同スペックの他社ミニPCよりも低価格で販売されることの多い「TRIGKEY」の製品。CPUにAMD Zen 3 アーキテクチャのRyzen 7 5800Hを搭載する「Speed S5 Pro」のメモリ 16GB / PCIe SSD 512GB モデルが、Amazonにて 41,640円で販売されています(11月11日現在)。
私はRyzen 7 5800Hを搭載するミニPCを2台所有していますが、在宅勤務や普段使いでのレスポンス、静音性を考慮すると、この水準のミニPCが最もコスパがよいとの認識です。
販売元・引用元
所有する Ryzen 7 5800HのミニPC
参考までの記載ですが、AMD Ryzen 7 5800HのミニPCとして、以下の「Beelink SER5 Pro」と「GEEKOM A5(上の写真)を所有しています。いづれも快適レスポンスと静音であることは共通していますが、「Beelink SER5 Pro」はファンを2つ搭載して冷却をしっかりと考慮(TRIGKEY Speed S5 Proも同様)、「GEEKOM A5」は、標準装備のPCIe SSD以外に、2.5インチ SATA SSDと 2242サイズのSATA M.2 SSDを増設可能の特徴があります。
上記のレビュー機は、いづれもメモリ 32GBを搭載していますが、「GEEKOM A5」のGeekbench 5とドラクエベンチマークのベンチスコアは以下です。この水準のスコアとなると、在宅勤務などにおいては、例えば 上位のCore i5-13500H(レビュー記事はこちら)を搭載するPCと比較しても、ほぼ同じ体感レスポンスで動作します。
TRIGKEY Speed S5 Proのスペック
Amazon サイトや公式サイトにはサイズの記載がないのですが、サイドのパンチング板や前面のポート類の配置、同社の他製品の傾向(Beelinkの製品とデザイン違いの製品が多い)から、上記の「Beelink SER5 Pro」のデザイン違いと思われます。このため、サイズは推定として、Beelink SER5 Proのものを記載しています。また、CPUファン以外にシステムファンを搭載していることも、SER5 Proと同じです。
CPU | AMD Ryzen 7 5800H、8コア16スレッド、最大 4.4GHz |
GPU | AMD Radeon Graphics 8コア 2000MHz |
メモリ | 16GB DDR4-3200 (8GB x 2、1600MHz)、最大 64GB |
ストレージ | 500GB M.2 PCIe 3.0 SSD、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB 3.2 x 3、USB 2.0、USB Type-C(DP対応)、HDMI、DisplayPort、有線LAN |
サイズ | (推定 12.6 x 11.3 x 4.2 cm) |
OS | Windows 11 |
▼繰り返しですが、私は「TRIGKEY Speed S5 Pro」は「Beelink SER5 Pro」のデザイン違いとみています。相違としては、SER5 Proの天板がパンチング板(ただし、11月11日時点のデザインは異なるようです)なのに対して Speed S5 Proはフラットの天板、SER5 Proの映像出力が HDMI x 2 / USB Type-Cであるのに対して、Speed S5 Proは HDMI / DisplayPort / USB Type-Cであること。
▼2023年11月11日時点のAmazon 価格は、3,000円オフクーポンの利用により 41,640円。ちなみに、同仕様のBeelinkの製品(上ではレビュー当時のモデル名「SER5 Pro」としていますが、SER5 Maxのモデル名で天板のデザインも異なる)が 46,240円ですので、5千円ほど安い価格設定です。
▼こちらは文中で引用の、同じく AMD Ryzen 7 5800Hを搭載の「GEEKOM A5」。内部も含めた作りのよさ、SSDを3基搭載できる点で、こちらもおすすめの製品です。
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