Banggoodにて、CPUにJasper Lake (Celeron) N5100を搭載するミニPC「TRIGKEY Green G3」が販売されています。Jasper Lakeを搭載するミニPCは多数あるなか、「TRIGKEY Green G2」はいち早く N5095を採用していましたが、Green G3は一回り小さいボディに N5100に変更しての販売です。
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TRIGKEY Green G3のスペック
M.2 SSDに 2.5インチ HDD / SSDを増設可能と、ミニPCとしては標準的な構成です。ただし、メモリは1スロットとなり、16GBに換装できましすが、8GB x 2の2枚に対応しておりません。
CPU | Intel Jasper Lake (Celeron) N5100、4コア4スレッド、最大 2.8GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB DDR4 |
ストレージ | M.2 SATA SSD 128GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | 11 b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、HDMI x 2、有線LAN |
サイズ | 115 x 102 x 41mm、295g |
OS | Windows 11 Pro |
上の記事は CPUにJasper Lake N5095を搭載するミニPC「Beelink Mini S」の実機レビュー記事ですが、「TRIGKEY Green G3」は同じボディを搭載するCPU違いの製品です。
以下の記事にも掲載していますが、Jasper Lake N5095 / N5100はベンチマークスコア・体感レスポンスともに同水準となり、N5095はデスクトップ向け、N5100はモバイル向けです。体感レスポンスは、インテル 第5世代のCore i5-5200U相当となり、Web サイトのブラウジングやWord、データ量が過度に大きくないExcelでは、サクサクと動作する水準です。
▼左は「TRIGKEY Green G3」、右は「Beelink Mini S」の内部の構成ですが、2.5インチ HDD / SSDのシールドも含めて同じであることがわかります。なお、ボディの材質は樹脂です。
外観
続いて外観について、ポイントのみ記載します。ボディのサイズは 115 x 102 x 41mmと、一般的なミニPCよりも一回り小さいです。Green G2のサイズが 124 x 113 x 4 mmですので、縦横ともに約1cm小さくなります。
▼ポート類は USB 3.0 x 4、HDMI x 2、有線LANと、USB Type-Cは未装備です。また、前述のとおり、メモリは1スロットとなり、デュアルチャネルにできません。
▼こちらは同じボディの「Beelink Mini S (Beelink Mini S ミニPC 実機レビュー、Jasper Lake N5095搭載でサクサク動作、コンパクトかつ静音仕様で在宅勤務にもおすすめ)」の実機写真です。N5100はN5095よりも省電力であり、CPUファンの音量はほとんど気にならない水準かと思います。私が所有のJasper LakeのミニPC 3台は、いづれも多くの時間は無音に近いです。
まとめ
TRIGKEY Green G3 / Beelink Mini Sの場合、メモリスロットが1つのみであることがマイナスポイント。さらに Green G3の場合には、私が知る範囲では国内販売しておらず、円安の影響を受け、国内通販と比べて価格的な優位性が薄れてしまうのが残念なところ。
上記により、私として Amazonでより安価で購入できる「Beelink Mini S」、メモリ 2スロットが好みの場合には「Beelink U59 Pro」などをおすすめします。
▼ 2022年10月16日追記。国内通販でも販売開始となっています。AmazonとAmazon以外では かなりの価格差があります。
▼競合する「Beelink Mini S」の2022年9月3日時点の価格は、クーポン利用により 22,800円。
▼こちらは引用した「Beelink U59 Pro」の実機レビューと価格情報の記事。
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