これまで多くのパソコンを操作してきた私ですが、レビュー用にお借りしたノートパソコンのなかで、その快適さから忘れらない製品が、Xiaomi Mi Notebook Pro。スペック的には更に上位の製品も使用しましたが、タイピング感のよさと、レスポンス、質感の高さともに満足な製品です。
そのXiaomi Notebook Proが外観はそのままに 2020年モデルとなり、CPUが第10世代のCore i7にアップグレードされていますので、遅ればせながらレポートします。
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Mi Notebook Proのスペック
2019年モデルのCPUはCore i7-8565Uでしたが、2020年モデルとなり、第10世代のCore i7-10510Uにスペックアップ。GPUはGeForce MX250から変更ありません。なお、2020年モデルには、 Core i5-10210Uのバージョンもありますが、以下はCore i7-10510Uのスペックです。
CPU | Core i7-10510U、1.8GHz-4.9GHz |
GPU | GeForce MX250 |
メモリ | 16GB、DDR4 |
ストレージ | 1TB PCle SSD、M.2 SATAの空きスロットあり |
ディスプレイ | 15.6インチ、IPS、解像度 1920 x 1080 |
WiFi | 11a/ac/b/g/n |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB Type-C x 2、USB 3.1 x 2、HDMI、SDカードリーダー |
サイズ | 36.07 x 24.36 x 1.69 cm、2.0kg |
OS | Windows 10 Home |
あらためてスペックを眺めてみて、CPU、メモリ、ストレージ以外で感じることは以下です。全般的には、よくもわるくも、ボディのデザイン・構成は変わっていないのですが、そろそろマイナーチェンジなどが必要のようにも思います。
- 15.6インチのディスプレイの解像度はFHDのままですが、CHUWI LapBook PlusやAeroBook Proが4K 解像度としている今では、2.5K、4Kモデルの投入があるとより魅力的。
- USB x 4、フルサイズのHDMIを搭載していることは、約3年前のモデルと思うと立派。ただし、HDMIは2.0ではなく1.4。HDMI 2.0は4Kに本格対応しているものの、HMI 1.4はフレームレートの低い4K映像止まり。
- ボディの剛性がしっかりしていることと裏腹かもしれませんが、重さは2.0kgと重く、1.7kgあたりだとさらによいのですが。
- キーボード面も含めて全面アルミ製であることについては、仮にモデルチェンジすることがあっても踏襲していただきたいポイントです。
- テンキーなしのキーボードは私の好み。キーボード面左右のベゼル幅の太さもそれほど目立たずよい感じ。
▼こちらは引用した 15.6インチ 4K 解像度のCHUWI AeroBook Pro。ボディの配色、ネーミングともに、MacBook Pro、Xiaomi Mi Notebook Proを意識しているように感じます。
▼こちらは Mi Notebook Proではありませんが、Geekbench 5のCPUベンチマークスコア。上は 2020年モデルのCore i7-10510U、下は2019年モデルのCore i7-8565U。Core i7-10510Uが上位であることには間違いないのですが、スコアの差をみると、体感できるほどの差ではないようです。
Mi Notebook Proの外観と機能性
上の画像は2018年4月にレビューした、Core i5-8250Uの2018年のモデル。外観は現在のモデルも変更ありません。
▼左右のベゼル幅は 6.52mm、画面占有率は81.5%。通常のPCとしては十分ですが、解像度はFHDではなく、2.5Kもしくは4Kのバリュエーションもそろそろ欲しいところ。
▲▼英語キーボードとしては素直な配列のバックライト付きキーボード。テンキー付きではなく、また、他の15.6インチのテンキーなしのPCと比較すると、キーボード左右のベゼル幅の太さがそれほど目立たないことは私好み。
▼サウンドをアピールするイメージ画像ですが、ここでの注目はシックな色合い。2018年以降のCHUWIのPCも同じような配色で、ぱっと見では識別できない方も多いかも。
▼USB Type-Cと3.1が両サイドにあると、さらにいいようにも思います。ディスプレイとキーボードの設置面の建て付けのよさはさすがです。
▲こちらはTecTabletsのレビュー動画。動画を視聴し、やや気になる事項は以下です。
- 仕様上、SSDはPCIe ×4 NVMeとあるのですが、CrystalDiskMarkのベンチマークスコアがそれほど伸びていないこと。スコアを見る限りでは x 2程度のスコア。PCIe x4/x3に対応していないSSDが搭載されていると思われます。
- 初代と比較すると、CPUファンの音量は抑えられているものの、ゲームを行った際にはキーボードに熱を持つとあります。
まとめ
2019年モデルのCore i7-8565UからCore i7-10510Uにスペックアップした Xiamoi Mi Notebook Pro。CPUのみならず、GPUもGeForce MX150からMX250へ、さらには、旧バージョンではGeForce MX1050を搭載するモデル(Xiaomi Mi Notebook Pro 2(GTX版)が新規リリース、進化のポイントをまとめてみた)など、派生モデルもラインナップされています。どのモデルも完成度が高いために、予算に応じては安くなった旧モデルも狙いめかも。
▼2020年モデルの価格情報はこちら。2020年3月10日時点の メモリ 16GB / SSD 1TBの価格は、GearBestが 1,169.00ドル、Banggoodが 1,199.99ドル
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