私が現在(2018年2月)でもメイン機種並みに使用しているパソコンは、2015年6月に中古で8,888円(税別)にて購入し2010年製のCore 2 Duo機。Windows 7からWindows 10へアップデートしたPCです。
今回は、このCore 2 Duo世代でのWindows 10の使用感のレポート。ブログ編集(画像編集を含む)、Webサイト/動画閲覧、オフィスソフトの使用に限定した、しかもフィーリング的な使用感であることをご了承くださいませ(ベンチマークに基づく評価ではありません)。
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使用しているパソコンの概略
使用しているパソコンは、中古で8,888円(税別)で購入したNEC メイト(MY29RA-9。2010年2月出荷 。Windows 7 Proを搭載)。これをWindows 10 Proにアップデートしたものです。
上のスクショのとおり、スペックは以下となります。なお、内蔵電池が消耗していたため、交換しています(交換費用 200円ほど。コンビニでコイン型電池CR2032を購入し交換)。
- CPUは、Core 2 DUO E7500 2.93GHz
- メモリは2GB。ハードディスクは80GB
▼2019年5月13日追記。今となっては 旧世代のCore i3、SSD搭載機がおすすめ。Windows 10 Proの端末も多数あります。
Core 2 Duo世代でのWindows 10の使用感
ちなみに、以下のマイクロソフト公式サイトに、Windows 10をパソコンでの動作要件は、CPUは1.0GHz以上、メモリは32 ビット版では 1 GB、64 ビット版では 2 GBとあります。
Windows 10 の仕様とシステム要件 – マイクロソフト
実際の使用感を列挙すると以下のとおりです。ポイントは、私の使用範囲である「ブログ編集・ブログ編集における画像編集・サイト/動画閲覧」では、CPUは必要にして十分、メモリ2GBはやや厳しい、となります。
- シングルコアまたは初期のデュアルコアとWindows XPの組み合わせと比較すると、時々 Google Chromeがメモリ不足でフリーズする以外は快適。ChromeはXP・7・Windows 10でもフリーズしがちです。
- Windows 10にアップグレードする前は、同機種でWinodws 7 Proを2カ月程度使用していましたが、全く遜色なし(むしろWindows 10のほうが快適かもしれない)。
- タブレットでWindows 10を使用しているものの、他のデスクトップPCでのWindows 10の使用経験がないために的を得てないかもしれませんが、スタートメニューのレスポンスがやや緩慢。Atom 4コアを搭載するWindows 10 タブレットも同傾向であるため、スタートメニューのレスポンスがイマイチな点は、CPUなどのスペックにかかわらず、Windows 10 共通のことかもしれません。
- ノートPC(初期のデュアルコア 1GHz・メモリ1GB)は、Linux (Zorin OS)の組み合わせで使用しています。これとの比較では、比較対象にならないほど、Core 2 Duo 2.93GHzの当機が快適。
▼こちらは、2011年製の第2世代 Core i5機でのWindows 10の使用感。2017年に多く販売されたApollo Lake機以上の快適さ。
まとめ
ブログ編集、Excel・Word、Webサイト閲覧など軽い作業では、1万円以下で購入できるCore 2 Duo世代の中古パソコンでも、Windows 10は快適に動作します。
2018年2月の追記となりますが、以下のカスタマイズにより、ベンチマークではCeleron N3450を搭載するPCを凌駕しており、自宅でのネットワーク環境の快適さもあり、ライトユースでは会社で使用しているCore i5 / Core i7機よりも快適なようにも感じます。
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▼ HDDのSSD化で快適仕様に。このSSD化による爆速ぶりには笑ってしまうほど。SSD化により、会社のCore i5 / Core i7機よりも、Core 2 Duo / SSD機がより快適に感じます。
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▼グラフィックス性能が弱かったために3,000円のグラボを増設した結果、Celeron N3450搭載のノートPCよりも、ベンチマークはスコアはかなりよい結果に。
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▼換装・増設したSSD・グラボはこちら。2つ合わせても1万円弱ですが、特にSSDの恩恵はすさまじく、もはやHDD機には戻れません。
コメント
2年ほど前に1600円ほどで購入(メモリもHDDもキーボードも一切なし)した類似機種(NEC mate 2.9GHz)の活用方策を調べているうちに、このサイトへたどりつきました。以前、win7をインストールしようとして失敗して放置状態です。おそらく64bitをインストールしようとしたのでハジカレたのではないかと思いますが、手元に32bit版がないのでそのままです。質問ですが、当方のmateには、sata3.5インチとIDE3.5インチと2つのHDDが取り付けられるようなケーブル2種がついています。OSはどちらかにしかインストールできないかどうかご存知でしたら教えてください。
余談ですが、普段はノートPCがメインで、古くて、低スペックという点では、セレロンMのCPU機(NECのvy93m)にwin10を入れて使っています。それほど遅いわけではなく、win7の時よりほんの少し早くなったような気がします。ただし、fall creaters update(1709)ではupdate(インストール)にかなり苦労しました。理由はわかりませんが、試行錯誤して、サービスやスタートアップでいくつかのソフトを無効にした上で、MSのupdateツールを使うことでなんとか成功しました。古いPCも工夫しながら使っていると、とても愛着がわきます。
念のためにWebで確認したところ、機種は異なりますが、Yahoo 知恵袋「シリアルATAのHDDとIDEのHDDを同時接続」に同種の質問・回答があり、「SATAとIDEの双方にOSをインストール可能。ただし、Biosにて1st Bootに設定したドライブが有効となる」ものと認識しています。
手元にIDEのHDDがあればIDEでもよいかと思いますが、速度の関係もありSATAが無難かと思います。
なお、Mate 2.9GHzでしたら私と同じ機種かもしれませんが、仕様を確認したところHDD接続はSATAとあり、以前に外箱を開けた際にはIDEポートはなかったような記憶です(すいません。このコメントに際してはマザーボードを確認していません)。機種・型番でググってみて仕様を確認するのもよいかと思います。
古いPCを工夫しながら使うと愛着がわくことについて、私も同感です。現在、12年前のシングルコアのVaioをChromium OSをインストールして利用しようと画策しています。USBブートもできず難航しているのですが。
わざわざ調べていただきありがとうございます。当方のmateは、MJ29R/A-Aというモデルでしたが、HDDが2つつけられるという情報はありませんでした。オリジナルは5インチベイのDVDドライブ取付られていたようなので、そのIDEケーブルなのかもしれません。
質問させていただいたのは、win7のインストールにsataのHDDをつけて行いましたが、失敗したので原因をあれこれ推測している中で、もしかしてIDEのHDDしか起動ドライブにできないのではと思ったからです。
また、クロミウムOSは知りませんでした。win10の大型アップデートができないタブレット(cpuがatom zの2千番台、3千番台はver1607までしかサポートしていないらしい)があるのでそのうち試してみたいと思います。古いPCで使える軽いLINUXではPUPPYしか知らなかったので参考になりました。
SSDの値段が半端ないことになってますw
ご指摘ありがとうございます。当記事はしばらくメンテしてなかったのですが、確かに凄まじい金額になっていましたので、リンク先を変更しました。