Fire TV Stickが売れている日本では馴染みのないTV Boxですが、海外では多くの製品が販売されています。そのTV Boxのなかで、GearBestの担当さんによると、39.99ドルのTV Box「N5 NOVA」の売れ行きが好調のようです。Android 9.0を搭載するピュアな端末としては、その安価な価格からお遊び端末としては魅力的。この価格でエアーマウスも付属しています。
N5 NOVAのスペックと特徴
N5 NOVAのスペックは以下となっています。
- CPU : RK3318、4コア
- GPU : Mali-450
- メモリ : 4GB
- ストレージ : 64GB
- WiFi : 11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth : 4.0
- ポート類 : USB 3.0、USB 2.0、HDMI、有線LAN、TF カードスロット
- サイズ : 13.40 x 13.40 x 2.50 cm、170g
- OS : Android 9.0
安価な端末ながらも、CPU以外は100ドル前後のスマホのスペックは揃っています。CPUのRK3318のを確認してみると、私が2014年末あたりに購入した以下のAndroid Stickが同CPUを搭載しています。
Android 4.x時代のCPUですので、速いとは言いませんが、メディア視聴端末としては不都合ないレベルでしょう。実力的には、現行の第2世代に近い水準かと思います。ただし、Fire TV Stickはメモリが1GBと少ないため、AndroidがベースのFire OSとピュアなAndroidとの相違はあるものの、Fire TV Stickで無理やり Androidアプリを動かすとメモリ不足を感じます。
▼日本語対応しているかどうかは未知数ですが、音声対応のエアーマウスが付属していることも特徴。
▲▼私の以下のTV Boxに付属のリモコンの使用感では、リモコン本体の使い勝手よりも、アプリの対応状況がポイントかもしれません。
▼ポート類は、USB x 2に有線LAN、出力用のHDMIポートと、TV Boxとしては十分。
▼最近のTV Boxの動向を確認していないのですが、大きなポイントは「どのスマホでもテレビにキャスティング可能」と(製品紹介に)あること。
Miracast、DLNA、AirPlayに対応とありますが、iPhoneの場合に現行のFire TV Stickでは、有料アプリなしにFire TV Stickを通じたミラーリングができないため、記載のとおりにiPhoneでもミラーリングできれば大きな魅力(Google PalyにAir Playアプリがあるため、対応していることでしょう)。
▼製品の全体像。時計替わりに利用することもできそうです。リモコンの仕様詳細は未確認ですが、テキスト入力までは対応していないようです。私の他のTV Boxでの使用感では、リモコンがどこまで機能するかはアプリによって異なるとの認識です。
まとめ
安価な端末であり、Fire TV StickのFire OSのようにメディア視聴用に最適化されたものではなく、あくまでピュアなAndroid 9.0ベースのため、過度の期待はせずに、お遊び要素としての購入なら よいのではと思います。試しに車のナビにHDMI接続して遊んでみる、といった使い方もできそうです。そもそも、Android ベースの安価な2 Din カーオーディオも販売しているのですが。
▼GearBestでの2019年8月14日時点の価格は 39.99ドル。
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