ミニPCのなかでも、特にコスパの優れた「TRIGKEY」ブランドの製品ですが、インテル製 CPUを搭載する製品のほか、AMD Ryzen 7 3750H、メモリ 8GB、PCIe SSD 256GBの「Speed S3」も販売されています。メモリは16GBが望ましい方も多いと思いますが、空きスロットを備えているため、メモリの増設も可能です。
最大の特徴はその価格。メモリ 8GB / SSD 256GBの Banggoodのクーポン価格は 約42,000円と、Amazonで販売の同CPUの他製品(ただし、メモリ 16GB / SSD 512GB)と比較すると約30,000円の価格差があります(2021年12月25日時点)。
TRIGKEY Speed S3のスペック
「TRIGKEY」ブランドのミニPCは、Jasper Lake N5095を搭載の「Green G2」を含め、以下の3製品を記事にしていますが、ボディ・内部の構成は共通となり、メモリスロットを2つ備え、メモリの換装・増設が可能です。また、他の多くのミニPCと同様に、2.5インチ SSD ・HDDを増設することもできます。
- TRIGKEY Speed S、Core i5-8279U搭載でクーポン価格38千円と、高コスパなミニPC
- TRIGKEY Speed S1、Core i3-8109U搭載のミニPCが約3万円で販売中。 Ryzen7 3750H版のクーポン情報も
- TRIGKEY Green G2、Jasper Lake N5095搭載 ミニPC 実機レビュー。ベンチスコアはCore i5-5200U相当、かなりおすすめの200ドルPC
▼Speed S3のスペックはこちら。
CPU | AMD Ryzen7 3750H、4コア8スレッド、最大 4.0GHz |
GPU | AMD Radeon RX Vega 10 |
メモリ | 8GB DDR4、最大 64GBまで増設可能 |
ストレージ | M.2 PCIe SSD 256GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | WIFI5 -802.11 ax |
Bluetooth | 4.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、USB Type-C、HDMI x 2、有線LAN |
サイズ | 12.6 x 11.3 x 4.0 cm |
OS | Windows 10 Pro |
▲▼下のベンチマークスコアは、同じく AMD Ryzen7 3750Hを搭載するミニPC「MINISFORUM UM700」の再掲ですが、Single-Core、Multi-Coreともに インテル 第8世代のCore i7 8550U以上となり、GPUに強い AMD Ryzenですので、Multi-Coreと3D Mark 11のスコアは大きく凌駕しています。
▼ハイエンド寄りのCPUを搭載するミニPCでも、価格を抑えるために SATA SSDを搭載する製品も多いのですが、本製品は高速なPCIe SSDを標準装備しています。ただし、発熱の関係からか、最大 1900Mb/sと速度は控えめ。
▼スペックの割には安価な製品ですが、CPUファンとヒートシンクにも抜かりなく、手元にある同型のGreen G2(ただし、発熱の少ない Jasper Lake N5095)と同様の構成の場合には、ファン音量も大きくないと思われます。
▼USB 3.0 x 2、USB-C (Thunderbolt 3)、HDMI x 2、有線LANを備え、拡張性も十分。前面には USBポートのほか、CMOS クリアも備えています。なお、ボディの材質は、底板とサイドのパンチングは金属、その他は樹脂ですが、樹脂の部分も金属超の塗装により チープ感はありません。
価格情報
Banngoodでのメモリ 8GB / SSD 256GB版の販売価格は、クーポン「BGJPJANN28」の利用により 359.99ドル(クーポンは 1/31まで有効)。円貨換算では約42,000円。メモリ 16GB / SSD 512GB版は クーポン「BGJPJANN29」の利用により 429.99ドル(約50,000円)
Banggoodでのセールは終了しましたが、2023年1月3日現在、Amazonでは AMD Ryzen 5 3550H、メモリ 16GB、PCIe SSD 500GB版が 35,530円で販売されています。
▼こちらは今回紹介のSpeed S3と同ボディを採用する Green G2の実機レビュー。ボディの構成の参考に。
▼こちらは インテル 第8世代のCPUを搭載する「Speed S」と「Speed S1」。コスパの高さでは「Speed S3」に劣りません。
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