明記されていませんが、「Copilot+ PC 認証」の要件を満たしています。

▼セットモデルのSSDはPCIe 4.0ですが、PCIe SSD スロットを2つ装備し、双方ともにPCIe 4.0に対応しています。これにより、高速なPCIe 4.0 SSDを増設・起動用として、標準装備のPCIe 3.0 SSDをデータ保存用とすることもできます。

▼冷却対応においては、CPUファンのほか、SSD冷却用のファンを備えています。また、天板裏のSSDファンのブラケットはヒートシンクを兼ねているように見受けられます。

▼詳細を確認できていませんが、おそらくはRGBライトをオフにできる仕様かと思います。また、専用ソフトにより、お好みのライティングに変更することもできます。USB4を前面・背面に配置し、映像出力はHDMI / DP / USB4 x 2の4ポート。

まとめ

AMD Ryzen AI 9 HX 370としては関連記事に掲載していますが、MINISFORUMとGMKtecからリリースされています。GMKtecの製品は既にAmazonなどにて販売されていますが、GMKtecの製品のメモリがオンボードであるのに対して、本製品は2スロット形式のメリットがあります（一方、標準装備のSSDはPCIe 3.0）。

公式サイトでの正式販売後に 国内通販にて販売されると思われますが、2025年2月15日現在 予約販売中の公式サイト価格は 139,990円。1,399円相当のポイント付与と公式サイトの登録で 10,000円オフとの表示があり、実質 128,591円での販売。GMKtecの製品（Amazonはこちら）よりも実質価格は安くなります。

引用元・販売元

ACEMAGIC 公式サイト