Amazonで販売されている 10.1インチのAndroid タブレット「Teclast TLA007」。Teclastの製品としては公式サイトや海外通販にないモデル名ですが、製品説明では「P20HD」とあり、2020年7月前後に発売のモデルです。あらためての紹介となりますが、TLA007(P20HD)のスペックなどについて記載します。
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Teclast TLA007のスペック
CPUにはコスパに優れたUNISOC SC9863Aを搭載しています。同一製品の別モデル名「P20HD」の詳細は上の記事にて掲載していますが、同記事のスペック表の再掲載です。
CPU | SC9863A 8コア、最大 1.6GHz |
GPU | IMG8322 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1920 x 1080、IPS、10点マルチタッチ |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.0、GPS 搭載 |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh、充電はUSB Type-C |
サイズ(本体) | 243 x 163 x 9.3mm、531g |
OS | Android 10 |
その他 | LTE対応、背面は金属製 |
上記の製品は「Teclast TLA007」と同じく、CPUにUNISOC SC9863Aを搭載しており、サイドのデザインや背面の色合いもよく似た製品です。私は上記の製品など、UNISOC SC9863Aを搭載するタブレットを複数をレビューしていますが、同CPUは 2020年に発売の、多くのエントリークラスのタブレットで採用されています。
▼同CPUを搭載する他の10インチタブレットの事例ですが、AnTuTu ベンチマークのスコアは約11万。
レスポンスとしては、各種アプリの起動、ブラウザやSNS関連のアプリ、動画視聴など、それほと遅さを感じない水準。スリープからの復帰後にやや遅延を感じることもありますが、国内通販価格 1万円台半ばのタブレットとしては十分です。
ただし、このクラスのタブレットでポイントとなるのが液晶の表示品質。スマホの場合には、エントリークラスの製品でも、解像度がHDクラスのものもありますが、明るさや鮮やかさでは大きな相違はありません。一方、タブレットでは、明るさや色合いが製品により異なることが多く、レビューなどを精査する必要があります。
Teclast P20HDの外観
TeclastやCHUWI、BMAXなどの中国新興ブランドの場合、エントリークラスの製品でも金属製の背面であることが多いのですが、本製品も金属製の背面となります。
樹脂製の場合には剛性不足により、やや強くホールドした際にミシミシと音がすることも多いのですが、一般的に金属製の場合には そのような現象もありません。
▼1万円台のAndroid タブレットのカメラはメモ書き代替程度と捉えるべきですが、以下の画像で特徴的な事項は、ヘアラインのような紋様の金属製の背面。
▼このクラスでLTE対応であることに加え、ステレオスピーカーを装備しています。
▼HDMIポートがなく外部出力はできませんが、電源ボタン・音量ボタンなどの配置に違和感はありません。なお、以下では厚みが薄く見えますが、イメージ画像では実機よりも薄く、ディスプレイのベゼル幅を狭く見せる傾向があることに留意ください。また、専用のマグネット装着のキーボードはありません。
まとめ
Amazonの製品タイトルに Teclastの公式モデル名にない「TLA007」の表記があり、不思議に思ったため(P20HDと同一端末です)、簡易的な記事としました。
2021年以降のUNISOCのCPUとしては、よりパフォーマンスに優れた T618 もしくはT610を搭載する製品に置き換わっていますが、セール次第では本製品もわるくはない選択となります。
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