ハイエンド寄りとエントリークラスの2台のパソコンで Windows 11を導入し、使い勝手やシステムの負荷状況を確認しています。そこで確実に言えることは、Windows 11でも10と同様に バックグラウンドで多くのシステムプロセスが動作し、エントリークラスのパソコンでは大きな負荷となっていること。
システムプロセスの詳細を記載するものではありませんが、Celeronを搭載するWindows 11のパソコンでのシステムプロセスの動作状況について記載します。
Windows 11、エントリーPCでのCPU使用率の事例
今回の確認で使用したパソコンは、以下のCeleron 3867U、メモリ 8GB、SSD 128GB、2.5K 解像度の12.5インチノートです(XIDU Tour Pro、AliExpressでの販売情報はこちら)。以降の画像は同端末でのタスクマネージャーのスクショです。
▼CeleronクラスのCPUを搭載するパソコンの場合、Windowsの起動時、特に久しぶりの起動した場合には、CPU使用率が100%張り付きの時間が多くなることは Windows 10と同じです。
▲▼赤枠は Windowsの更新時に必ず大きな負荷となる「Windows Modules Installer Worker」。更新後のバックアップファイルのクリーニングなどを行うプロセスのため、これが出現すると終了するまで待つしかありません。「サービスホスト : Windows Update」も頻繁に動作するプロセスです。
▲▼こちらの「Microsoft Office Click-to-Run」は、Microsoft Officeのインストール(更新)をスムーズに行えるようスタンバイしているプロセスですが、CPU使用率に大きな影響を与えるものの一つです。
▲▼Windows 10では見た記憶のない「MoUSO Core Worker Process」なるプロセスが動作していることも。これは Windows アップデートの更新確認を行うプロセスのようですが、他のユーザーさんの事例では、Windows 10で暗躍(常にスリープから復帰の事例も)しているいるようで、以下の記事に回避策が掲載されています。
MoUsoCoreWorker.exe がコンピュータをスリープ状態から復帰させ続ける
▲▼こちらの「Modern Setup Host」も、CPUを大量使用する事例の一つ。
▼もちろん、常にCPUやメモリを対象使用している訳ではなく、以下のように低い使用率のこともあります。ただし、Celeronクラスの場合には、Google Chromeなどのアプリを操作していても、すぐに高い使用率となってしまいます。
まとめ
Celeronを搭載するエントリークラスのパソコンでの、Windows 11のシステムプロセスの動作事例の簡易的な記事でした。Windows 10と同様にバックグラウンドでの動作、CPUの使用率も100%、100%近くになることも多く、レスポンスの悪化を招いています。
会社のパソコンは、今回確認した端末と同じCPUを搭載していますが(Windows 10)、セキュリティの関係からWindowsの更新をブロック、社内LANを除いた外部との接続も必要時以外はブロックしており、CPU使用率はそれほど高くありません。やはり、Windowsの更新関連がCPU使用率の大きなネックとの認識です。
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