最近のTeclastは元気がないと感じていたところで、2020年初めの人気製品「P10HD」の後継機種「P20HD」がリリースです。P10HDのCPUであるSC9863Aは変更なしですが、背面のカラーがブラックからシルバーへと、より高級感のある配色・デザインに変更されています。また、メモリは3GBから4GBへ、ストレージは32GBから64GBへと増量となり、Banggoodのクーポン価格は121.99ドルと安価ながらも、質感高めでLTE対応であることが大きなポイント。
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Teclast P20HDのスペック
私としては、CPUもスペックアップとなるとよかったのですが、そうするとTeclastのT30、M16との差別化が難しくなるために止むなしか。
P10HDとの比較では、冒頭のデザイン、メモリ、ストレージ以外に、充電がmicro USBからUSB Type-Cへと変更されています。
CPU | SC9863A 8コア、最大 1.6GHz |
GPU | IMG8322 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1920 x 1080、IPS、10点マルチタッチ |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.0、GPS 搭載 |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh、充電はUSB Type-C |
サイズ(本体) | 243 x 163 x 9.3mm、531g |
OS | Android 10 |
その他 | LTE対応、背面は金属製 |
本日、たまたまテスト中のAndroid タブレットがSC9863Aを搭載する製品なのですが、Geekbench 5のCPUベンチマークスコアは以下です。
▲一方、上の画像は中国製の100ドル台半ばのタブレットに搭載されることが多いMT6797X (Helio X27)のスコア(以下リンク先の実機で計測)。
SC9863Aを搭載する製品の一通りのテストを行なっていないのですが、短時間操作した範囲ではHelio X27と比較し著しい遅延ではないものの、画像編集など少しでも負荷をかけるとCPUの相違・遅さを感じます。ただし、Webサイト閲覧やYouTube視聴などのライトユースでは極端な遅さを感じません。
▼技術的な詳細は未確認ですが、従来のAI イメージに加え、T-Colorの導入により、画質と色の再現性を高めたとあります。私の経験では、Android タブレットのディスプレイは特に実機を確認しないとパネルの良し悪しはわからないのですが、Teclast P20HDの画質はいかがなものか。実機レビュー待ちです。
▼対応バンドは広くはありませんが、安価ながらもLTEに対応していることは、さすがにTeclast(製造元は同社ではありませんが)。コスパ高いです。
Teclast P20HDの外観
特にTeclastの場合にその傾向が強いのですが、PC・タブレットともに、イメージ画像ではよりスタイリッシュに見せることの多い中国製端末。P20HDも厚みを薄く、ベゼル幅をより狭く見せていると思われ、イメージ画像よりも控えめに見る必要があります。
▼カメラをアピールするイメージ画像ですが、おまけ程度のカメラはさておき、ヘアラインのような紋様の金属製の背面は質感高そうに見えます。手元にある100ドル未満のTeclastのタブレットでも質感高めに仕上げてくるTeclastのこと、P20HDの質感の高さは間違いないだろうと思われます。
▲▼こちらは引用した Teclastの100ドル未満のタブレットの事例。
▼ステレオスピーカーを装備しています。
▼HDMIポートがなく外部出力はできませんが、電源ボタン・音量ボタンなどの配置に違和感はありません。
まとめ
120ドルちょっとのAndroid タブレットとしては無難にまとまった Teclast P20HD。速さはないですが、この価格帯としては質感高めの端末で、Webサイト閲覧やYouTube視聴などのライトユースとしての利用を前提とすると、よい選択肢。ただし、Android タブレットは特に、ディスプレイの表示品質は実機を確認しないとわからないため、液晶の良し悪しは実機レビュー待ちです(極端に表示品質がよくないことはないものの、一般的に色調や明るさが製品毎でバラツキがあります)。
▼Banggoodでは、11月4日時点 121.99ドルで販売中。
▼Amazonでも販売されています。
▼こちらは対抗となる ALLDOCUBE iPlay 20
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