コロナ禍の影響もあるのでしょうか。以前よりも、多少値上がりしたような感覚もあるSSD。そのなか、Amazonや楽天市場などの通販で、7月19日時点では2.5インチ 120GBで最安となる、WINTENのSSD「WT100」を約2,300円で購入しましたので、ベンチマークスコアなどを記載します。
購入したSSD
聞きなれないブランド名「WINTEN」ですが、Amazonで検索すると、SSD以外にもポータブルディスプレイやUSBハブなどを販売しています。公式サイトもしっかりしており、輸入・販売元としてのブランドのようです。
7月19日時点のAmazonでの価格は、他に私が所有するCrucialやSanDiskの2.5インチ 120GBの場合、約3,000円となっていますが、WINTENの製品は約2,300円。700円の相違は大きくないのですが、約2割安いとなると大きな響きがあります。
大手の製品でない場合に気になるのが、SSDのクローンを行うソフトの有無。「悲報、Win 10 OSクローンソフト無料版ではクローン不可能に(4/4時点、EaseUS Todo Backup Free、MiniTool Partition Wizard) 」記事のとおり、サードパーティーのOSクローンソフトが軒並み有料化されるなか、CrucialやSanDiskの場合には無料でOSクローンソフトを提供しています。
一方の「WINTEN」の場合には、公式サイトにソフト提供の文言は見当たらず、このあたりが価格差として反映しているとも言えそうです。
▲▼例えば上記のCrucialの場合、こちらの公式サイトの取付方法にOSクローンのアプリダウンロードのURLがあり、無料でOSクローン可能です(Crucial製品限定)。このため、OSクローンを前提とした場合には、大手のSSDがよいでしょう。
▼「5年保証」のシールが貼ってある外箱
▼同一規格のために比較することに意味はないのですが、CrucialのSSDと並べてみました。
ベンチマークスコア
▼「 SSDの購入直後に行うべき初期設定の手順(Win 10版)」で記載の初期設定後のシステム情報は以下。
▼CrystalDiskMark v7のスコア。上はWINTEN WT100、下は同SSDを取り付けたPCに装備のM.2 SSDのスコア。Read / Writeともに十分な速度が出ています。また、実際に使用していても、他のSATA SSDと同じ体感速度。
まとめ
120GBで約2,300円と安価ながらも十分な速度が出ている WINTEN WT100。価格・速度・5年保証と申し分なく、増設目的であれば購入候補になる製品です。ただし、OSクローンとなると、やはりサードパーティー製のOSクローンソフトが有料となったことが厳しい。このため、OSクローンを前提とした場合には、無料でOSクローンソフトを利用できる大手のSSDがよいでしょう。
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