多くのAndroid タブレットやPCなどを展開するTeclastからリリースの、15.6インチノート「Tbolt 20 Pro」。インテル 第8世代のCPUである 4コア8スレッドのCore i5-8259Uを搭載し、一般的な用途ではキビキビと動作します。メモリは8GB、ストレージはSATA SSD 256GBですが、PCIe SSDの空きスロットを備え、高速なNVMe対応のSSDを増設することができます。2021年10月14日時点のBanggoodの販売価格は 479.99ドル(日本円換算で約55千円)。
Teclast Tbolt 20 Proのスペック
Teclast Tbolt 20 Proのスペックは以下となります。
CPU | Core i5-8259U、4コア 8スレッド |
GPU | Intel Iris Plus Graphics 655 |
メモリ | 8GB DDR4 |
ストレージ | 256GB M.2 SATA SSD、PCIe SSDを増設可能 |
ディスプレイ | 15.6インチ、IPS、解像度 1920 × 1080 |
WiFi | 11a/ac/b/g/n |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | USB-A 3.0 x 2、USB-A 2.0、USB Type-C x 2、HDMI、Micro SD |
バッテリー容量 | 5500mAh |
サイズ | 358.7 x 240 x 20.5 mm、1.8kg |
OS | Windows 10 Home |
その他 | 4スピーカー、バックライト付キーボード |
上のスペック表は、同CPUを搭載する 以下の15.6インチノート「CHUWI CoreBook XPro」のスペック表をベースに編集したもの。TeclastとCHUWIは、過去に同じOEM製品を販売していた事例もあり(中国では他ブランドでもよくあること)、「デザイン違いの製品かも?」と思っていたのですが、ポート類やサイズから判断すると別物のようです。
▲CHUWI CoreBook XProとの比較も含めたコメントは以下です。
- CPUのCore i5-8259Uとメモリ 8GBは同じ構成。
- イメージ画像では、両製品ともにメモリを増設できるようにも見えますが、スロットは一つのみとなり増設できません。8GBを16GBへの換装はできます。
- CoreBook XProのストレージは 高速なPCIe SSDを標準装備ですが、Tbolt 20 ProはSATA SSDとなり、PCIe SSDをユーザー増設することができます。
- CoreBook XProは有線LANポートを装備していますが、Tbolt 20 Proは未装備。
- サイドの赤のラインが特徴的な CoreBox XProのボディに対し、Tbolt 20 Proはオーソドックスなデザイン。Tbolt 20 Proの製品紹介にあるイメージ画像は、ボディを薄く見せているため留意ください。
▼Core i5-8259Uを搭載するPCのベンチマークや体感レスポンスは、以下の記事を参照ください。私は在宅勤務や記事編集で使用することが多いのですが、キビキビと動作します。
▼USB Type-Cポートが二つありますが、一つは外部映像出力にも対応するフル機能、他方はデータ専用です。
▼Teclast、CHUWI、BMAXなどの中国新興ブランドの製品としては珍しく、4スピーカーを備えています。
価格情報
Amazonでも展開する Teclastですが、2021年10月14日時点 Tbolt 20 Proは Amazonで販売されていないモデルです。Banggoodの10月14日時点の価格は 479.99ドル(日本円換算は約55千円)。このクラスの15.6インチノートとしては安価です。
なお、同CPUを搭載する以下のミニPC「CHUWI CoreBox」は、Amazonにて 44,400円にて販売されています。同クラスのミニPCでは格別に安価なミニPCであり(他製品は6万円前後)、CoreBoxはメモリ 16GBとなりますが、プラス 11,000円で15.6インチのディスプレイ・キーボード付属であることを考慮すると、Tbolt 20 Proのコスパの高さは十分です。
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